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白血球数とその分類

四国徳島からです。

4歳の患者さん。
受診理由は、「夜、鼻詰まりで苦しそうです。」
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顆粒球(ほぼ好中球)、5,300/μl、1万以下でしたので抗菌薬(抗生物質)は不要

2歳の患者さん。
受診理由、「38度の発熱と耳痛」
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顆粒球(ほぼ好中球)、4,400/μl、1万以下でしたので抗菌薬は不要

経過に納得出来ない点がありましたら、再度検査をして検討すれば良いと思います。
膿性鼻汁を認める、鼓膜膨隆を認める、発熱がある等で簡単に抗菌薬投与は理屈になってないんちゃあう。

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by hanahanak2 | 2011-04-29 22:41 | 白血球 | Comments(0)

生涯最良の鼻通り

四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)使用を適正化しようと努力しています。

4月2日に書き込んだ患者さん。
鼻中隔矯正術・内視鏡下副鼻腔手術を提案し続けている患者さん。
承諾していただけないので、
下鼻甲介超音波凝固、それも片側のみならと承諾を得、実施しました。
させてもらいました。
ほんの2、3分の術中、患者さんは不安感からか、しゃべり続けていました。
そして、術後2週間、
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右下鼻甲介のみの超音波凝固、
痂皮が固まって来ますと通気度が良くなって来ました。
特に、やっていない左の改善が著しいです。
人生最高の快適さ」と申しておられました。
これを機に、次のステップに進まれたらと思うものです。

下鼻甲介超音波凝固の場合には術後抗菌薬は不要としています。

鼻腔・副鼻腔手術に対し大きな不安がある患者さんには、下鼻甲介片側凝固術は、その解消に寄与する良い手段ではないかと思います。
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by hanahanak2 | 2011-04-28 12:42 | 超音波凝固切除 | Comments(0)

約20年のご無沙汰でした。

四国徳島からです。

自然治癒しない、投薬で治らない、コントロール出来ない場合には、可能であれば、手術を提案しています。

67歳の患者さん。
当院初診は35歳。
断続的に処置投薬で治療を続けていましたが、10年前に当院への通院がなくなっていました。
くしゃみ・鼻水・鼻詰まりでした。
両側鼻詰まりでしたので、強い鼻声でした。
今回も同じ状態で受診されました。
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①鼻中隔の状態が把握出来ない程に滅茶な下鼻甲介肥大。
②小さい鼻茸(ポリープ)がありますよ。
飲み薬嫌、点鼻薬嫌、手術嫌、なんです。
だからここまでこの状態で来たんでしょうね。

外来処置だけでしたら生涯このままですよ。
片側ずつやれば非常に楽ですよ。

今日やっときましょう。
今回は納得していただきました。
滅茶な肥大は、下鼻甲介超音波凝固術、粘膜だけでなく粘膜下、骨に達する程度にやると、丁度良いと考えました。

結果は機会があれば書き込みます。

いつものように、下鼻甲介凝固術の場合には術後抗菌薬(抗生物質)は無しです。
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by hanahanak2 | 2011-04-27 14:10 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

咽頭痛で来院だったのですが。

四国徳島からです。

感染症に対し、抗菌薬(抗生物質)を必要とすのか否かを、「白血球数とその分類」から判断しています。

26歳の患者さん。
来院理由は、咽頭痛。
問診していくと①耳が痒いので毎日綿棒使いっています。②くしゃみ・鼻水・鼻詰まりも毎日です。
視診、
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①咽頭後壁、腫脹中等度、白苔なし。
顆粒球(ほぼ好中球)4,300/μlでしたので抗菌薬は不要
②鼻中隔彎曲高度、左鼻腔、ファイバースコープ挿入不能。
③両側鼓膜にびらん・ 痂皮を認め、耳漏も。

鼻中隔弯曲症は、ひどい場合にはやはり矯正してあげないと、生涯に亘り鼻腔・副鼻腔症状が続きます
鼓膜炎も自然治癒は望めない疾患です。古傷を新鮮化してあげれば治癒に導くことが可能なんです。
鼻閉の解消された鼻、ピカピカの鼓膜を見届けたいものです。

治す事が可能な疾患、それを諦めて放置してしまうことは、診療する側として非常に残念な事です。
自分の説得力のなさが歯がゆいです。

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by hanahanak2 | 2011-04-26 22:39 | 鼓膜炎 | Comments(0)

今週2人目、少ない?多い?

