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耳垢を除去すると

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎だけでなく、あらゆる疾患で、抗菌薬(抗生物質)を使わずに済ませられる場合には使わないように心掛けています。

79歳の患者さん。
右の聴こえが悪い、と言う理由で来院されました。
右のみの、大きな耳垢の塊を状去しました。
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耳垢栓塞の原因はこれでした。
外耳道皮膚、一部が骨まで達する欠損を認めました。
年中無休の分泌のため右のみ瓦礫の山になったと思います。
自然治癒は期待出来ません。
治さないと治りません。
①1~2週間に1度の、フェノール処置。
②頻回の、ニゾラールローション塗布・パルデスローション塗布
抗菌薬は要らないです。
根気よくやれば治っていきます。
これで治らない場合は、処置のやり方の改良が必要です。
「道具は使いよう」とはよく言ったものです。

お試し下さい。
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by hanahanak2 | 2011-09-30 12:17 | 外耳道皮膚炎 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎の背後には何かあります。

四国徳島からです。

重症アレルギー性鼻炎の患者さんには、たいてい、高度鼻閉を来す構造が認められます。
その最大のものが、鼻中隔弯曲症です。


25歳の患者さん。
7月29日に書き込みした患者さん。
8月中旬に、鼻中隔矯正術、右下鼻甲介超音波凝固術を実施しました。
手術前
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手術後
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日帰り手術で行っています。
術後の抗菌薬(抗生物質)は、1回の内服のみです。

とにかく、鼻閉の症状で不愉快な場合は、鼻腔内をファイバースコープで観察してもらって下さい。
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by hanahanak2 | 2011-09-28 12:09 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

訂正させてもらいます。

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そのほとんどはウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思います。
初期・ピーク時・回復期と、様々な時期に「白血球数とその分類」を計測しますと分かってくると思います。


2006年7月10日の書き込みに間違いを発見しました。
「白血球数とその分類」から細菌性急性中耳炎と診断しておりました。
再掲しますと、
末梢血液白血球数  18,300/μl H
白血球3分類  リンパ球  3,800/μl H
           単核球   1,500/μl H
           顆粒球  13,000/μl H

①顆粒球、1万越えて、白血球数、1.3万越えていても、
リンパ球、3千以上ですから、
ウイルス性急性中耳炎、と診断するべきです。
抗菌薬(抗生物質)を使わないという結論は変わりません。

ウイルス性と判定するのに、リンパ球数の第3ハードルで決定する場合はかなり少ないと思います。
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by hanahanak2 | 2011-09-27 18:13 | 急性中耳炎 | Comments(0)

授業を十分受けられない

四国徳島からです。

アレルギー性鼻炎の症状、「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」の3大症状が高度な場合は、
薬物療法だけでなく、可能なら、鼻腔通気度改善術も考慮すべきと思います。

患者さんが、恐い、一生辛抱すると言われる場合はそれまでですが。

アレルギー性鼻炎のひどい患者さん。
11歳の小学生。
あっちこっちの医療機関で診察を受けてきていました。
当院初診の前日、気管支喘息での入院退院してきた所でした。
過去、両側下鼻甲介骨切除術、右口蓋扁桃摘出術を受けていました。
ご家族の「治してあげたい」という思いが伝わって来ます。
鼻腔を観察、
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これでは可哀想。
滅茶高度アレルギー性鼻炎でした。
両側下鼻甲介骨切除術の痕跡が見られます。
これでは気管支喘息発作も出ますよ。
鼻の呼吸を獲得する必要があります。
最低限の投薬は必要です。

下鼻甲介・中鼻甲介・鼻中隔、この3部位の年齢を考慮した手術が必要です。
投薬だけで著明改善ないしコントロールは無理と思います。
投薬でのコントロールの欠点は医療費が馬鹿にならないことです。

