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重症アレルギー性鼻炎、しかし手術は嫌そう。

四国徳島からです。

急性中耳炎は、待機作戦で、例外を除いて何となく治ってしまいます。
しかし、
鼻閉・鼻汁(後鼻漏)は生涯の問題となります。


初診は10歳時、今回受診時は16歳でした。
鼻閉・鼻汁高度ですが1回/年ぐらいの受診です。
3年前、下鼻甲介超音波凝固術をやっております。
鼻処置自体を嫌がっております。
今回受診理由は「左耳が痛い」でした。
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①左外耳道・鼓膜には「一面の傷」。耳かきのやり過ぎです。「痒い時には綿棒にニゾラールとパルデスを付けて痒い個所に塗って下さい」「定期的に診察に来て下さい」
②診察時には、左鼻閉高度。鼻水が垂れてきていました。これでは、苦しい高校生活を送っていると想像してしまいます。

鼻はやっかいです。
副鼻腔炎は急性慢性混合型になり、アレルギー性鼻炎と鼻中隔弯曲症が加わり、薬だけではコントロール出来なくなってしまいます。
30年前40年前には不可能だった内視鏡下鼻腔・副鼻腔手術が外来日帰りで可能となっております。
完成してしまった不可逆性病変は外科的な処置が必要と思います。

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by hanahanak2 | 2011-10-31 09:57 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎の背後に、何が?

四国徳島からです。

高度鼻閉を伴っているアレルギー性鼻炎患者さんを診るにつけ、どうにかしてあげたいと手術を提案しています。

24歳の患者さん。
当院の初診は19歳。
それまでに2回のレーザー照射による下鼻甲介粘膜焼灼術をうけておられました。
21歳、当院で局麻下日帰りにて、鼻中隔矯正術・両下鼻甲介超音波凝固術、実施。
経過良好と患者さんも私も思っておりましたが、10月下旬来院され、
「鼻閉・鼻汁がひどい」と。
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①鼻中隔、問題なし。
②両下鼻甲介肥大中等度。
③最大の問題点は、左中鼻甲介。後方ほど肥大が強くなっています。左右交代するとは思います。
即日、クリニカライト下両下鼻甲介超音波凝固術
術直後、
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下鼻甲介後端まで出来ていると思います。
前回は粘膜下までの凝固でしたが、今回は骨に達する程度でやりました。
これで症状は改善しますが、今回は、下鼻甲介凝固に続いて、中鼻甲介切除を考えております。
内視鏡下にマイクロデブリッダーを使用すると、後端まで本当にきれいに出来ます。

下鼻甲介手術を受けたのに改善しない場合は、中鼻甲介手術を考えて下さい。
日帰り手術です。
鼻中隔・下鼻甲介・中鼻甲介のバランスを是正するには、中鼻甲介の病変をも軽減する必要があると思います。


お近くの耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-10-30 16:53 | 超音波凝固切除 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎

四国徳島からです。

治らない、薬物治療で改善しない、鼻腔・副鼻腔症状に対しては、年齢を考慮した手術を提案しています。
現時点の技術を駆使すれば、大幅改善は可能な時代です。


27歳の患者さん。
乳幼児期には気管支喘息で苦しんだ患者さん。
次第に喘息発作は少なくなってきましたが、高度鼻閉・大量鼻汁には依然悩まされ続けています。
当院受診すれば手術を勧められるので他科で投薬してもらっていましたが耐えられなくなり今回2年半ぶりの来院となりました。
平成20年には両下鼻甲介超音波凝固しております。
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患者さんも手術覚悟で来ていました。
左下鼻甲介超音波凝固のみで、術後の鼻閉の負担を考慮しました。
骨に達する程度にやりました。
後半部にも達するようにファイバースコープで確認しながらやりました。
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術直後の状態です。

超音波凝固切開装置は、粘膜表面だけの凝固も骨に達する程度にも調節可能という点にもメリットがあります。

お近くの耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-10-29 16:17 | 超音波凝固切除 | Comments(0)

ある抗菌薬(抗生物質)パンフレット

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症と思います。
従って、「耐性菌を考慮した抗菌薬療法」は原因菌ではなく、常在菌を死滅させる療法となっていると思います。


こんなパンフレットをいただきました。
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①有効率98.7%、菌消失率96.3%100%等をみると、素晴らしい抗菌薬と思います。
②しかし、抗菌薬を使わずとも、昨日書き込みした患者さんのように超高速で改善していく場合がありますし、大多数はなんとなく改善していくもんです。結局1週間後には鼓膜膨隆も耳漏もほとんどの患者さんでほぼ著明改善しています。
③「耳漏又は膨隆スコアの推移」に参加した153名の患者さんは投与3日目も投与終了時にも全員が判定の診察に来院出来たか、大いに疑問です。副作用で脱落都合で来院中止がたくさん起こっているはずです。
④だから、きちんと服薬できてきちんと来院できデータがきちんと取れた患者さんの内から153名なり24名を選んだ可能性が否定出来ないと思います。
⑤菌消失率100%とかも問題です。菌検査で検出された菌を原因菌としてしているのは何とも理解し難いものです。常在菌を死滅させていると思われます。後日、常在菌はより耐性化した姿で常在菌の草原を回復するだろうと想像します。常在菌叢のリニューアルを年間に何回させるんですか、です。

メーカー側も医師側も、今一度考え直す必要があるんではないかと思います
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by hanahanak2 | 2011-10-26 12:02 | 記事から | Comments(0)