おはようございます。
四国徳島から発信しています。

感染症診断の基本の基本、「白血球数とその分類」測定により、抗菌薬(抗生物質)使用をより適正化しようと努力しています。

今日の患者さんは56歳です。
38度の発熱、悪寒、咽頭痛、関節痛等の症状、
インフルエンザの流行は下降ぎみなので、やらずに、
ファイバースコープ下での視診、
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咽頭後壁に白苔がビッシリ。
舌圧子使用では見えない場所です。
血球計測で確認、
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顆粒球(ほぼ好中球)、12,200/μl、1万以上
この場合には、リンパ球を見る。
リンパ球、1,500/μl、2千以下
典型的な細菌感染症のパターンでした。

抗菌薬を使う時に、もらう時に、「白血球数とその分類」をお願いしたいと思います。
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by hanahanak2 | 2011-04-21 09:06 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

外傷性鼓膜穿孔

四国徳島からです。

ウイルス感染症には抗菌薬(抗生物質)を使わないように努力を続けています。

今日の患者さん。
「耳かきで突いてしまった」訴えでした。
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外傷性鼓膜穿孔です。
この場合には、1,2ヶ月後には治ることが予想されます。
何もしないです。
ただ、治って行くのを観察はさせてもらいます。
感染予防での抗菌薬は使いません。
これも、耐性菌を増加させない努力です。
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by hanahanak2 | 2011-04-20 14:54 | 鼓膜穿孔 | Comments(0)

急性中耳炎 症例222

四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)使用の可否を判断するために白血球数とその分類を利用しています。

30歳代の患者さん。
耳痛での訴えで来院された患者さんでした。
診察中も痛そうでした。
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右鼓膜は風船でした。
鼓膜輪を越えて外耳道まで及んでいました。
この風船状膨隆は診察中に自壊しました。
この患者さんは、昨日書き込んだ、顆粒球6,700/μlの患者さんです。

急性中耳炎の診療では、抗菌薬使用を躊躇して欲しいんです。
治すのではなく、治るのを待ってもらいたいのです。
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by hanahanak2 | 2011-04-19 22:28 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性咽頭炎、急性中耳炎

四国徳島からです。

「白血球数とその分類」を行うことで、耳鼻咽喉科感染症に対する明確な判断が可能ではないかと思い、当ブログを発信しています。

例えば、受診前日発症したと思われる急性咽頭炎の患者さん、
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顆粒球(ほぼ好中球)、10,500/μl、1万以上
リンパ球、1,000/μl、2千以下
でしたので、大手を振っての細菌感染症、抗菌薬(抗生物質)を使いました。

受診当日、発症したと思われる、急性中耳炎の患者さん、
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顆粒球(ほぼ好中球)、6,700/μl、1万以下
だから、抗菌薬は不要でした。
ウイルス感染性の急性中耳炎でした。

こういう判定で、ほぼ間違いはないと思います。
抗菌薬投与の有無と経過を充分に照らし合わせながら次の患者さんの参考にしていくのです。
判定の精度を上げて行こうと努力しているつもりです。
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by hanahanak2 | 2011-04-18 22:15 | 白血球 | Comments(0)

最大級アレルギー性鼻炎患者さん。

おはようございます。
四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)投与は身体に多大な負担を掛けることになります。
使わずに済むなら使いたくない薬です。
極力、抗菌薬を使わない診療に心掛けています。


今日の患者さん。
16歳。
交代性鼻閉でなく両側とも通らない状態がずっと以前から続いているとの事でした。
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下鼻甲介も中鼻甲介も最高度肥大です。

下鼻甲介は、超音波凝固
中鼻甲介は、超音波凝固、又はパワーパンチによる切除により、
呼気吸気通路を確保する必要があると思います。

肥大の程度が最大級の患者さんの場合には、骨に達する程度の強い凝固を必要としますので、片側凝固、次いで他側凝固とやるのが患者さんは楽と思います。

超音波凝固は、術中の痛みが少なく、術創の治りが早く、治癒した粘膜起伏が少なくきれいです。

なお、鼻甲介に対する手術の場合には、術後抗菌薬(抗生物質)使用は無しで可能です。
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by hanahanak2 | 2011-04-17 08:38 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

交代性鼻閉

おはようございます。
四国徳島からです。

当ブログでは、耳鼻咽喉科疾患についての私の試行錯誤を綴っています。
急性中耳炎は繰り返していてもほとんどは6歳までに治って行きます。
治らないのが鼻腔・副鼻腔病変です。
治らないのは治してあげないと、と思います。


定年退職された方です。
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鼻中隔彎曲症なんですが、ファイバースコープ検査をやっていますと、彎曲が無いのが珍しいです。
鼻閉、いびき等の症状を改善したいという強い思いの患者さんのみに手術を実施することになります。
術後、
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下鼻甲介超音波凝固を追加しております。
どうでしょう、鼻閉は非常な改善いびきも非常に小さくなっております。
なお、粘膿性鼻汁が認められます。
ウイルス性急性副鼻腔炎ですよ。
抗菌薬(抗生物質)は不要なんですよ。

特に強い鼻閉のある方はご近所の耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2011-04-16 09:01 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)