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急性中耳炎 症例252

四国徳島から発信しています。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎に代表される耳鼻咽喉科感染症に対して、ウイルス感染を考慮した診療を続けています。

55歳の患者さん。
受診理由:右難聴・右耳閉感。
鼻汁・鼻閉・咳・痰(後鼻漏)もありました。
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①右鼓膜膨隆中等度。左鼓膜は穿孔があり、フェノール、テルダーミス等での処置にて閉鎖に成功いたしました。鼓膜の厚さに不均衡ありますが鼓室内貯留液は認められません。
膿性鼻汁、左に大量、右は中等度。
診断は急性中耳炎・急性副鼻腔炎、では不合格
細菌性かウイルス性かの判別後治療スタートしないと。
血球計測を省きましたが、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎、ですよ。
抗菌薬(抗生物質)無しで1週間後、
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①右鼓膜は膨隆消失、滲出性中耳炎に移行していました。予想通りです。自力で治している所です。
②大量の膿性鼻汁、きれいに消失していました。

メーカーのパンフレット、講演会での先生方の発言、ウェブ上での記事等に疑問を感じるものです。
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by hanahanak2 | 2011-11-30 11:32 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性扁桃炎

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科感染症に対して、ウイルス感染を考慮した診療を行う必要があると思います。
そうしないと、抗菌薬(抗生物質)の雨嵐となります。


30代の患者さん。
急性扁桃炎の患者さん。
高熱、咽頭痛、扁桃白苔認めました。
ウイルス性かも知れません。
血球計測、
末梢血液白血球数  18,500/μl H
白血球3分類  リンパ球  2,000/μl 
           単核球     800/μl
           顆粒球  15,700/μl H

明瞭な細菌性感染症のパターンになりました。
白血球数1.3万以上、顆粒球(ほぼ好中球)1万以上かつリンパ球2千以下、でした。
抗菌薬の副作用が出ないようにと念じての使用になりました。

久し振りの抗菌薬使用でした。
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by hanahanak2 | 2011-11-29 18:30 | 白血球 | Comments(2)

痰がからむ、声が出ない。

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科感染症、特に急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、そのほとんどがウイルス感染症と思います。
「白血球数とその分類」検査で明らかです。


20歳代の患者さん。
1週間以上、痰がからむ、声が出ない、頭痛も出てきた、との事で受診されました。
発熱無し。
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大量の粘膿性鼻汁が後方へ流れているのがお分かりと思います。
急性副鼻腔炎です。
血球計測、
末梢血液白血球数 8,100/μl
ウイルス性急性副鼻腔炎です。
抗菌薬は使わないのが正解です

症状・視診から重症度を求めて、耐性菌を考慮した診療をするべきではないと思います。
ウイルス感染症を念頭に置いた診療をすべきと思います。
ウイルス感染症に抗菌薬(抗生物質)を投与して有益なことは無いと思います。

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by hanahanak2 | 2011-11-28 10:27 | 白血球 | Comments(1)

日本耳鼻咽喉科学会第25回専門医講習会テキストから

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科感染症に対し「ウイルスを考慮した診療」に心掛けています。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎については代表的なウイルス感染症と思い至りました。


11月に開催された専門医講習会に参加、テキストに目を通していくとありました。
「急性鼻副鼻腔炎ガイドライン」。
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ウイルスで始まった感染症は終始ウイルス感染症で完結する場合が圧倒的に多いが理屈に合っているはずです。
「白血球数とその分類」検査をすれば明らかです。

本当に、誠に、簡単、単純な理屈なんですが、不思議な不思議な耳鼻咽喉科の常識です。
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by hanahanak2 | 2011-11-27 21:13 | 記事から | Comments(0)

肺炎球菌性肺炎

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科関連感染症診療に対し、ウイルス感染を考慮した診療を続けています。

