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鼻閉・咳の無い咽頭痛

四国徳島からです。

どういう場合に抗菌薬(抗生物質)を使うべきか考えています。

今日の患者さん。
8歳です。
体温38.1度、額帯鏡下で咽頭軽度発赤のみ。
急性咽頭炎が疑われました。
診察に協力的ではありません。
ファイバースコープさせてくれません。
溶連菌迅速検査もさせてくれません。
血球計測、
末梢血液白血球数  15,200/μl H
白血球3分類  リンパ球   2,600/μl 
           単核球    1,500/μl H
           好酸球      440/μl   (手作業)
           好中球   10,660/μl H (手作業)

①好中球、1万以上・・・・細菌感染を疑います。
②白血球数、1.5万以上・・・・やや細菌感染を疑います。
③リンパ球、2千以下ではないが3千以下・・・・ウイルス感染と断定できない。
主として、①③で判定しています。

抗菌薬を処方しました。
こういう場合には、恥ずかしがらず堂々と使えば良いと思います。
48時間で著明改善がない時には再診をと言いました。
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by hanahanak2 | 2011-07-31 18:19 | 白血球 | Comments(0)

奇跡?

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、ほんと、ウイルス感染症と思いますよ。
対症療法でそれなりに改善していくはずです。
抗菌薬療法で、経過を見てみて下さい。
それなりにしか改善しないと思います。


21日に提示した患者さん。
1週間後、ニコニコ顔で再来されました。
初診で、手術を私も患者さんもご家族も覚悟していました。
それが、
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湿った糠状の大量鼻汁が消失していました。
私は、対症療法しかしていません。
急性副鼻腔炎も慢性副鼻腔炎も細菌暴動の証拠を捉えることは困難と考えています。私は。

この患者さんはどうして改善したか。
①自然治癒?
②対症療法の効果?、
私にはなんとも言えません。
本音としては、私の処方薬が効いたんじゃ、と言いたいですが。
製薬メーカーから依頼された症例報告の際には、当然、使用薬剤での著明改善と記入するでしょう。

対象をどう見るかによって、結果はどうにでもなるかも?
恐い話しになります。

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by hanahanak2 | 2011-07-30 09:02 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)

口呼吸

四国徳島からです。

治るものは治るのを待つ。
待っても治らないものは出来れば治してあげる。
当たり前のことをしているつもりです。


25歳の患者さん。
アレルギー性鼻炎の診断で投薬を受けているのですが、効果がイマイチ不満足ということでした。
こんな感じの鼻腔でした。
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①鼻中隔は山脈状に右へひどく突出しておりました。
②右中鼻甲介・下鼻甲介の肥大・腫脹の合わせ技で、右鼻腔はほぼ閉鎖状態でした。


最も推奨する治療は、
鼻中隔矯正術。

くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・口呼吸・イビキ・睡眠時無呼吸等の長引く際には、
ファイバースコープにて鼻腔の広さを確認する事が重要です。
鼻呼吸が当たり前に出来ることが如何に生活の改善に役立つかがお分かりになると思います。
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by hanahanak2 | 2011-07-29 12:01 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

激しい咳

四国徳島からです。

耐性菌を増やさない為には、抗菌薬(抗生物質)の無駄使いにメスを入れないと効果は出てこないと思います。
「白血球数とその分類」はその指標となり得ます。


本日提示の患者さん。42歳です。
受診2日前より、激しい咳と咽頭痛を来たし、来院されました。
体温36.3度。
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①何となく咽頭後壁に鼻汁の付着は中等度に見られます。
②舌根扁桃に白苔?腫脹を認めます。
血球計測、
末梢血液白血球数  12,900/μl H
白血球3分類  リンパ球  1,500/μl
           単核球     500/μl
           好酸球     300/μl
           好中球  10,600/μl H

①好中球、1万以上、かつ、リンパ球、2千以下、
②しかし、白血球数では1.3万以下

ウイルス感染症と断定出来ませんが、可能性が高いと思い翌日再検査させてもらいました。
翌日、
末梢血液白血球数  17,400/μl H
白血球3分類   リンパ球  2,400/μl 
            単核球   1,500/μl H
            顆粒球  13,500/μl H

