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耳に手をもっていく

四国徳島からです。
当地とすれば寒い一日になりそうです。

1歳7ヶ月の赤ちゃん。
1週間前38度以上の発熱あり、風邪の診断で抗菌薬(抗生物質)服用中でした、
受診前夜から右耳を頻繁に触り出した、という訴えで来院されました。

鼓膜を観察しますと、右だけでなく左も急性中耳炎でした。
大量水様性・粘膿性鼻汁、咳もあり、風邪症候群。

当日の血球計測
末梢血液白血球数 11,000/μl H
白血球3分類  リンパ球 40.2%    4,400/μl H          
          単核球  13.6% H  1,500/μl H
          顆粒球  46.2%    5,100/μl
①抗菌薬服用中にも関わらず急性中耳炎・急性副鼻腔炎が治っていない。
②風邪症状の経過に抗菌薬が有効に働いていない。
③白血球数、1.5万以下、
④リンパ球、3千以上、
⑤顆粒球(そのほとんどは好中球とすると)、1万以下、
ですから、
抗菌薬は要らないと思います。
抗菌薬の使用には慎重であって欲しいものです。

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by hanahanak2 | 2011-01-30 11:25 | 白血球 | Comments(0)

今月3例目の抗菌薬(抗生物質)使用患者さんです

こんにちは。
四国徳島からです。

20歳代の患者さんです。
受診前日より咽頭痛・寒気、来院時体温37.2度。

末梢血液白血球数 12,800/μl H
白血球3分類  リンパ球  6.3% L    800/μl H          
          単核球   6.5%      800/μl
          顆粒球  87.2% H 11,200/μl H
①白血球数、1.5万以下ですが1万以上、
②リンパ球、2千以下、
③顆粒球(そのほとんどは好中球)、1万以上
ウイルス感染症とするには無理があります。

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①咽頭後壁に大量白苔を認めます。
②前部副鼻腔(上顎洞・篩骨胞・前頭洞)の換気不良が疑われます。
よって、細菌性急性咽頭炎と診断し抗菌薬を処方するのは妥当と思います。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎でリンパ球2千以下顆粒球1万以上となる患者さんを毎日探しているのですが発見出来ません。
ガイドラインでは耐性菌を考慮した抗菌薬療法をしましょうと勧告しているのですが、私の思いと合致しないのです。

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by hanahanak2 | 2011-01-29 19:08 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

抗菌薬が効かない

こんにちは。
四国徳島からです。

50歳代の患者さんです。
3週間前より鼻汁が多くなり抗菌薬(抗生物質)もらって飲んでいるのに治らないと訴えて来院されました。
体温37.2度、額帯鏡下で鼻腔膿性鼻汁で溢れていました。

末梢血液白血球数 6,500/μl 
白血球数1.5万以下、しかも1万以下でした。
現時点では抗菌薬(抗生物質)は不要の結果でした。

ファイバースコープ検査では、
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①オレンジ色気味大量膿性鼻汁、
②上鼓室に貯留液、を認めます。
抗菌薬、要らないんですよ。

RSウイルス迅速検査、陽性でした。
抗菌薬不要です。

白血球数と分類を測定すると、ありふれた感染症については、抗菌薬の使用は激減するはずです。
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by hanahanak2 | 2011-01-28 17:56 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

昨年12月抗菌薬(抗生物質)使用最終患者さん

こんにちは。
四国徳島からです。

50歳代の患者さん。
訴えは、ノドが痛い、微熱でした。

白血球数とその分類をまず提示します。

末梢血液白血球数 15,000/μl 
白血球3分類  リンパ球  8.5% L   1,200/μl 
          単核球   5.8%       800/μl
          顆粒球  85.7% H  13,000/μl H
①白血球数、1万以上、
②リンパ球、2千以下、
③顆粒球、1万以上、ですから、細菌感染症が成立しています。

そして額帯鏡下の視診では病的変化分かりません。
ファイバースコープ検査では、
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咽頭後壁・咽頭側索に白苔がびっしり。
抗菌薬使用を勧める症例でした。

お分かりのように、急性副鼻腔炎・急性中耳炎で上記の①②③に該当する患者さんは、
発見困難な状態です。

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by hanahanak2 | 2011-01-27 12:43 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

今月2例目の抗菌薬(抗生物質)使用患者さんです

こんにちは。
四国徳島からです。

20歳代の患者さん。
咽頭痛を訴えて来院されました。
体温37.8度、額帯鏡下では鼻腔・口腔・咽頭に変化はありません。
今日この頃では、インフルエンザを疑いますから、その迅速検査をしましたが、陰性。
やはり血球計測、
末梢血液白血球数 21,200/μl H
白血球3分類  リンパ球 1.9% L  2,300/μl
          単核球 13.2% H  2,700/μl H
          顆粒球 75.9%   16,200/μl H
①白血球数、1.5万以上
②リンパ球、2千未満ではないが3千未満。
③顆粒球、1万以上、
明確に細菌感染症と判断できる数値と思います。
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①咽頭後壁には白苔がびっしりでした。
②右上顎洞開窓(4年前でした)はきれいに出来ております。
今月、抗菌薬を使った2例目の患者さんです。本当です。