製薬メーカーからいただいたパンフレット。
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10年前の私だったら、「このくすりは良く効く薬だなあ」という印象になっていました。
今は、「ウイルス感染を全く考慮していないじゃないか」となります。
異論ありです。
レントゲン検査で肺炎像を認めるのは事実です。
喀痰培養で肺炎球菌を検出が検出され、白血球数13,700/μlと増多し、CRP高値だから、肺炎球菌性肺炎と診断しています。そして抗菌薬(抗生物質)の投与とともに改善しているから細菌性感染症との診断に合致しているとのお考えです。
①喀痰培養で肺炎球菌を検出しても、それが原因菌とは言えないことは周知の事実です。結核菌を検出した場合とは違うのです。
②白血球数増多だけでは細菌感染とは言えません。ウイルス感染でも増えます。白血球分類を考えないと。
③肺炎でCRP高値も細菌感染の指標にはならないです。ウイルス感染でも高くなります。
④CRP値、検査時点での値を示していないと思います。数日前の状態を示しているはずです。検査値はずらして考える必要があります。
⑤抗菌薬投与で治った。だから抗菌薬で治したとは言えないと思います。
私が言いたいのは、
感染症、特に呼吸器感染症では、ウイルス感染を考慮した診療をしないと、何でもかんでも細菌感染症になってしまいます、ということです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎の診療も同じです。

時代は変わっています。
ウイルス感染を考慮した診療が重要と思います。

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by hanahanak2 | 2011-11-25 12:19 | 記事から | Comments(0)

耳閉感

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、代表的なウイルス感染症と思います。
従って、抗菌薬(抗生物質)を使用する場面は本当に限られてくるはずなんですが・・・・・・。


アラフォー世代の患者さん。
受診理由は「1週間前より右耳が詰まった感じ」でした。
鼻症状は、こちらから聞くと教えてくれました。
「咳・痰は何時ものこと」と。
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①右鼓膜は透明性不良ですので、鼓室内貯留液の存在が考えられます。
②鈎状突起ですが、右はポリープ状肥大が強いです。左は軽度肥大のみ。
③左粘性後鼻漏中等度、右膿性後鼻漏大量です。

診断:慢性副鼻腔炎のウイルス性急性増悪。

鼻汁の減少とともに、通常、中耳炎は治ってきます。
抗菌薬不使用待機作戦です。

最も重要なのは、日常的に鼻症状を起こしている「慢性副鼻腔炎」を将来に向けてどうするか、なんですが。
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by hanahanak2 | 2011-11-22 15:41 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例251

こんにちは。
四国徳島からです。
快晴です。

耳鼻咽喉科の代表的な感染症、それが代表的なウイルス性感染症であるという結論に至り、
抗菌薬(抗生物質)を使った従来の診療に警鐘を約10年前より鳴らしております。


3歳2ヶ月の患者さん。
受診理由は「左耳痛」、咳も鼻汁も。
両側鼓膜、中等度白っぽい膨隆
急性中耳炎と診断するのは容易です。
耳垢の除去の方が難しいです。
これに抗菌薬を使うのには疑問があります。
血球計測を行いました。
末梢血液白血球数  15,200/μl H
白血球3分類   リンパ球  3,500/μl H
           単核球   1,200/μl H
           顆粒球  10,500/μl H

白血球数が1.5万以上です。
白血球増多は細菌感染症でもウイルス感染症でも起こります。
白血球数1.5万以上で顆粒球1万以上でも、リンパ球3千以上ならウイルス感染症ですよ。

風邪症状の初期・ピーク時・回復期・こじらせた時等に、「白血球数とその分類」検査をやってみて下さい。
如何に、抗菌薬を使い過ぎて来たかが分かると思います。

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by hanahanak2 | 2011-11-21 11:35 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例250

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、それは代表的なウイルス感染症と思われます。
白血球数とその分類」検査で分かると思うんです。
感染症診療のABCですよ。