急性中耳炎 症例245 その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症と思います。
抗菌薬(抗生物質)を使わなくても治って行きます。
使っても、同じく治って行きます。
ただし、副作用に遭遇する確率は相当高くなります。


10月23日に書き込みした5歳9ヶ月の子供さん。
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断して抗菌薬無しでスタートした患者さん。
翌日受診での状態、
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①風船状の鼓膜膨隆は消失。
②貯留液も急速に減少しており水面を確認できました。
③しかし、鼻汁は相変わらず多量
急性中耳炎に対する待機作戦は短期で終了しそうです。

とにかく、「ウイルス感染症には抗菌薬を使わない」を実行しないと、
本当に細菌感染症の場合に抗菌薬が効かないんです、効果が悪いんです。

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by hanahanak2 | 2011-10-25 12:53 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例246

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症と思いますよ。
抗菌薬(抗生物質)を使わずとも、3日後、7日後と徐々に改善して行くのが観察出来るはずです。
抗菌薬を使わなかったから年余に亘り耳漏・鼓膜膨隆が続く子供さん、見たことないです。


4歳8ヶ月の子供さん。
「昨夜、左耳を痛がっていました」との事で来院されました。
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左鼓膜は風船状に大きく膨隆しています。
右鼓膜は内陥傾向です。上鼓室の修復がイマイチです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、ほとんどの場合、ウイルス感染症です。
血球計測無しでの抗菌薬不使用で経過観察をスタートする事が多いです。

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by hanahanak2 | 2011-10-24 11:49 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例245

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症と私は思います。
細菌感染症では理屈が合わないのです。


5歳9ヶ月の子供さん。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎のベテランです。
前夜「左耳が痛いと泣いていました」との事で来院されました。
受診時には耳痛は消失していました。
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右耳は良好が続いています。
鼓膜は風船状に膨隆しています。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断したらウイルス感染症と診断しても誤診の確率は非常に低いと思います。
血球計測、
末梢血液白血球数  9,200/μl
白血球数が1万以下ですので当然顆粒球(ほぼ好中球)は1万以下になります。

ウイルス感染症と診断すると合点がいきます。
待機作戦で元の状態に落ち着いて行くはずです。
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by hanahanak2 | 2011-10-23 20:48 | 急性中耳炎 | Comments(0)

気管支喘息合併の患者さん

四国徳島からです。

慢性副鼻腔炎急性増悪時にも抗菌薬(抗生物質)は不必要と思います。
ウイルス感染での増悪だからです。
「白血球数とその分類」検査から納得できます。


初診は昭和56年でした。
現在70歳。
平成6年の画像、
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粘性鼻汁多く、気管支喘息も安定しません。
平成18年、内視鏡下副鼻腔手術をやっていただきました。
気管支喘息と上顎洞ポリープ・その他の部位ポリープは歩調を合わせた改善悪化を繰り返しております。
平成22年のある時期の画像です。
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今月体調が良くなって来ると、右上顎洞ポリープは縮小して来ました。
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ポリープを全て取り尽くしましょうと、説得中です。
マイクロデブリッダーとかパワーパンチという器械であれば出来るんです。

鼻腔・副鼻腔のポリープ及びポリープ様粘膜を全て切除出来たなら、後鼻漏が激減し、気管支喘息も非常に楽になると思うんですが。
患者さんも理解は出来るが、いざやるとなると決心が鈍ってしまうんでしょう。

気管支喘息を持たれている方は、一度、鼻腔・副鼻腔のチェックを受けることをお勧めします。
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by hanahanak2 | 2011-10-21 17:40 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

急性中耳炎 症例218 その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そのほとんどはウイルス性上気道感染症です。
「白血球数とその分類」検査で、分かると思います。


現在2歳9ヶ月です。
3月27日に書き込みした患者さんです。
断続的な受診です。
今回は「高熱」での受診でした。
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1歳1ヶ月の初診以来、鼓室内貯留液が消失した状態は未だ確認していません。
待機作戦です。
血球計測、
末梢血液白血球数  12,400/μl H
白血球3分類  リンパ球  4,600/μl H
           顆粒球   6,700/μl(その内300は好酸球でした)

頻回に登場するウイルス感染症のパターンでした。

このように、抗菌薬(抗生物質)を使用する場面は非常に少ないと思うものです。
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by hanahanak2 | 2011-10-20 17:00 | 急性中耳炎 | Comments(0)

時々の耳痛

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス性急性気道(呼吸器)感染症と思います。

2歳の赤ちゃん。
10月に入り、鼻汁、咳、短時間の耳痛で近所の医療機関へ受診、
「白血球数とその分類」検査無しにて、
当院受診4日前、ワイドシリン 3日分
当院受診前日、オゼックス 3日分
はやり耳痛の訴え有りと、当院受診、
粘膿性鼻汁多かったですが、鼓膜は正常。
鼻汁が多い場合に、中耳炎が起こっていないのに耳痛を訴える事は時々あります。
血球計測、
末梢血液白血球数 12,100/μl H
白血球3分類  リンパ球  6,600/μl H
           顆粒球   3,700/μl


後からジャンケンですが、
上記数値により、
繰り返すウイルス性気道感染症と診断出来るんです。

現在、将来に亘る健康の為に、不要不急の抗菌薬使用を慎むべきと思います。
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by hanahanak2 | 2011-10-19 10:57 | 白血球 | Comments(0)