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鼻中隔弯曲症 術前術後

四国徳島からです。

35歳の患者さんです。
当院初診理由は「長年の耳漏」でした。
鼻閉・後鼻漏ではなかったです。
鼻中隔弯曲症による鼻閉は、確認して教えてあげないと生涯そのままになってしまいます。
鼻中隔矯正術術前
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右への突出が分かると思います。
術後
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残念ながら突出が見事に残っていました。
2回目の鼻中隔矯正術に快諾?を得、
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これで完成しました。
一度の手術で完成して当たり前。
ご迷惑をお掛けした所でした。
左下鼻甲介肥大はこれも2度超音波凝固致しました。
鼻閉の解消により後鼻漏(痰)も改善し咳・咳払いも次第に減少しています。
術後感染予防のための抗菌薬(抗生物質)は1回の内服のみでした。

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by hanahanak2 | 2010-07-31 20:48 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

急性中耳炎 症例180

四国徳島からです。
徳島市では8月12日より阿波踊りが始まります。

1歳4ヶ月の赤ちゃんです。

9ヶ月時に耳漏を母さんが見付けて初診されました。(1月初旬)
右鼓室内貯留少々、左大量耳漏
末梢血液白血球数 13,700/μl H 白血球3分類 リンパ球 8,100/μl H
ウイルス感染パターンですので抗菌薬(抗生物質)無しでスタート。
1月下旬
右鼓膜軽度膨隆、左大量耳漏再び。
末梢血液白血球数 12,100/μl H 白血球3分類 リンパ球 4,400/μl H
依然ウイルス活躍中。
2月上旬
右鼓膜軽度膨隆再び、左耳漏少量続いていました。
末梢血液白血球数 14,800/μl H 白血球3分類 リンパ球 5,200/μl H
まだウイルス活発、細菌増殖は考えられない。
3月下旬 
両側鼓膜軽度膨隆に
末梢血液白血球数 11,800/μl H 白血球3分類 リンパ球 4,700/μl H
依然細菌暴動無し、細菌は静かにしています。
5月下旬
両側耳漏大量
末梢血液白血球数 12,000/μl H 白血球3分類 リンパ球 42,00/μl H
繰り返すウイルス感染です。
そして、7月下旬でした。
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安心出来ませんが、ゴールが見えてきました。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎に対して、
ひどいから、治らないからと抗菌薬を次々と使うのは非常に不思議に思うものです。

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by hanahanak2 | 2010-07-30 22:37 | 急性中耳炎 | Comments(0)

下鼻甲介超音波凝固

四国徳島、雨の一日でした。

31歳の患者さん。
左右のどちらかの日常的鼻閉の訴えで来院されました。

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この画像には下鼻甲介は写っていませんが、左鼻腔が狭くなっております。

両側の下鼻甲介の超音波凝固をやりますと、
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非常に良好な左右バランスになっておりました。
下鼻甲介のみの凝固に関わらず、鼻腔全体が広くなって来ております。
術後10日目の画像ですよ。
術後 痂皮も非常に少なくなっております。
高周波凝固に比べて、超音波凝固は術中も術後も、非常に楽ちんです。
術後抗菌薬(抗生物質)鎮痛剤使用は無しでした。

鼻閉の強いアレルギー性鼻炎をお持ちの方は是非耳鼻咽喉科でご相談下さい。
超音波凝固です。

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by hanahanak2 | 2010-07-29 22:16 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例167 その2

1歳4ヶ月の赤ちゃん。
5月20日に書き込みした患者さん。

初診1週間後、鼓膜膨隆中等度、体温36.7度。
末梢血液白血球数 21,500/μl H
白血球3分類  リンパ球 50.0% H  10,700/μl H
          顆粒球  37.5% L   8,200/μl H
初診2週間後 鼓膜膨隆中等度、体温36.6度。
末梢血液白血球数 16,100/μl H
白血球3分類  リンパ球 47.1%     7,500/μl H
          顆粒球  35.8% L   5,900/μl
初診3週間 後鼓膜膨隆中等度、体温36.6度
末梢血液白血球数 20,000/μl H
白血球3分類  リンパ球 37.6%    7,500/μl H
          顆粒球  52.7%   10,600/μl H
初診4週間後 鼓膜膨隆中等度、体温36.6度。
末梢血液白血球数 14,000/μl H
白血球3分類  リンパ球 51,7%    7,200/μl H
          顆粒球  32.3%    4,600/μl
以後鼓膜所見に改善が見られるようになり、
初診2ヶ月後
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鼓室内からの排液が終了に近付いてきました。

激しい白血球増多、ひどいリンパ球増多は細菌感染ではないので、
この状態に抗菌薬(抗生物質)を使う理由にはならないと思います。

思うに、細菌感染であれば、オゼックス細粒小児用で治癒直前までの改善があったはずです。
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by hanahanak2 | 2010-07-28 15:10 | 急性中耳炎 | Comments(0)

頭痛の訴え

四国徳島、強い日差しです。

8歳の患者さん。
頭痛の訴えあり、CT検査で上顎洞に陰影を認め当院を紹介され来院されました。

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左は鼻中隔彎曲が強くファイバースコープの挿入は中止しました。
右上顎洞膜様部副孔より拍動性に膿性鼻汁を認めました。
従って、
急性副鼻腔炎の診断になります。
そして、、
ウイルス性急性副鼻腔炎の確率が非常に高いと思われます。
患者さんは、日常的に頻繁に頭痛の訴えがあります。
繰り返し急性副鼻腔炎を来たして、難治な急性副鼻腔炎が想定されます。

長期にわたる、注意深い観察管理が必要と思います。
特に重要なことは、抗菌薬(抗生物質)の使用を止めることです。
私はそう思っています。

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by hanahanak2 | 2010-07-26 12:53 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例180