この年齢になってきますと、乳幼児期の繰り返す急性中耳炎は自然に治って来ています。
ウイルス感染による急性副鼻腔炎・気管支炎を起こしても、急性中耳炎は発症しなくなるのが普通です。

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by hanahanak2 | 2011-09-27 09:40 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

1ヶ月半前からの咳・痰・咽頭痛が治らない

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そのほとんどはウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思います。
細菌検査で肺炎球菌等が検出されますが、動物の鼻汁中には細菌が住んでおります。
無菌では生存不可能です。


43歳の患者さん。
8月初旬、咳・痰・咽頭痛、出現。自然治癒を待つも改善しないので1週間後、医療機関を受診しました。
メイアクト 5日分の投薬ありました。
全く改善せず増悪しました。
9月初旬、2個所目の医療機関を受診、
セレスタミン、コデイン4日分の投薬、
改善しないので初診の医療機関へ
ジェニナック 5日分の投薬あり
不安だったので2件目の医療機関も再診、
セレスタミン 5日分の投薬。
9月中旬、また初診の医療機関へ、
キプレスとオルベスコ吸入の投薬を受け、
翌日、当院へ初診となりました。
間で、血球計測を受け、結果は正常、しかし抗菌薬(抗生物質)が出たとの事でした。

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粘膿性鼻汁が両側に大量に認められました。
ウイルス性ですので抗菌薬が効果を発揮出来ないのは当然ですが、
自然治癒(日にち薬)も効果無しなんです。
末梢血液白血球数 5,000/μl

ウイルス性急性副鼻腔炎のピークが続いている状態です。
これに抗菌薬使用は、体力消耗を来します。
一日も早く抗菌薬を止めるのが最良の治療です
投薬は、対症療法です。
キプレスを選択されたのは、非常に良いと思います。
当院での投薬は全くの「無し」でした。

レールは敷かれましたの、今後は待機作戦をいつまで実行するのか、内視鏡下副鼻腔手術に
どの時点で踏み切るかです。
内視鏡下副鼻腔手術がきちんと出来れば治癒することはほぼ推定されますので或る意味私は楽です。
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by hanahanak2 | 2011-09-26 22:07 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

鼻がクシャクシャ

四国徳島からです。

アレルギー性鼻炎で下鼻甲介の凝固を受けられた患者さんは多いと思いますが、
1回やればそれで全て解決する患者さんは、非常に少ないと思います。


里帰り出産で徳島へ帰られている患者さん。
平成17年に当院での下鼻甲介高周波凝固後ほんの数ヶ月快調、その後再発、苦しい日々を送っているそうでした。
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これはダメだわ。
水鼻が垂れて来ています。
大都会に住まわれており耳鼻咽喉科への受診もあるようなにも関わらず、どないなっとるん。
鼻中隔彎曲が最も問題でした。
下鼻甲介の凝固に比べて決心のハードルは非常に高いです。それに加えて手術の困難性というハードルも立ちはだかっています。
これをクリアしないと、生涯こんな生活を送らないとならない、患者さん本人は理解は出来ております。
医師のアドバイスと本人さんの決心が合わないと進みません。
下鼻甲介・中鼻甲介の肥大解除も必要です。

最近の私の傾向として、
下鼻甲介は主に下面の超音波凝固切除、
中鼻甲介はマイクロデブリッダーでの肥大部切除、
鼻中隔矯正術と合わせて、鼻腔のバランスを良好にしようとしています


外来にて日帰り手術が可能です。
掛かり付けの耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-09-25 18:17 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

外耳炎で来院されました。

四国徳島からです。

鼻腔・副鼻腔症状、自然治癒しない場合、治療しても満足出来ない場合には、
鼻腔・副鼻腔手術をお考え下さい。
でないと、生涯、不具合を背負わざるを得ないんですが。


22歳の患者さん。
来院理由「耳が痛い」でした。
軽度の外耳炎でした。
通常外耳炎は治る病気ですので、抗菌薬(抗生物質)は使いません。

鼻の具合を聞きますと、交代性鼻閉、嗅覚不良が、以前より続いていますとのこと。
ファイバースコープを、
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①中鼻道、閉鎖、
②嗅裂、閉鎖、
③粘膿性鼻汁、中等度。

