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片側下鼻甲介超音波凝固でもこれだけの効果

四国徳島からです。

重症アレルギー性鼻炎は改善するのを待っていても待ちぼうけになります。
鼻腔通気改善手術のうちで、下鼻甲介超音波凝固手術を勧めています。


大学生の患者さん。
年中両側鼻閉、そして血管収縮作用のある点鼻薬を常用。
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下鼻甲介の肥大(腫脹)と鼻中隔粘膜肥大で悲惨な様相でした。
本人さんもこれではダメだとは思っている様子でした。
一応の説明をするも、再び点鼻薬使用に走り、
下鼻甲介超音波凝固を実施したのは、初診から2ヶ月後、
右手術2週間後、
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①手術の傷、速い治りです。
②通気度は著明改善していました。手術をしていない左も。

私なりの当手術の工夫
①下鼻甲介全体の粘膜凝固。
②下鼻甲介下面を、マイクロデブリッダーとか剪刀でやっているように、超音波凝固切開装置のブレードで、骨に沿って削ぎ落とすこと。出来れば後端まで。十分届きますから。
②下鼻甲介凝固で改善少ないときには、鼻中隔・中鼻甲介への操作をお勧めします。

以上、難しいことではありません。
お近くの耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-06-29 09:31 | 超音波凝固切除 | Comments(24)

RSウイルス陽性急性副鼻腔炎

四国徳島から発信しています。

感染症の診療に際しては、ウイルス感染か否か、抗菌薬(抗生物質)を使うべきか否か、そこから始めるべきだと思います。
そうでないと、「取り敢えず、抗菌薬出しとこう診療」になってしまいます。


6月19日に書き込みした患者さん。
種々の風邪症状は無くなりましたと、1週間後再来されました。
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①中鼻道前部に溢れていた膿性鼻汁は消失、
②大量の後鼻漏は未だ消失していませんでしたが、著明な減少となりました。
ウイルス感染症でしたので抗菌薬は使っていません。
ウイルス感染症には抗菌薬を使わないのが常識です。

明らかにウイルス感染症と分かる症例には抗菌薬を使わない、から始めてはどうでしょうか。
節抗菌薬を。

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by hanahanak2 | 2011-06-28 09:43 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

9歳、下鼻甲介超音波凝固術

四国徳島からです。

鼻汁・鼻閉・後鼻漏等を気にせず生活できる事を目指した診療に努力しているつもりです。

9歳の小学生。
来院理由:いつも鼻閉
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①下鼻甲介・中鼻甲介・鼻中隔の粘膜肥厚・腫脹中等度、
②粘性鼻汁、中等度、
著明改善を目指せば、下鼻甲介超音波凝固。
治癒は無理ですが、メンテナンスフリー(通院せずとも快適状態)を求めるなら、下鼻甲介超音波凝固。
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①右、術後1ヶ月。左、術後2週間の状態です。
②鼻閉が改善すると同時に、鼻汁も少なくなっています。
下鼻甲介の後部の凝固が十分に出来たかどうかがポイントのようです。

侵襲が少なく、負担金も少なく、効果の持続も期待出来ます。
お近くの耳鼻咽喉科で一度ご相談下さい。

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by hanahanak2 | 2011-06-27 09:04 | 超音波凝固切除 | Comments(0)

83歳、お元気なんですが。

四国徳島からです。

鼻閉、後鼻漏、治療にて効果が出ない場合には手術をお考え下さい。
そうでないと、生涯、付きまとう癪の種となります。


例えば、83歳の患者さん。
約20年前、左慢性中耳炎の手術をされています。
外耳道後壁を外す術式を採用しておりました。鼓膜にはびらん・ 痂皮は認めませんが、鼓室内貯留液が何時も認められます。
患者さんの訴え、「耳管通気をすれば一時的に改善する耳閉感」「鼻前庭部の鼻垢」「ノドの乾燥」「咳払い」等。
視診、
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①両側鼓室内に部分的に貯留液を見ます。何時も。
②鈎状突起は中等度肥大しています。
③膜様部、中等度ぬかるみ状態。