四国徳島からです。

2歳10ヶ月の子供さんです。
今回の診察は自分で診療椅子によじ登って、診察終わるまで泣かずにニコニコ出来ました。
1ヶ月に1度の経過観察です。
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4月下旬から急速にこんな状態になっております。
鼓膜、文句なし。
鼻腔、上々。

当患者さんは、6ヶ月での急性中耳炎発症でした。
繰り返し再発し難治でした。
そして、今回は3月下旬に来院されました。
末梢血液白血球数 26,800/μl H
白血球3分類  リンパ球 39.7%    10,600/μl H
          顆粒球  42.9% L  11,600/μl H
これでは体調不良です。しかし、ウイルス感染ですので抗菌薬(抗生物質)は出しませんでした。
1週間後
末梢血液白血球数 20,400/μl H
白血球3分類  リンパ球 31.2%    6.300/μl H
          顆粒球  55.8%   11,500/μl H
そしてその1週間後、解熱し元気になりました。
末梢血液白血球数 12,700/μl H
白血球3分類  リンパ球 52.7% H  7,200/μl H
          顆粒球  27.6% L  3,600/μl
ひと安心の数値になってきました。
そして現在に至っている分けです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染症だと取り敢えず判断し、不安なら白血球数とその分類で確認されたら如何でしょうか。     
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by hanahanak2 | 2010-07-25 14:00 | 急性中耳炎 | Comments(0)

声が出ない、咳で寝られない

四国徳島、徳島市は今日も夏日でした。県西部では35.8度まで上昇しました。

58歳の患者さん、「声が出ない」、「咳で寝られない」という訴えで来院されました。
体温、36.3。
鼻腔前半部
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鼻中隔の左への軽い彎曲のみでした。
鼻腔後半部から喉頭をのぞくと、
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右中鼻道の途中から湧き水の如く、
上顎洞副孔から、膿性鼻汁の拍動性噴出が認められます。
流れ下って喉頭にからまっていました。
ウイルス感染と予想して、血球計測しました。
末梢血液白血球数 10,900/μl H

ウイルス性急性副鼻腔炎
ウイルス性急性喉頭炎
ウイルス性気管気管支炎
に違いないと思うものです。

抗菌薬使用は限られた症例のみに致しましょう。
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by hanahanak2 | 2010-07-24 22:31 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例179

四国徳島、徳島市は夏日です。診察室は朝から29度です。

6歳の患者さんです。
耳が痛いと訴えての来院から3日目です。
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右鼓膜の膨隆は軽度、鼓室内貯留液は満杯です。
左右膿性鼻汁大量です。
初診時より改善しております。
表情も明るく、元気はつらつでした。

急性中耳炎は赤ちゃんから高齢者まで急性副鼻腔炎を合併しています。大抵。
急性副鼻腔炎に必ず急性中耳炎が合併することはありません。
急性副鼻腔炎が治癒しなくても改善すれば急性中耳炎は治って行きます。
抗菌薬(抗生物質)を使っても使っても膿粘性鼻汁(後鼻漏)が消えない、再発する患者さんは、本当に多いです。無茶苦茶多いです。
せっかく、
急性中耳炎と正確な診断をするのに、
どうして、
抗菌薬使用の迷路に迷入するんでしょう

不思議。
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by hanahanak2 | 2010-07-23 16:48 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼻中隔弯曲症 術前術後

四国徳島、猛暑日寸前です。
徳島市周辺は涼しい住みやすい所でしょうか。

33歳の患者さん。
繰り返し右前頭部痛を来たし、急性副鼻腔炎(前頭洞炎)の診断で、抗菌薬(抗生物質)、鎮痛剤等で何となく落ち着くのですが、起こらなくする治療をして欲しいと訴えて来院されました。

視診では、
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左への鼻中隔彎曲が高度です。
右前頭洞自然口周辺には膿性鼻汁はなく、水様性鼻汁を認めました。
そして、CT撮影を近所の診療所にお願いしましたが、高度鼻中隔彎曲のみで、副鼻腔内陰影はありませんでした。
これで終わりにすれば、同じ事になりますので、
明らかに不都合な鼻中隔弯曲症を治して経過をみることにしましょうという合意に達し、
鼻中隔矯正術をしました。
右下鼻甲介超音波凝固も合わせてやりました。
術後2週間
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左への鼻中隔の突出が消失しています。
右下鼻甲介の 痂皮がなくなりますと左右通気度バランスは見違えるように良くなると思います。

自然な鼻呼吸が可能となると、呼吸器のトラブルは確実に激減するはずです。
しかも、生涯、有効に働いてくれるのです。


それが、外来で、抗菌薬1回内服のみで可能なんです。
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by hanahanak2 | 2010-07-22 14:48 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

急性中耳炎 症例178 その2

四国徳島、暑い夏の日差しです。

前回の患者さん。
生後6ヶ月での急性中耳炎初診時、

血球計測
末梢血液白血球数 19,900/μl H
白血球3分類  リンパ球 52.4% H  10,400/μl H
          顆粒球  33.7% L   6,800/μl

7年前でした。
重症のウイルス感染と判定して、抗菌薬(抗生物質)を使いませんでした。
その後、治癒はしませんが改善していきました。
そして、再発を繰り返していました。
そして、この患者さんは、3歳時点で再発が終了しましたと言うわけです。
結局、当院では抗菌薬使用は、現在もゼロです。

白血球数が数倍にも増加していても、リンパ球増多を伴っていれば、
初期段階では、ウイルス感染と判定するべきと思います。抗菌薬不使用と考えるべきと思います。


如何でしょうか。
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by hanahanak2 | 2010-07-21 17:03 | 急性中耳炎 | Comments(0)