全ての項目で増悪しています。
①顆粒球1万以上、白血球1.3万以上、
②しかし、リンパ球3千以上でもなく2千以下でもない

細菌感染症と断定出来ませんが、その確率は相当高くなっていると思い、
抗菌薬(抗生物質)の処方せんを発行しました。

そうして、経過ですが、再々診は無かったです。
症状が約48時間で劇的に軽減したのか、結局ダラダラとなんとなく治ったのか知りたい所ではありました。
次回の受診時に聞かせてもらいたい思っています。

このあたりの線引きが難しい所です。
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by hanahanak2 | 2011-07-28 09:37 | 白血球 | Comments(0)

RSウイルス陽性急性中耳炎・急性副鼻腔炎

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、そのほとんどがウイルス感染によるものであると思うものです。
そして、RSウイルスがその大きな割合を占めていると思います。


本日提示の患者さん。
3月29日と昨年9月27日に書き込みした患者さん。
1歳3ヶ月です。
断続的に経過観察をしております。
今回は鼻汁の急増で来院されました。体温は36.6度。
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右鼓膜は約4ヶ月に亘り膨隆が続いています。
左は約1ヶ月、続いています。
もしやと考え、RSウイルス迅速検査をやりますと、陽性でした。

生涯、繰り返し掛かってしまうRSウイルス感染症です。
皆さん、どうします?
抗菌薬(抗生物質)をもらいますか。
抗菌薬の投薬が無ければ、「ヤブ医者」のレッテルを貼りますか。
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by hanahanak2 | 2011-07-27 12:24 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例221 その2

四国徳島からです。

ウイルス感染症には抗菌薬(抗生物質)を使わない、当たり前の事で皆さんが理解しているに関わらず実行がなされておりません。
人類が宇宙に行く時代に不思議な出来事です。


4月14日に書き込みした患者さん。
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断し対症療法で経過みておりますと治ってきました。
私は、確認作業に終始。
重要な事は、22歳の元気な青年がどうして急性中耳炎に襲われたのかという事です。

通常、
①鼻腔通気度
②鼻汁
この2点が良好なほど、急性副鼻腔炎に至らないし、軽症で済むし、急性中耳炎を引き起こすことも少なくなります。また激しい咳長引く咳に悩まされる事も少なくなります。


そして、診療をどう進めたかというと、
5月に右、6月に左、下鼻甲介超音波凝固を致しました。
侵襲が少ない手術ですので術後抗菌薬使用は無しでした。
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かなりスッキリして来ました。
ただ、鼻中隔の左へのスパイク状の大きな突出を認めます。
その為に左鼻中隔前半の粘膜にびらん 痂皮が出来ていると思います。
副鼻腔病変のチェックとしてCT撮影をお願いしました所、副鼻腔は非常にきれいな状態でした。
こんな経過で、
鼻中隔矯正術が最終決戦となります。
外来での日帰り手術を予定しています。
術後抗菌薬使用は1回限りの予定です。

結果を報告出来ればと思います。
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by hanahanak2 | 2011-07-26 09:57 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎には何かの追加療法を

四国徳島からです。

アレルギー性鼻炎の症状がひどい場合は、鼻中隔・下鼻甲介・中鼻甲介のバランスが高度に悪化している事が多いです。
薬物療法で効果不満足な時には、下鼻甲介凝固等多種の対処法がありますので、耳鼻咽喉科でご相談下さい。
大抵、日帰り手術が可能です。


本日提示の患者さんは60歳です。
6ヶ月前からアレルギー性鼻炎で内服・点鼻薬を使っているが改善しない、そして、以前から「イビキ」が大きく困っている、という訴えでした。
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鼻腔下部が中等度に狭いです。
鼻中隔彎曲と下鼻甲介肥大(腫脹)の軽減を説明しました。
まず、侵襲の少ない負担金の少ない下鼻甲介高周波凝固をやることにしました。
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左のみの下鼻甲介超音波凝固術2週間後です。
驚く程の改善でした。
術後の 痂皮、消失していますし、通気度もほとんど完全回復していました。
「イビキ」も著明改善と申しておられました。

