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急性中耳炎

四国徳島からです。
先ほどから雨の音が聞こえてきました。

この世界の不思議。

急性中耳炎と診断出来ているのに、何で抗菌薬(抗生物質)を使うの。

急性副鼻腔炎と診断出来ているのに、何で抗菌薬を使うの。

1週間使って、改善すると、何故か効いた効いたと判断するの。
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by hanahanak2 | 2010-06-28 22:26 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性副鼻腔炎

四国徳島、一日中雨でした。

59歳の患者さん。
2週間前より風邪症状で抗菌薬(抗生物質)を服用していたが、次第に咳がひどくなってきたと訴えて来院されました。

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左右とも、膿性鼻汁がノドへ大量に流れて行っていました。
急性副鼻腔炎ですね。
そして、大切なのは、右への鼻中隔突出です。
この鼻中隔弯曲が急性副鼻腔炎を来しやすく、重症化しやすくしていると、私は思うのです。
そして、
末梢血液白血球数 8,700/μl

ウイルス性急性副鼻腔炎、でした。

抗菌薬は不要です。
鼻腔副鼻腔が正常な方々はほんの少数ですが、
何処まで治るか、対症療法で待つんです。

皆さん、理解出来ないことはないと思いますが、実行出来ないだけと思います。
一歩、踏み出してください。

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by hanahanak2 | 2010-06-26 22:29 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

後部副鼻腔からの鼻出血

59歳の患者さん。
左鼻出血にて初診されました。
鼻腔前部には出血なく、中鼻道にも出血認めず帰ってもらいました。
しかし、
初診日深夜、再び左より出血と電話あり診察しました。
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嗅裂部に血液の流れを認め、その部位をねらってタンポンしましたら、止血状態になりました。
2日後にタンポンを抜きますと、
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蝶形洞か後篩骨洞か、いずれかよりの出血と診断できました。
出血はこんな状態になりますと、落ち着いてくると思います。

後部鼻出血の場合には、上顎洞(中鼻道)を確認するようにしていますが、
嗅裂にも注意を向けないといけないと、考えされられた1例でした。

投薬は、降圧剤を使いました。
止血剤は使いません。
自然止血を待つ。
出血が多いときは、止血処置をする、です。
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by hanahanak2 | 2010-06-21 12:02 | 鼻出血 | Comments(0)

急性中耳炎 症例173

四国徳島からです。

8歳4ヶ月の子供さんです。
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鼓膜膨隆あり、耳漏あり。
末梢血液白血球数 8,700/μl
ウイルス性急性中耳炎ですので、対症療法のみでスタート、
2週間後、
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中耳炎も副鼻腔炎もほぼ満足のいく状態になっていました。
ただ、鼻前庭に「とびひ」が発生していました。
これに対しても、極力、抗菌薬で叩くでなく、傷を治すという方針をまず選択しています。

急性中耳炎の原因微生物は、そのほとんどは、ウイルスと思いますよ。

「急性中耳炎の起炎菌は・・・・・・」という情報は摩訶不思議なんです。
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by hanahanak2 | 2010-06-20 15:11 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例172

4歳11ヶ月の子供さん。
数日前に、風邪症状で受診し抗菌薬(抗生物質)を服用していました。
耳痛・鼻汁・咳にて当院へ来られました。
体温37.1度。粘水様性鼻汁多量、

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鼓膜の膨隆、ひどいです。

末梢血液白血球数 10,500μl H
白血球3分類  リンパ球 37.2%    3,800/μl H
          単核球  12.9% H  1,300/μl H
          顆粒球  49.9%    5,400/μl

以上の検査により、ウイルス性急性中耳炎と診断し、
抗菌薬は処方しませんでした。

不必要な抗菌薬使用は、
耐性菌を増殖させます、
肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンを接種しても、その効果は次第に薄れてきてしまいます。

恐いことが、皆さんの知らない所で起こっているんですよ。
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by hanahanak2 | 2010-06-17 11:08 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例73 その2

現在5歳になりました。
当院へ急性中耳炎で初診は2歳5ヶ月でした。
平成19年11月4日に書き込みしました赤ちゃんです。
ブランクを作りながらの断続的な通院を続けておりました。