日常的にこんな状態なら内視鏡下副鼻腔手術を思い切ってしたほうが良いと言うたことでした。
日帰り手術になります。
片方の前部副鼻腔である上顎洞・前頭洞・篩骨胞を1回目にやります。
無理はしません。
術後抗菌薬使用は1回のみです。
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by hanahanak2 | 2011-09-24 16:32 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例243

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そのほとんどはウイルス感染が原因です。
上気道・下気道へのウイルスの襲来は頻繁に起こります。
小さい子供さんほどその頻度は高いです。


2歳2ヶ月の子供さん。
8ヶ月時より急性中耳炎を繰り返し、先日から抗菌薬(抗生物質)を飲んでいます、との話でした。
体温36.5度、鼓膜鏡にて確かに急性中耳炎でした。
血球計測、
末梢血液白血球数  21,800/μl H
白血球3分類  リンパ球  6,800/μl H
           単核球   2,000/μl H
           顆粒球  13,000/μl H

この数値でウイルス感染症か否か、抗菌薬を使うか否かが分かります。
①顆粒球(ほぼ好中球)1万以上でかつ白血球も1,3万以上ではありますが、
②リンパ球が3千以上でした。
リンパ球6,800、それはウイルス感染症ですので抗菌薬は不要です。

毎月のウイルスの襲来に耐えうる抗体を作るのが乳幼児の大切な仕事です。
その仕事の邪魔をしないように致しましょう。

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by hanahanak2 | 2011-09-23 18:19 | 急性中耳炎 | Comments(0)

受診理由は補聴器の相談でした。

四国徳島からです。

鼻ポリープ(鼻茸)、発見すると切除したらどうですかと言うようにしています。
鼻閉はもちろん、咳・痰の大きな原因となっているからです。


93歳の患者さん。
待合い室に入って来るなり連続の咳・咳払いが診察室に聞こえて来ました。
しかし、受診理由は「補聴器の相談」でした。
2年前の所見、
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鈎状突起から発達したと思われる大きなポリープ、
大量の粘膿性鼻汁、認めます。

何十年も以前からポリープも鼻閉・咳痰の症状もあったはずなんですが、
何とも不思議な患者さんでした。

イマイチ治らない咳・痰、耳鼻咽喉科にて鼻腔・副鼻腔のチェックを受けて下さい。
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by hanahanak2 | 2011-09-22 10:59 | ポリープ | Comments(0)

急性中耳炎 症例242

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、その大部分はウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思われます。
RSウイルス、インフルエンザウイルスに代表されるウイルスの攻撃を受けると、上気道(副鼻腔・鼓室も含みます)及び下気道に炎症を起こし、何週間か後に瓦礫の山(膿性鼻汁、膿性喀痰、膿性耳漏等)を残し体外へ去って行くと思います。


20歳の患者さん。
来院理由は左耳漏。
体温37.0度。
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①膿性耳漏を呈している左急性中耳炎でした。
急性中耳炎の患者さんには、特に鼻腔、副鼻腔自然口付近の観察をと思います。
②鼻中隔の彎曲が激しく、中鼻道・嗅裂が見えません。
不思議なことに「鼻閉」の自覚はないそうです。
ただ、尋常でない大きな「イビキ」をかいていると言われるそうです。
③特有の膿性鼻汁はほとんど無かったです。

この患者さんで重要な事、
中耳炎を治すことではないのです。
「イビキ」が発生しない鼻腔通気度を獲得してあげることです。
中耳炎はウイルス性急性中耳炎ですから、対症療法、待機作戦が最善の対処と思います。
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by hanahanak2 | 2011-09-21 16:43 | 急性中耳炎 | Comments(0)