④下咽頭・喉頭に非常に粘性の後鼻漏を大量に認めます。
この患者さんに、何が必要かと言うと、
後鼻漏の改善、です。
内視鏡下副鼻腔手術です。
鈎状突起を前端まで切除して、前頭窩・鼻前頭管まで開放、
鈎状突起を後端まで切除し、上顎洞開放、
鈎状突起を切除し、眼窩壁の病的粘膜を切除、
鈎状突起を切除し篩骨洞下面の病的粘膜切除、
これらを確実に完成させると、劇的な改善が得られます。
ここ、「何時も、確実な完成」が困難な所が副鼻腔手術の特徴です。
修正手術をお願いすること度々になります。

人生の早い時期に、鼻腔・副鼻腔メンテナンスフリーの状態にしておくことを勧めるものです。
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by hanahanak2 | 2011-06-26 14:43 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

高齢の患者さんでも可能です

四国徳島からです。

鼻閉の軽減には、下鼻甲介超音波凝固術が、侵襲も少なく、小学生から高齢者の方まで可能です。
全ての患者さんに適応有りではないですが。

初診時86歳の患者さん。
鼻汁後鼻漏に長年にわたり悩んでいるとの訴えでした。
初診時、
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①鼻中隔は右へ中等度突出、
②右下鼻甲介と左中鼻甲介、中等度肥大、
③両側後鼻漏、軽度ないし中等度、でした。
治療しているのに改善しないのであれば、何かしましょうと、
下鼻甲介超音波凝固術を選択しました。
術後、8ヶ月の状態、
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鼻呼吸、快適。
後鼻漏、ほとんど感じなくなりました。


鼻汁、鼻閉等の鼻腔・副鼻腔症状は、良く見えない個所は内視鏡使用下にやれば、非常な改善が見込まれる時代になっております。
使わない手はないと思うものです。

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by hanahanak2 | 2011-06-25 12:53 | 超音波凝固切除 | Comments(0)

中鼻甲介癒着防止の工夫

四国徳島からです。

鼻腔・副鼻腔疾患の場合、治療しても自然治癒を待っていてもメンテナンスフリーの状態に到達しないことが非常に多いと思っています。
そんな時に、内視鏡を使った種々の鼻腔副鼻腔手術が可能ですので、ご相談下さい。


40歳代の患者さん。
長年、鼻閉とお付き合いされておられる患者さん。
気管支喘息とも。
6月16日書き込みした患者さん。
初診1週間後に左内視鏡下副鼻腔手術をやりました。
1回で100%鼻腔・副鼻腔病変を正常化出来ることは無理ですが、かなりの範囲をカバー出来ます。
手術翌日に左総鼻道の糸結び綿花タンポンを抜去、
その翌々日、左中鼻道の糸結びカルトスタット抜去、
抜去直前、
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黒い糸が見えると思います。これを引っ張ると簡単に抜去できます。
糸結びのないカルトスタットタンポンを挿入した場合には、抜去時に大変なご苦労をされているはずです。
私もこれにはひどい困難を味わいました。
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中鼻道のカルトスタットを抜去した直後です。
抜去直後に関わらず、出血は極少量でした。
抜去時の出血が少ない程,癒着の確率は低くなると思います。

副鼻腔手術後の最初のチェックは中鼻甲介癒着の有無と思います。
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by hanahanak2 | 2011-06-24 09:59 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

容易に区別されます

四国徳島からです。

白血球数とその分類」を活用した診療を心掛けています。

例えば、
3歳未満の赤ちゃん。
鼻汁・鼻閉・イビキ・咳等の症状。
血球計測、
WBC:末梢血液白血球数  15,500/μl H
LYM:リンパ球  5,200/μl H
MON:単核球   1,900/μl H
GRA:顆粒球   8,400/μl H

白血球1万以上ですが、顆粒球(ほぼ好中球)は1万以下ですから、抗菌薬(抗生物質)は不要と思います。
ウイルス感染症か細菌感染症かの大体の区別はこれで分かります。
経過に疑問点が発生すれば、その時点で再考すれば良いと思います。
症状所見がひどいから抗菌薬療法を考えるのではなく、
細菌感染症で、かつ抗菌薬療法が必要な場合に、抗菌薬を使うのが理屈と思います。
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by hanahanak2 | 2011-06-23 12:17 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例122 その3

