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急性中耳炎 症例239

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、
細菌検査で細菌が検出されてもそれは起炎菌ではないと思います。
白血球数とその分類検査から、ウイルスが起炎微生物と強く思います。
診療に際しては、如何に治癒に誘導するかが重要です。


1歳1ヶ月の赤ちゃん。
数ヶ月来、繰り返す急性中耳炎で通院中、
受診前日から不機嫌で当院受診されました。
鼓膜鏡下の視診では両側急性中耳炎。
おくすり手帳を拝見。
5月 オノン 5日分
6月 オノン 5日分
    クラバモックス 4日分
    タリビット点耳液
    クラバモックス 4日分
    メイアクト 4日分
7月 パセトシン 4日分
    パセトシン 4日分
8月 クラバモックス 5日分
「耐性菌を考慮した抗菌薬療法」を選択した処方になっておりました。
しかし、治癒には至らず増悪を繰り返している現状がうかがわれます。
受診時の血球計測、
末梢血液白血球数  10,200/μl H
白血球3分類  リンパ球  5,000/μl H
           単核球   1,700/μl H
           顆粒球   3,500/μl


例え耐性菌が起炎菌であったとしても、細菌性中耳炎・副鼻腔炎なら、上記の抗菌薬(抗生物質)で2,3日で治癒状態に至り再発もないはずです。
そうならないのは、ウイルス性中耳炎・副鼻腔炎、だからと私は言い続けているのです。
抗菌薬を、週単位、月単位、年単位で使用し、治癒した時点での抗菌薬が勝者になるって信じられません。

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by hanahanak2 | 2011-08-30 12:27 | お薬手帳 | Comments(0)

絶好調です。

四国徳島からです。

乳幼児期から始まる繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎、
そして、そのウイルス性急性副鼻腔炎の頻度は低くはなりますが、生涯再発を繰り返します。
アレルギー性鼻炎も加わり、日常的・断続的な「鼻閉・鼻汁・後鼻漏」と付き合わされることになります。


8月6日に書き込みした患者さん。
鼻中隔矯正術と下鼻甲介超音波凝固術をやって1ヶ月足らず、
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絶好調。
通院終了にいたしました。
約1か月間のお付き合いでした。

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by hanahanak2 | 2011-08-29 14:18 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

最終決戦

四国徳島からです。

治療に抵抗する、自然治癒しない、「鼻閉・鼻汁・後鼻漏」、
何かをしないと、やってあげないと、生涯、そのままでの生活をせざるを得ないと私は思います。


22歳の患者さん。
7月26日、書き込みした患者さん。
8月上旬、鼻中隔矯正術
8月下旬、
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①左への、大きな突出消失していました。
②鼻腔通気度が回復しましたので、左鼻中隔前半部のビラン・ 痂皮も解消しました。


投薬服薬では、これ程の快適さは獲得不可能と思います
しかし、
手術というのは、きれいに出来て当たり前。
つらい所です。
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by hanahanak2 | 2011-08-28 21:29 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

急性中耳炎 症例238

四国徳島からです。

私は思います。
急性中耳炎はウイルス感染ですから、抗菌薬(抗生物質)は使わないが正解です。
治るのを待つ疾患です。
本来治る中耳炎に抗菌薬を使うと、当然の如く治る結果になります。


現在6歳1ヶ月の患者さん。
当院初診は1歳5ヶ月(平成18年12月)でした。
咳が続くという受診理由でした。
風邪症状が続くと当然の如く急性中耳炎に罹っている年齢でした。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そして咳。
血球計測、
末梢血液白血球数  9,000/μl
毎月のようにウイルス感染症、
その度に中耳炎・副鼻腔炎の増悪、
平成19年9月、
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鼓室内貯留液は満杯ではないものの、マダマダ。
そして今月には、
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鼓室内100%含気はもう一歩まで来ていました。

中耳炎・副鼻腔炎の増悪は全てウイルス感染と判断したので、今日まで抗菌薬不使用でした。
インフルエンザ発症時の中耳炎・副鼻腔炎増悪時にも、当然、抗菌薬は使わなかったです。

患者さんによっては、年単位の待機作戦となりますが、待つが勝ちと思います。
健康被害、鼓膜穿孔、鼓膜びらん等の不具合の確率は格段に小さくなります。

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by hanahanak2 | 2011-08-27 22:05 | 急性中耳炎 | Comments(0)

右耳から出血での来院でしたが

四国徳島からです。

ファイバースコープ検査を日常的に行っておりますと、「鼻腔通気度不良」の方が非常に多いです。
可哀想、と思えるぐらい多いです。
鼻閉が普通と思っている方も多いです。


32歳の患者さん。受診理由は、右耳よりの出血でした。
鼻腔を額帯鏡下に観察すると、左鼻腔が異常に狭かったのでファイバースコープ検査を追加、
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①右外耳道皮膚の翻転出血が見られました。
②それにも増して、鼻中隔彎曲。鈍的に左へ彎曲、その後方では山脈状に左へ突出していました。
鼻症状を聞いてみますと、数年前より抗アレルギー剤を服用していると申されました。
この方は、鼻閉には悩んでいます、だから内服を続けておるんです、とのこと。

薬が効いてこれだから、これ以上の改善は、鼻中隔矯正術ですと説明させてもらいました。

薬物療法で限界、不満足でしたら、手術という手段があります。
私が外来で日帰りで出来ている手術ですから、超高難度な手技ではないのです。

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by hanahanak2 | 2011-08-26 16:43 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

急性中耳炎 症例94 その4

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染症ですから、抗菌薬(抗生物質)の使用は止めましょう、と言い続けております。
待てば治っていくものに、抗菌薬を使うと、やはり治っていきますよ。