白血球数とその分類、簡便で患者さんの負担も少なく、細菌感染かウイルス感染かの判別に非常に有用な検査と思います。
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by hanahanak2 | 2011-01-26 11:01 | 白血球 | Comments(0)

上顎洞からです

こんにちは。
四国徳島からです。

50歳代の患者さん。
受診前日に1回左鼻出血あるも自然止血。
受診当日も、起床時出血あるも自然止血。
しかし、午前仕事中前回よりも多量で止血しなかったので受診されました。

出血の後発部位は鼻中隔前部ですが、ここには出血ありません。
後を観察する必要があります。
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左上顎洞副孔からの出血です。
つまり、上顎洞→上顎洞自然口→上顎洞副孔→中鼻道→口腔へ落下、です。

①鼻出血の大部分は鼻中隔前部からですが、
②次に多いのは上顎洞からと思います。

この患者さんの場合の処置は糸結びカルトスタットを中鼻道に挿入して止血し帰ってもらいました。
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by hanahanak2 | 2011-01-25 12:47 | 鼻出血 | Comments(0)

咳が止まらない

四国徳島からです。

20歳代の患者さんです。
1ヶ月に亘って咳が止まらない、でした。
抗菌薬(抗生物質)、咳止めを断続的に服用していました。
体温36.6度、表情は元気そうでした。

末梢血液白血球数 6,800/μl

抗菌薬は不要の白血球数です。

咳が出る時には鼻汁の観察が必要です。

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中鼻道は大量膿性鼻汁の濁流状態でした。
咳の軽減には鼻汁の軽減が必要です。
この急性副鼻腔炎はウイルス感染ですから、抗菌薬は止めるべきだと思います。

誠に単純、簡単なことです。
白血球数とその分類を始められることをお勧めします。
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by hanahanak2 | 2011-01-24 10:20 | 白血球 | Comments(0)

急性咽頭炎

四国徳島からです。

小学校高学年児童です。
昨日からノドが痛い、という訴えでした。
39度の発熱でした。
額帯鏡下では鼻腔・咽頭には変化なし。

末梢血液白血球数 15,100/μl H
白血球3分類  リンパ球 13.5% L  2,000/μl
          単核球  6.6%      900/μl H
          顆粒球 79.9% H 12,200/μl 
これが細菌の暴動発生パターンです。
①白血球数は1.5万以上、
②リンパ球、2千未満、
③顆粒球、1万以上。
ファイバースコープ検査をすると、
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咽頭後壁に白苔がべったりでした。
肺炎でも髄膜炎でも中耳炎・副鼻腔炎でも細菌感染症であれば、上記のような数値を呈すると思うものです。
今年1月、今日までに抗菌薬(抗生物質)使用した唯一の患者さんです。

それ程、上記のような細菌感染症パターンを示す患者さんは少ないと思います。
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by hanahanak2 | 2011-01-23 21:10 | 白血球 | Comments(0)

咽頭痛

四国徳島からです。

60歳代の患者さん。
1週間前よりノドが痛いと訴えて来院されました。
体温36.4度。
血球計測値を示しますと、

末梢血液白血球数 6,600/μl H

ノドが痛い、風邪症候群と考えると、白血球6千で抗菌薬(抗生物質)を使う先生はおられないと信じます。

しかし、
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左右上顎洞より大量膿性鼻汁を認めます。
膿性鼻汁、即ち、細菌感染と考えてはなりません。
上記白血球数がそれを如実に示しています。

皆さん、分かってくださいよ。
簡単なことですよ。

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by hanahanak2 | 2011-01-22 08:50 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

訂正

四国徳島からです。

1月18日に書き込みしましたデータが違っていました。
訂正します。

末梢血液白血球数 10,300/μl H
白血球3分類  リンパ球 36.1%    3,700/μl H
          単核球  15.1% H  1,500/μl H
          顆粒球  48.8%    5,100/μl

①白血球数は1万を超えていますが、1,5万未満。
②リンパ球、3千以上。
③顆粒球(ほとんど好中球)、1万未満。

耳鼻咽喉科感染症の場合、特に急性中耳炎・急性副鼻腔炎では、
上記の数値は、細菌感染症とは言い難いと思います。

抗菌薬(抗生物質)製造・販売会社は、色々の手段で私たち医師に販売促進を迫ってきます。
他の薬剤でも同じですが、
使用してみて考える必要があると思います。
効いているのか、自然経過(治癒・改善)なのか。
自然経過を1週間で改善したとデータ化しているんではないかと思われる場合もあるような気がします。
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by hanahanak2 | 2011-01-21 08:54 | 白血球 | Comments(0)