<   2010年 01月 ( 27 )   > この月の画像一覧

急性中耳炎 症例152

現在5歳8ヶ月、久し振りの受診でした。
右耳を痛がっていると訴えて、来られました。

のぞくと、

a0082724_2114174.jpg


右急性中耳炎ですね。
だから、抗菌薬(抗生物質)をもらって安心しますか。投薬して安心しますか。

末梢血液白血球数 11,000/μl H

白血球3分類  リンパ球 31.3%    3,400/μl H
          単核球   8.6%     9,00/μl H
          顆粒球  60.1%     6,700/μl

ウイルス感染のパターンです。
ですから、ウイルス性急性中耳炎と診断せざるを得ません。
抗菌薬は、ウイルスには効果無しなんです。
分かり切ったことです。

そして1週間後

a0082724_219378.jpg


治っていました。
私が治したのではありません、ご自分の治癒力が治したのです。
私は、ただ、治りやすい環境を作る手助けをしただけです。
鼻汁が少なく、5歳となっていますから、中耳炎には、なりくく、治りやすくなっているんでしょう。
だから、この症例に抗菌薬を使うと、抗菌薬のトラブルが無かった場合には、1週間で治ったはずです。
そして、
この抗菌薬を使うと、1週間で治りましたと言う症例にカウントされます。
恐いはなしです。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-31 21:21 | 急性中耳炎 | Comments(0)

鼓膜炎 症例2 その2

26歳の患者さん。
小さい赤ちゃんがおられ、多忙な患者さん。
昨年12月19日に書き込みした患者さん。

年が明けて、初回のフェノール処置をしました。
週に1回程度の通院を続けておられます。

本日の状態、

a0082724_22245962.jpg


右なんですが、「びらん」は、ほぼ無くなりました。
治療が、壺にはまったようです。
穿孔かと見えるのは鼓膜が薄くなっているためです。
鼓膜を貫通する操作を加えると、時にその個所が薄くなります。

1年間の予定が、大きく狂いそうです。
仕上げの段階に入ります。

この処置には、抗菌薬(抗生物質)含有の薬剤は使っていません。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-30 22:34 | 鼓膜炎 | Comments(0)

アレルギー性鼻炎 症例11

10歳の小学生。
1年前まで、喘息発作を度々起こしておられた患者さん。
アレルギー性鼻炎の状態も最悪だった患者さん。
2年前、キシロカインでの表面麻酔は出来たが、浸潤麻酔の段階で、ベットから降りてしまった患者さん。

改めて、のぞいてみますと、

a0082724_21225795.jpg


①下鼻甲介・中鼻甲介の膨張肥大がまず目立ちます。
②それ以上に、右への鼻中隔彎曲が問題です。10歳の段階でこれは苦しいでしょう。

現段階では、下鼻甲介・中鼻甲介の超音波凝固をやりましょうと説明したものでした。
手順としては、
①両下鼻甲介をクリニカライト下に超音波凝固
②両中鼻甲介と両下鼻甲介後部を内視鏡下に超音波凝固、と2分割でやります。

本人は、今度は、覚悟をしていますと、帰られました。

ある程度、鼻腔通気路を確保してあげないと、投薬しても効果が薄いと思います。

慎重にやれば、決して危険なものではないと思います。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-29 21:37 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

急性副鼻腔炎 症例33

30歳の患者さん。
2週間前より、頭痛・鼻汁・鼻閉・咽頭痛等を訴え来院されました。

のぞくと

a0082724_1224539.jpg


膿性鼻汁(後鼻漏)の大河でした。
急性副鼻腔炎に間違いなし、です。
抗菌薬(抗生物質)を使うし、もらっていると思います。
細菌検査をすれば、何かの細菌は検出できるはずです。

しかし、待って下さい。

末梢血液白血球数 6,400/μl

なんです。

ウイルス性急性副鼻腔炎なんです。
抗菌薬は、必要無いんです。
そして、1週間後

a0082724_127231.jpg


左鼻汁は減量しより濃厚となっています。順調に推移しています。
右はほぼ収束しています。

このように、急性副鼻腔炎はウイルス感染によるものがほとんどです。
抗菌薬を使わなくても治って行きます。
使っても治って行きます。

私も現在、急性副鼻腔炎の状態で診察をしていますが、抗菌薬は飲んでいません。
服用しなくても治って行くのがいつものことですので。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-28 12:14 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

