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扁桃周囲炎 症例3

44歳
体温37.2度
1週間前より咽頭痛。
周囲炎の程度は軽いものです。

末梢血液白血球数 11,000/μl H

白血球3分類  リンパ球 19.2%    2,100/μl
          単核球   6.0%      600/μl
          顆粒球  74.8%    8,300/μl H

以前の私でしたら、扁桃周囲炎、即、抗菌薬と考えていました。
1週間も続けると軽快してきます。
抗菌薬が有効だったと信じていました。

そうではなかったのです。
ウイルス感染によるものが多くみられます。
この患者さんも、ウイルス性扁桃周囲炎です。
抗菌薬を何故使わないか充分説明しましたが、理解していただけたなら幸いです。
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by hanahanak2 | 2008-06-19 12:54 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例92

6歳6ヶ月
初診は6歳1ヶ月
耳漏を来して来院しました。
鼓膜が裂けて耳漏を来しますと、元気になるはずなんですが、元気がない、食欲もない、
体温は36.4度。
咽頭をのぞくと、軟口蓋に赤い点状発疹、口蓋扁桃は白苔無いものの、どことなく浮腫状。

末梢血液白血球数 16,000/μl H

白血球3分類  リンパ球  8.2% L  1,300/μl
          単核球   3.4% L    500/μl
          顆粒球  88.4% H 14,200/μl H

圧倒的な顆粒球増多でした。
それで、
溶連菌の迅速検査をしますと、
陽性でした。

これらのデータから、溶連菌感染症は確実になりました。
渋々、抗菌薬を処方しました。

だから、今回の急性中耳炎は溶連菌が原因と言いたくはないのです。
上記の白血球パターンが続く急性中耳炎は未だ経験していないのです。
  
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by hanahanak2 | 2008-06-15 17:57 | Comments(0)