局所麻酔下の日帰り手術で十分可能です。
また術後抗菌薬(抗生物質)使用は、侵襲度合いが小さいので、しでした。
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by hanahanak2 | 2011-07-25 10:06 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

ウイルス検査をするとRSウイルス陽性でしたよ。

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎患者さんでは耐性菌が日常的に検出されています。
健康な方々からも検査をすれば耐性菌はどんどん検出されます。
細菌が検出されるからと、耐性菌を考慮した診療が推奨されていますが、それは屁理屈と思うものです。
抗菌薬(抗生物質)を使うための理屈になってしまっているように思えてならないです。


本日提示させていただく患者さんは、鼻腔・副鼻腔症状に悩まされておられる25歳の方です。
平成22年11月15日に書き込みした患者さんです。
昨年夏に下鼻甲介超音波凝固をやり、小康状態だった患者さん。
今回の受診理由は、「咳・鼻閉・鼻汁」。
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大量膿性鼻汁
膿性鼻汁、それで細菌感染症との診断は危険です。
血球計測を省略しRSウイルス迅速検査をやりました。
陽性。

こんな風に、細菌性の急性中耳炎・急性副鼻腔炎を見付けるのは困難を極めているのが現状です。
つまり、急性中耳炎・急性副鼻腔炎では耐性菌を考慮した抗菌薬療法は中止しないとと思うものです。
ウイルス感染を考慮した診療を心掛けるべきと思います。
如何でしょうか。
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by hanahanak2 | 2011-07-23 12:32 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

抗菌薬(抗生物質)使わないでも、

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎患者さんから検出される細菌が耐性菌であることは事実です。
だからと、耐性菌を考慮した診療を推奨するのは、理屈になってないと思いますよ。


19日に書き込みした患者さん。
RSウイルス性急性副鼻腔炎と診断し、抗菌薬療法をやらなかった(当然のことですが)患者さん。
1週間後に再診されました。
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①大量の膿性鼻汁は、ほとんど無くなっていました
自分の力で治ったと思います。私が治した分けではありません。
やはり鼻中隔彎曲が、鼻呼吸の障害となっておりますよ
東京へ戻られても頭の片隅に置いといてもらいたい事項です。

ウイルス感染症の代表である(私はそう思います)急性中耳炎・急性副鼻腔炎に抗菌薬を使わない、を、徹底すれば、耐性菌の増加は阻止されると思うのです。
如何でしょう。
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by hanahanak2 | 2011-07-22 14:39 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

自分の鼻が臭う

四国徳島からです。

ウイルス感染症には抗菌薬(抗生物質)を使わない。
ここから、感染症診療を行わないと、耐性菌に人類は滅ぼされてしまいますよ。


22歳の患者さん。
今回の来院理由:数ヶ月前から自分で自分の鼻がくさい
鼻汁・後鼻漏・頭痛あるも、咳・痰・発熱・倦怠感等なし。
当患者さんは、10年前、アレルギー性鼻炎での鼻閉が強かったのでサージトロンによる高周波凝固を下鼻甲介に実施し順調に経過していました。
2年前の画像、
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右への鼻中隔彎曲認めますが、嘘のように快調でした。
今回は、
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①左鼻腔は糠(ぬか)状鼻汁で充満状態でした。
②鼻中隔彎曲、ファイバースコープ下では目立ちました。

聞いてはいませんが、何処かで投薬受けられたはずだし、自然治癒も期待できないようですので、
治してあげないと治らないと思います。

副鼻腔真菌症の疑いもありますので、慎重に診断治療(手術)を進める必要があります。

鼻腔・副鼻腔症状が治療しても放置しても治らない・改善しない場合は次の治療ステップを選択する必要があると思います
大抵、日帰り手術が可能ですので、掛かり付けの医師にご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-07-21 10:24 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)