3歳8ヶ月の子供さん。
風邪症状が続いていて受診前夜、「耳が痛い」と。
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鼓膜は自壊し耳漏を認めました。
この段階では耳痛は消失していました。
血球計測、
末梢血液白血球数  16,500/μl H
白血球3分類  リンパ球   4,400/μl H
           単核球    2,100/μl H
           顆粒球   10,000/μl H

この数値、ウイルス感染症のパターンです。
顆粒球(ほぼ好中球)が1万以上、白血球数が1.3万以上でも、リンパ球が3千以上なら、ウイルス感染症です。抗菌薬は使わないが正解です。
ウイルス感染症に抗菌薬(抗生物質)投与、待ち受ける副作用に遭遇する危険性が大きいですよ。
出来る限る使わないが、重要です。
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by hanahanak2 | 2011-11-17 09:31 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例42 その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス性上気道感染症と私は思います。
ウイルス感染症に抗菌薬使用、体調を崩す原因ともなりますので、回避する必要があると思います。


当院初診1歳6ヶ月、現在6歳5ヶ月の患者さん。
断続的に受診しています。
受診の度にウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎には抗菌薬(抗生物質)は要らないのです」と言い続けています。
現在の状態、
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増悪改善を繰り返し、急性中耳炎、今月はベストでした。
それに比べ、急性副鼻腔炎は最悪状態でした。鼻汁の安定化が課題です。
急性副鼻腔炎診療の困難さがお分かりになると思います。
節目節目の「白血球数とその分類」を提示してみます。
2007年12月、
末梢血液白血球数  4,600/μl
抗菌薬は要らんです。
今年4月、
末梢血液白血球数  7,500/μl
抗菌薬不要。
その1週間後、
末梢血液白血球数  14,200/μl H
白血球3分類   リンパ球  7,100/μl H
            単核球   1,400/μl H
            顆粒球   5,700/μl

顆粒球(ほぼ好中球)1万以下は抗菌薬不要と思います

こんな具合ですので、当院では抗菌薬を当患者さんには、初診以来一度も使っておりません。
ウイルス感染を考慮した診療を心掛けるとこんな風になります。

お近くの耳鼻咽喉科にてご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-11-16 14:36 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例189 その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス性上気道感染症と思います。
従って、抗菌薬(抗生物質)投与に関係なく、改善増悪再発を繰り返しております。
「薬飲んどるのに治らん」状態を繰り返しているはずです。


2歳6ヶ月の子供さん。
昨年9月9日に書き込みした患者さん。
仕事みたいに風邪症状、急性中耳炎・急性副鼻腔炎を伴う急性上下気道炎を繰り返しています。
繰り返す度にウイルス抗体を積み増ししていると思います。
時々に血球計測していました。
昨年11月中旬
末梢血液白血球数 21,400/μl H
白血球3分類  リンパ球  6,600/μl H
           顆粒球  12,300/μl H

ウイルス感染症の数値です。リンパ球3千以上がポイントです。
昨年11月下旬、
末梢血液白血球数  18,700/μl H
白血球3分類   リンパ球  7,800/μl H
            顆粒球   8,700/μl H

ウイルス感染症です。顆粒球1万以下です。
今年4月、
末梢血液白血球数  15,900/μl H
白血球3分類   リンパ球  5,900/μl H
            顆粒球   8,200/μl H

ウイルス感染症でした。顆粒球1万以下でした。
そして今月
末梢血液白血球数  13,000/μl H
白血球3分類   リンパ球  5,300/μl H
            顆粒球   6,200/μl

今回もウイルス感染症でした。顆粒球1万以下で決定でした。

ウイルス性急性上気道感染症には抗菌薬を使わない。
子ども達にも高齢者の方々、すべての年齢層の方々の健康生活にとっての重点項目と思います。
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by hanahanak2 | 2011-11-15 16:08 | 白血球 | Comments(0)