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急性中耳炎 症例91

2歳11ヶ月
体温36.8度。咳・鼻汁はずっと続いていました。
耳漏に母親が気付いて来院されました。

末梢血液白血球数 16,100/μl H

白血球3分類  リンパ球26.8%    4,300/μl H
          単核球 12.3% H  1,900/μl H
          顆粒球 60.9%    9,900/μl H

白血球が16,100/μlで15,000以上ですが、リンパ球が増加していることにより、
ウイルス感染症と判断しました。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎には、口実を付けてでも、
抗菌薬を使わずに経過を観たいものです。
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by hanahanak2 | 2008-05-31 21:43 | Comments(1)

急性咽頭炎 症例2

33歳
当院受診前日、38.5度。
受診時37.1度
のどが痛い、と。

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急性咽頭炎で異論ないと思います。

末梢血液白血球数 12,300/μl H

白血球3分類  リンパ球 11.6% L  1,400/μl
          単核球   5.7%      600/μl
          顆粒球  82.7% H 10,300/μl H

分類では細菌感染のパターンですが、白血球増多の程度が低いですので、
ウイルス性咽頭炎が強く疑われました。
翌日、再検しました。

末梢血液白血球数 6,900/μl
白血球3分類  リンパ球 12.8% L    800/μl L
          単核球   7.1%      400/μl
          顆粒球  80.1% H  5,700/μl
顆粒球の割合は多いですが、白血球数は正常に復していました。
ですから、抗菌薬は使わなくて良い分けです。
日にち薬が良く効きます。
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by hanahanak2 | 2008-05-16 11:57 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例90 その2

11歳
1週間前、白血球数が20,400/μlだった子供さん。

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治癒にはほど遠いですが、最も苦しい時期は通過しました。
体調もすこぶる良くなっていましたので
血液検査は省略しましたが、白血球数も改善されていると思います。

取りあえず抗菌薬で様子を観ましょうではなく、
取りあえず抗菌薬無しで様子を観ましょう、
なんです

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by hanahanak2 | 2008-05-15 08:52 | Comments(0)

鼓膜切開 症例3

86歳
滲出性中耳炎の患者さん。
高周波凝固切開装置で鼓膜切開しますと、

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出血もほとんどなく、きれいに、円形の穿孔を作製出来ます。
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by hanahanak2 | 2008-05-09 14:02 | 高周波凝固切開 | Comments(0)

急性中耳炎 症例90

初診は8歳6ヶ月の時で、中耳炎が治らないと来院されました。
昨年の夏以後は、再発がなくなっていました。
今回、11歳。
夜は耳痛あったが朝にはなくなった。食欲普通。元気そう。体温37.0度。
鼓膜は一部風船状に膨隆していました。

末梢白血球数 20,400/μl H

白血球3分類  リンパ球 30.1%    6,100/μl H
          単核球   7.5%    1,500/μl H
          顆粒球  62.4%   12,800/μl H

元気そうなのに、ひどい数値。
ウイルス感染ですよ。
抗菌薬は出すんでないでよ。
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by hanahanak2 | 2008-05-07 14:33 | Comments(0)

鼓膜切開 症例2

後期高齢者の患者さん。
毎月鼓膜切開を続けています。
切開口が閉鎖しますと、浸出液が貯まって来ます。
原因は副鼻腔炎です。
中耳炎(急性・慢性・滲出性)の原因は、
副鼻腔炎なんです。
副鼻腔炎を制御出来れば
中耳炎は治ります、治るはずです。
そこが困難なんです。

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後期高齢者の患者さんですが、100歳に近いので、
鼻腔・副鼻腔への操作は、無理ですので、
一時的に楽になる方法、一ヶ月くらいは楽で居られる方法でやっています。
動かない患者さん、鼓膜がきちんと顕微鏡下に明視出来る患者さんには、
サージトロンを使っての、
鼓膜切開(2㍉足らずの開窓)が可能です。
レーザーアシストミリンゴトミーとか言う方法も有りますが、
鼓膜開窓をしても、それで治っていく分けではないですから、
その為に1,000万円前後の投資をするのは、
もし、金余り状態だったとしても、
私には出来ません。
実際、私には、過剰投資になります。
それに比較すると、サージトロンは
安価で、多様な応用が利きます。
そのひとつが、鼓膜切開です。
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by hanahanak2 | 2008-05-06 15:05 | 高周波凝固切開 | Comments(0)

鼓膜切開 症例1

初診10歳
現在22歳
急性中耳炎を卒業しないといけない年令ですが、2、3年毎に発症します。
耳閉感、耳鳴、難聴の訴え強く、仕方なく鼓膜切開を致しました。
前回は鼓膜切開刀でやったのですが、切開口が瞬く間に閉鎖した経験がありましたので、
今回は、高周波凝固切開装置(サージトロン)で実施しました。

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中耳炎治療の基本は、あくまで、鼻汁・後鼻漏の改善が、一番です。
しかし、ここに、大きな、厚い壁が存在しているのです。
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by hanahanak2 | 2008-05-05 11:47 | 高周波凝固切開 | Comments(0)

外耳道真菌症 症例1

43歳
ゴールデンウイークで徳島へ関東地方より帰省中でした。
鼓膜炎の診断で抗菌薬を処方されていました。
(私は、鼓膜炎の治療には抗菌薬は使わないのですが)

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鼓膜鏡、処置用顕微鏡又は、ファイバースコープで観察すると簡単に正確に診断できるはずなんですが、。
それとも、本当に鼓膜炎だったのが、抗菌薬使用で一気に真菌の増殖に至ったのか。

油断大敵。
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by hanahanak2 | 2008-05-04 21:32 | 外耳道真菌症 | Comments(0)

急性咽頭炎 症例1

52歳
昨日より39度を超える高熱。
ファイバースコープを挿入してみますと、
多量の膿性後鼻漏と咽頭後壁の白苔を認めました。
急性副鼻腔炎と急性咽頭炎です。

末梢白血球数 14,900/μl H

白血球3分類  リンパ球 11.3% L  1,600/μl
          単核球   4.7%      600/μl
          顆粒球  84.0% H 12,700/μl H

文句なしの細菌感染パターンでした。
抗菌薬を使いました。
急性咽頭炎の反応と考えたい所です。
急性副鼻腔炎でこんなにきれいな細菌感染のパターンになった症例を
私は経験しておりません。
 
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by hanahanak2 | 2008-05-02 22:31 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)