今年の夏は治癒の宣言が可能な予感を感じさせる状態になってまいりました。

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こんな透明感が出現すれば、将来の中耳炎についての心配はないでしょう。

このように、私は、
急性中耳炎については、子供さんも大人の患者さんも、
抗菌薬(抗生物質)を使わず、月単位・半年単位・年単位で治ってくるのを待つ作戦を実行しています。
説明しても、「父親が薬剤師で、相談すると、抗生物質をもらえと言われたので、抗生物質を下さい」とか言われる事も度々です。そして再診はなくなります。
抗菌薬(抗生物質)の魔力がまだまだ吹き荒れている世の中を痛感します。
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by hanahanak2 | 2010-06-15 22:21 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例171

四国徳島からです。

6歳7ヶ月の患者さんです。
初診は4歳1ヶ月でした。
増悪を繰り返しておりました。
当院へは断続的に来院されていました。
他院受診時には、抗菌薬(抗生物質)投与、鼓膜切開、チューブ留置を受けておられました。
当院では、終始、抗菌薬無しでの対症療法にて待機作戦でした。
気温が上がって来ますと、中耳炎治癒の季節です。
耳は、
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鼻は、
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右鼓膜にはチューブ留置の痕跡を認めます。
上鼓室にわずかの貯留液を残すのみになっています。
鼻腔もかなりスッキリとしてまいりました。
この鼻腔の状態が維持できれば、今年中に中耳炎は治癒に至ると期待しています。

急性中耳炎は治すのではなく、治るのを待つのが妥当な作戦と思います。
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by hanahanak2 | 2010-06-14 21:49 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例170

現在7歳3ヶ月の子供さん。
当院初診は4歳2ヶ月でした。
急性中耳炎と風邪症状でした。
以来、繰り返す急性中耳炎と風邪症状です。
1度も、抗菌薬(抗生物質)を使う細菌感染には遭遇しませんでした。
来院の度に、細菌感染かウイルス感染かと診るのですが、いつもウイルス感染でした。
そしてこの度の受診、
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左耳は、上鼓室に少量の貯留液を残すのみ、
右は鼓室辺縁部全周にわたり帯状に貯留液が残っています。
いよいよ、今夏または今秋に治癒をうかがわせる雰囲気になってまいりました。
ひたすら待っていました。
鼓膜切開もチューブ装着もしていません。

気掛かりなのは、鼻腔副鼻腔です。
特に、右中鼻甲介に粘性鼻汁の付着が多く認められます。
中耳炎は心配ではありません。
心配なのは、鼻炎・副鼻腔炎なんです。
生涯、鼻症状・副鼻腔症状を抱えて過ごすのは、嫌ではありませんか。
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by hanahanak2 | 2010-06-13 19:46 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例166 その2

四国徳島も真夏日でした。

5月10日に書き込みした患者さん。
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抗菌薬(抗生物質)無しで経過をみていました。
1ヶ月後、
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膿性鼻汁、無し。
鼓室内貯留液、無し。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、そのほとんどはウイルス性ですので、
抗菌薬無しで待っておれば治ってきます。

元々の状態に戻ってきます。
耳鼻咽喉科医が治しているわけでは無いのです。
治るように手助けをしているだけなんです。
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by hanahanak2 | 2010-06-11 17:32 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼓膜炎・耳癤の患者さん

63歳の患者さん。
訴えは、右耳漏。

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以前の私、昔の私は、抗菌薬(抗生物質)を使っていましたねぇ。
処置に抗菌薬
内服に抗菌薬、
外用に抗菌薬の点耳薬。
自然に治る疾患に抗菌薬を使って、抗菌薬が良く効くと勘違いしていました。

ウイルス感染には抗菌薬を使わない。
使わなくても自然治癒が見込める場合にも、抗菌薬を使わない。
と言うことを徹底しないと、
肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンとかを受けても、
また、新しいワクチンが必要になってきてしまいます。
その前兆があるそうです。
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by hanahanak2 | 2010-06-08 12:08 | 鼓膜炎 | Comments(0)