MRSA

日経メディカルオンラインから迷入、現れた記事

「米国では、MRSA単独で9万4千名近く死亡し、AIDS、パーキンソン病、肺気腫、自殺などより多い」

MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことです。
そのほかに、肺炎球菌、インフルエンザ菌、緑膿菌、腸球菌その他の耐性菌がありますから9万人の何倍かになるんでしょう。
その上に、抗菌薬(抗生物質)を使用したことによる、肝炎、腎不全、ショック等での死亡例もあるでしょう。
使用した事による、失明、難聴等もあるでしょうから、
改めて、抗菌薬使用の重大さが分かりました。

それぞれの立場からその使用を少なくする努力をしなければと思います。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-27 14:50 | 記事から | Comments(0)

鼓膜炎 症例3

53歳の患者さん。
左耳漏を訴え来院されました。

のぞきますと、

a0082724_14312742.jpg


左鼓膜はびらん状態、鼓膜炎でした。

当患者さんは、昭和62年の初診以来、断続的に来られているんですが、治癒状態に至らないうちに、通院が途切れてしまうことを繰り返していました。
治療がまずい、と言うことが言えます。

現在の方法、①鼓膜表面を麻酔して薄めた石炭酸を塗布(1~2週間に1回)
         ②その後、ニゾラールローション塗布、リンデロンVまたはパルデスローション塗布を状態を見ながら間隔を開けて行きます。
これで、硝酸銀を使用していた方法に比べて、雲泥の差、効果を実感出来ると思います。
抗菌薬(抗生物質)は使いません。
この度の受診が最後と思って、治療に取り組みたいと思います。

鼓膜炎は、治さないと治りません。
急性中耳炎は治る病気です。治るのを待つ病気です。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-26 15:01 | 鼓膜炎 | Comments(0)

急性副鼻腔炎 症例24 その2

現在3歳5ヶ月の患者さん。
消長はありますが、膿性鼻汁が続いている患者さん。
昨年12月、鼻汁の増大に合わせ、

a0082724_11175461.jpg


右滲出性中耳炎、来しましたが、

本年1月には、

a0082724_11191095.jpg


右鼓膜所見は消失していました。

しかし、
急性副鼻腔炎、続いています。
抗菌薬(抗生物質)を使ったら治ります、と言う問題ではないと思います。
抗菌薬で治るのであれば、鼻汁・鼻閉症状をお持ちの方々がこんなに多いはずはないと思います。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-25 11:53 | 急性副鼻腔炎 | Comments(2)

急性中耳炎 症例81 その4

7歳5ヶ月の患者さん。
初診より2年余り、
抗菌薬(抗生物質)を使わずにここまで来ました。
使う必要がなかったのです。
繰り返し、ウイルス性の風邪に罹るばかりでした。

現在、

a0082724_2033229.jpg


鼓膜は非常にきれいな状態です。
急性中耳炎は治るんです。
治るのを待つのです。

しかし、
急性副鼻腔炎がやっかいなんです。
風邪をひく度に、ウイルス性急性副鼻腔炎は頻発します。
ここが問題なんです。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-24 20:42 | 急性中耳炎 | Comments(0)

睡眠時無呼吸症候群 症例4

32歳の患者さん。
待合室で鼻をシュンシュン言わしていました。
しかし、
来院目的は、耳がポコポコと音がする、でした。

耳は、外耳道に髪の毛が1本入っていたので除去しますと治りました。
鼻のことを聞きますと、鼻は小さい頃からずっと悪かったが、放置しているとの事でした。
のぞかしてもらうと、
予想通り、

a0082724_17173426.jpg


①鼻中隔彎曲が右へ左へ、ファイバースコープ挿入に一苦労。
②下鼻甲介・中鼻甲介の肥大
③のどが狭い

従って、
アレルギー性鼻炎はひどくなり、絶えずのシュンシュン、です。
これでは、いびき、必発。
睡眠時無呼吸も必発。

どなにかしないと、と言う話しです。
色々説明しましたが、反応はイマイチ。
将来のことを考えると、心配この上ない患者さんです。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-22 17:25 | 睡眠時無呼吸症候群 | Comments(0)

急性副鼻腔炎 症例32

26歳の患者さん。
1週間前より、鼻閉・鼻汁・頭痛あり、治らないと訴えて来院されました。

のぞきますと、

a0082724_191988.jpg


急性副鼻腔炎と診断することは、容易です。

昔のカルテを探してみると、この患者さんは、9歳まで当院へ鼻汁が出る・止まらないと訴えて来院し、繰り返し抗菌薬(抗生物質)を処方した記録が見られます。
当時、膿性鼻汁には抗菌薬と思い込んでいたことが推測出来ます。

この患者さんも、ほぼ間違いなくウイルス性急性副鼻腔炎なんです。

ウイルスを簡単に同定できる安価なキットが発売されることを期待するものです。
[PR]

by hanahanak2 | 2010-01-21 19:11 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)