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、終始、ウイルス感染症及びその戦場跡と考えての診療を行っています。

5歳の患者さん。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎を繰り返している患者さん。
2009年8月4日、27日に書き込みした患者さん。
当院初診は、2歳3ヶ月。
以来、当院では抗菌薬(抗生物質)の使用は無しでした。
使う根拠が無いから使わなかったのです。
今月の状態、
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①ここ1年、鼓室内貯留液は無かったのですが、溜まっているということは、鼻の状態が悪いということになります。
②画像では鼻汁少ないですが、吸引前は大量膿性鼻汁でした。
鼻汁細菌検査をやってみました。
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インフルエンザ菌と肺炎球菌が検出されました。
インフルエンザウイルスとかRSウイルスは体内で検出されれば、それが起炎微生物と診断されます。
所が、鼻汁中のインフルエンザ菌、肺炎球菌検出は、起炎微生物(起炎菌)とは容易に診断しては危険と思います。
これは、感染症の常識ではないでしょうか。
菌の氾濫(反乱)の証拠を提示する必要があると思います。
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by hanahanak2 | 2011-06-21 11:08 | 急性中耳炎 | Comments(0)

RSウイルス性急性中耳炎

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎に抗菌薬(抗生物質)が効かないと言っては次の抗菌薬、効かないと言ってはまた次の抗菌薬と使うのは、何か変だとは思いませんか。
立ち止まって考える必要があると思います。


今日提示させていただく患者さん。
3歳4ヶ月の患者さん。
受診前日、耳が痛い、38.5度の発熱、咳少々、だったそうです。
視診、
左鼓膜膨隆軽度、左耳漏少量ありました。
血球計測、
末梢血液白血球数  19,700/μl H
白血球3分類   リンパ球  4,500/μl H
           単核球   1,400/μl H
           顆粒球  13,800/μl H

①白血球数、1万以上、かつ、1.5万以上、
②顆粒球も、1万以上でした。
③しかし、リンパ球、3千以上でした。
これらを総合すると、ウイルス感染症の数値であります。

鼻汁RSウイルス迅速検査しました所、陽性でした。

お分かりのように、
日常的に来院されております、急性中耳炎・急性副鼻腔炎は抗菌薬を必要としないウイルス感染症なんです。
1週間で改善したとしても、抗菌薬が効いた分けではないのです。
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by hanahanak2 | 2011-06-20 12:01 | 白血球 | Comments(0)

RSウイルス性急性副鼻腔炎

四国徳島から発信しています。

急性副鼻腔炎の診療は、ウイルス感染を考慮した診療に改める必要を感じています。

本日提示させていただく患者さん。
22歳の患者さん。
1ヶ月前に風邪症状、以来鼻閉・鼻汁続き、最近、頬部痛が出現し、当院来院されました。
視診、
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①左右とも大量膿性鼻汁がお分かりと思います。
②そして、鼻中隔彎曲で狭くなっている左側がよりひどい状態でした。
膿性鼻汁だから抗菌薬使用は不正解です。
最大の問題は、最終的に鼻汁消失が得られるかどうかです。

血球計測、
末梢血液白血球数  12,100/μl H
白血球3分類  リンパ球  2,800/μl
          単核球     700/μl
          顆粒球   8,600/μl H

①白血球数、1万以上ですが、
②顆粒球、1万以下ですので、
ウイルス感染症、と診断しました。
さらに、
ここしばらく中止していました、RSウイルス迅速検査を実施、
陽性、でした。

RSウイルス迅速検査が陽性に出た場合には、インフルエンザウイルスと同じく、
RSウイルス感染症と確定診断されるはずです

こういうふうに、RSウイルスは実施すれば、風邪症状を呈する患者さんで大きな比率で陽性になるはずです。保険に請求出来ないからやらないだけです。
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by hanahanak2 | 2011-06-19 22:24 | 白血球 | Comments(0)