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急性中耳炎 症例162

23歳の患者さん。
1週間前より風邪症状あり、受診前日、鼻をかんだ時にから左耳閉感が起こり治らないので当院初診されました。
体温36.8度、大量の粘膿性鼻汁あり、咳は減少傾向。

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左鼓膜膨隆は軽度です。
鼓室内には膿が貯まっています。

血球計測では、

末梢血液白血球数 8,000/μl H

以上により、この患者さんもウイルス感染です。
大量の鼻汁が減少すれば、中耳炎は治癒に向かうはずです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染ですので、
抗菌薬(抗生物質)は使わない
という方針転換が必要と思います。

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by hanahanak2 | 2010-03-29 10:17 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例161

17歳の患者さん。
耳の痛いのは消えたが、耳から汁が出てきたとの訴えで来院されました。
体温36.2度、大量鼻汁あります。
耳は、
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痛々しい状態です。

血球計測では、

末梢血液白血球数 13,300/μl H

白血球数3分類  リンパ球 26.6%    3,500/μl H
            単核球   9.0%    1,100/μl H
            顆粒球  64.4%    8,700/μl H

だから、
ウイルス性急性中耳炎・ウイルス性急性副鼻腔炎です。
抗菌薬(抗生物質)は要らないです。
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by hanahanak2 | 2010-03-28 17:57 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼻ポリープ

59歳の患者さん。
23年前に初診の患者さん。
最近は、鼻づまりで辛抱出来なくなると来院するというパターンになっています。
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額帯鏡下では、やはり見えないですが、
ファイバースコープを挿入するとはっきりと見えます。
大きいポリープ、大量の膿性後鼻漏・鼻汁が。

100歳まで行くとして、あと40年の生涯を、
鼻閉・鼻汁・後鼻漏・咳・痰・頭重感等を背負って過ごすのは、
余りにも悲惨と私には思えてならないんですが。

ありふれた、耳鼻咽喉科での診療ではあります。

なお現在この患者さんは、自分でも臭う膿性鼻汁が出ていますが、
抗菌薬(抗生物質)は使っていません。
ウイルス感染での急性増悪と考えているからです。
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by hanahanak2 | 2010-03-25 11:50 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例126 その2

平成21年9月3日に書き込んだ患者さん
現在2歳4ヶ月。
大量鼻汁が続くので、検診の意味もあり、来院されました。
体温36.4度、耳痛なし、咳なし。

耳をのぞくと、
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左急性中耳炎、右滲出性中耳炎でした。
鼻は、
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大量の膿性鼻汁を吸引した後ですが、粘性鼻汁がたくさん残っていました。
久し振りの、急性中耳炎の再発でした。

細菌感染かウイルス感染かと考えるに、
ウイルス感染なんですよ。
抗菌薬(抗生物質)は必要ないのですよ。
出さないようにしましょう。
もらわないようにしましょう。

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by hanahanak2 | 2010-03-24 22:12 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼻ポリープ

60歳の患者さん。
鼻が通らないと訴えて来院されました。
少し通っていれば受診されない患者さんです。
来院の度に、このポリープをどなにかしましょうと言うんですが、
考えとくという返事でずるずると今日に至っています。
16歳時に、両側の副鼻腔根本術を受けて、それが決心を妨げているのかも。

鼻腔前半分、
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右への鼻中隔彎曲のみのようです。
しかし
後方にファイバースコープを進めると、
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中鼻道と上鼻道からの大きなポリープが咽頭へと向かって伸びています。
これでは、鼻呼吸は不可能です。

最近は、ファイバースコープをしないと発見出来ないポリープがしばしばです。
鼻閉・鼻汁(後鼻漏)の診断治療に、ファイバースコープは欠かせないと思うものです。
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by hanahanak2 | 2010-03-23 12:39 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例160

11歳の患者さん。
耳が痛いと来院されました。
体温は37.3度、咳はありません。

耳は
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鼻は
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耳はどなたが診ても、急性中耳炎です。
鼻もどなたが診ても、急性副鼻腔炎です。
ほとんどの患者さんで、これはウイルス感染ですので、
とりあえず、と言うて、抗菌薬(抗生物質)を使うのは止めましょう、もらわないようにしましょう。
待っていれば、元々の状態まで回復してきます。

この患者さん、鼻汁が非常に多く粘性強く、心配です。
耳の痛みが消失しても、通院されることを望むものです。
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by hanahanak2 | 2010-03-22 21:05 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例159

4歳8ヶ月の子供さん。
昨夜、38.9度の発熱と一晩中の耳痛の症状で来院されました。
受診時は37.3度でした。
鼓膜は風船状態(急性中耳炎)でした。
片方はアメ色(滲出性中耳炎)でした。
大量鼻汁でした。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎ですから、ウイルス感染をまず考えるべきなんです。
間違ってもウイルス感染を念頭に置くべきと思うものです。

末梢血液白血球数 5,700/μl
これでも、鼓膜膨隆が強いからと、抗菌薬(抗生物質)を使いますか。もらいますか。
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by hanahanak2 | 2010-03-21 22:31 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼻中隔弯曲症 症例21

スギ花粉飛散時期に毎年来院される患者さん。
37歳。
今年は例年になく過ごし易いとの事。
のぞくと、
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左への鼻中隔彎曲が非常に強いです。
右鼻腔もやや狭いです。

花粉症の期間だけでなく、日常的な鼻閉が想像できます。

鼻中隔矯正術をと言うておる所です。

成功すれば、快適な鼻呼吸が可能になりますよ。
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by hanahanak2 | 2010-03-19 12:00 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

鼻中隔弯曲症 症例20

22歳の患者さん。
スギ花粉症が毎年重症化する患者さん。
しかし、今年は軽いので、鼻水は垂れて来るほどではないです。
のぞくと、
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左鼻腔は非常に狭く、ファイバースコープの挿入が不可でした。
普段でも、日常的に左鼻閉を自覚しているとの事でした。
薬だけで良いと、帰られました。

鼻が通って、鼻の事なんか全く考えなくていい生活、
それは、可能なんです。
低いハードルの決心勇気は必要ですが。

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by hanahanak2 | 2010-03-18 22:20 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

慢性副鼻腔炎 症例11

67歳の患者さん。
当院初診は昭和62年。
訴えは、鼻閉・鼻汁・後鼻漏。
断続的に治療をしていました。
急性増悪時には、抗菌薬(抗生物質)を使っていました。
抗菌薬を使って3、4日でドンピシャと改善したことはありません。
何となく元の程度の症状に戻るだけでした。
しかし、時々、抗菌薬は使っていました。
膿性鼻汁は細菌感染だと、思い込んでいたのでした。

平成20年に、高度病変の左の内視鏡下副鼻腔手術を当院で私がやりました。
その結果は、
本日の画像ですが、
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何・・・・・・・・・。
中鼻甲介の癒着が前から後ろまでありますよ。
これはダメですよ。
この癒着を起こさないようにしないとダメですよ。
癒着のために、中鼻道と上鼻道の両方から多量の膿性鼻汁が流れています。
本日は、患者さんも再手術に同意してくれました。
近々、いつものように、
外来日帰り局所麻酔下手術を予定しました。
術後抗菌薬は内服1回のみです。
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by hanahanak2 | 2010-03-17 22:15 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)