9歳6ヶ月の患者さん。
中耳炎が未だに治らない患者さん。
2010年9月24日に書き込みした患者さん。
本年7月下旬、
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本年3月にアデノイド切除をしていただきました。
耳管扁桃は意識的に残されたようです。
これで中耳炎は治ると予想しておりました。
しかし改善しません。
今月下旬、
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急性中耳炎を来しました。
膿性鼻汁で鼻腔咽頭は閉塞状態でした。

6歳超えても治らない中耳炎、咽頭・鼻腔・副鼻腔等の周辺整備が必要です
この周辺整備でほとんどの患者さんは治癒に向かうものです。
抗菌薬で治しにかかることは、無理と思います。
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by hanahanak2 | 2011-08-25 12:16 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例237

四国徳島からです。

急性中耳炎には、「耐性菌を考慮した診療」というのは止めて欲しいものです。
急性中耳炎には、「ウイルス感染を考慮した診療」に心掛け、注意深い経過観察で治癒を待つのが理屈に合っていると思います


現在4歳11ヶ月の子どもさん。
4月下旬に左耳痛で受診、
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左鼓膜の膨隆なし、左鼓室内には少量の貯留液、鼻汁中等度
末梢血液白血球数  10,600/μl H
白血球3分類  リンパ球  3,300/μl H
           単核球     800/μl
           顆粒球   6,500/μl

顆粒球、1万以下ですのでウイルス感染症と考え、抗菌薬(抗生物質)は使いません。
軽度の急性中耳炎だから抗菌薬を使わないのではありません。
細菌感染症とは考えられないから使わないのです。

5月中旬、
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左鼓室内貯留液、一旦は満杯になっていましたが、一部排液が始まりました。
鼻汁、中等度です。
5月下旬、
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左は膠着状態、右鼓膜膨隆最高度を呈しています。
鼻汁は膿性大量です。
鼓膜膨隆が高度であってもウイルス感染症には抗菌薬は使いません。
待機作戦2ヶ月余り、
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鼓膜の色調透明度、文句なし、に到達しました。
鼻汁、少量。

冬、春に大きな改善がなかった患者さんも、気温が上昇するに連れて改善がみられるようになります。
例年の年中行事です。
そうして、風邪症状を来しても悪化しなくなってきます。
自然の流れです。
治る中耳炎に抗菌薬を使ったら、治りますよ。副作用発生には注意が必要ですが。

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by hanahanak2 | 2011-08-24 11:01 | 急性中耳炎 | Comments(0)

不思議な耳閉感

四国徳島からです。

ファイバースコープ検査をやっていますと、鼻腔の高度不可逆的病変を頻繁に認めます。
画像で説明しても本人は「詰まっていない、どうもない、気にならない」と同意を得られないこともあります。
不思議なことです。

25歳の患者さん。
半年前、両側耳閉感で受診されました。
中耳炎なし、聴力検査:正常
経過観察のみで症状は消失。
8月に再び右耳閉感
中耳炎なし、聴力検査:正常
しかし、これはどうしたこと?
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初診時にも説明したのですが、左への鼻中隔彎曲が滅茶苦茶でした。

高度鼻中隔弯曲症があれば必ず耳閉感を来すとは言えないですが、
患者さんは「鼻詰まりはない」と言われますが、
見ての判断では、「総鼻道は通行止め状態」ですので、
鼻中隔彎曲を解除すると、普通の鼻呼吸状態を実感してもらえるのではないか、
そして、あわよくば、発作的な耳閉感の解消につながると期待しています。

あくまで、患者さんの納得が必要です。

正常な鼻呼吸、無意識の鼻呼吸は、待っていても得られるものではないと思います。

急性中耳炎は、待っていると治って来るものです。
治しに行く病気ではないのです。

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by hanahanak2 | 2011-08-23 10:29 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

咽頭痛での受診

四国徳島からです。

改善が思わしくない「鼻閉」、一歩踏み込んだ治療をお考え下さい。

29歳の患者さん。
長い夏休みを利用して東京から帰省していました。
「微熱「咽頭痛」を訴えて来院されました。
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①鼻中隔は右へ無茶苦茶の彎曲
右は何時も詰まっているという事でした。
手術は恐いと。
「この状態で生涯を過ごすのは可哀想と思わざるを得ません」
②咽頭痛を思わせるノドの変化は見られませんでした。
念のために血球計測、
末梢血液白血球数 6,900/μl
この数値、正常、抗菌薬(抗生物質)は出しません。

健康生活の最重点項目の1つは、「鼻腔が快適に通っていることです」
お近くの耳鼻咽喉科にてご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-08-22 08:47 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

鼻出血での来院でした

四国徳島からです。

この平成の世、驚いた・・・・・・・

60歳の患者さん。
鼻出血での来院でした。
経緯を聞いてみますと、その声は「鼻声」でした。
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①鼻出血は右鼻中隔前部からでした。再出血時の自分で出来る応急処置を説明しました。
経過により、状態により、超音波凝固の予定にしました。
②問題は複数個の鼻茸(ポリープ)、左膿性後鼻漏、そして左への中等度鼻中隔彎曲。
高度鼻閉では、健康障害を起こします。
聞いてみますと、
降圧剤とバイアスピリン服用中でした。
心筋梗塞の発作はないとの事でした。

患者さんには、まさかの診断だったようです。
鼻症状が有れば、耳鼻咽喉科受診しないとね。
60年間の今までの人生、知らず知らず身体に大きな負担が掛かっていたと思われます。

鼻茸(ポリープ)切除だけでもやりましょう、と言うたことでした。
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by hanahanak2 | 2011-08-21 21:09 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)