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風邪 症例7

5才
2月の事。突然の発熱。38.4度。

末梢血液白血球数 12,700/μl H

白血球3分類 リンパ球 30.2%   3,800/μl H
          単核球   9.8%   1,200/μl H
          顆粒球  60.0%   7,700/μl H

白血球数は軽度の増加に留まっていますので、細菌感染とは言い難い。

翌日、さらに発熱がひどくなりましたので、
インフルエンザウイルス検出試験をやりますと、陽性。

ウイルス感染を起こしますと、白血球は増加するんです。
白血球増多があれば、即、抗菌薬ではないのです。

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by hanahanak2 | 2006-10-31 12:14 | Comments(0)

急性中耳炎 症例30

5才
体温36.9度、耳痛・膿性鼻汁・咳。

末梢血液白血球数 10,400/μl H

白血球3分類 リンパ球 27.8%    2,800/μl
          単核球  11.3%    1,100/μl H
          顆粒球  60.9%    6,500/μl

軽度の白血球増多。
このパターンが、中耳炎では最も多いと思います。
細菌感染による中耳炎とは思われません。
このように考えると、
急性中耳炎・急性副鼻腔炎では、抗菌薬を使用する機会がほとんどなくなってしまうのです。
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by hanahanak2 | 2006-10-30 21:19 | Comments(0)

急性副鼻腔炎 症例4

37才
体温36.4度、目の下が痛い。

末梢血液白血球数 9,800/μl

白血球3分類 リンパ球 32.5%    3,100/μl 
          単核球  14.9%    1,400/μl H
          顆粒球  52.6%    5,300/μl

鼻腔を観察しますと、膿性鼻汁が中鼻道を濁流のように咽頭へ流れ込んでいる状態です。
しかし、血液検査では細菌感染の様相を呈していません。

ですから、抗菌薬は使わないのです。

上顎洞、篩骨洞等の、副鼻腔自然口が確保出来ていれば、速く治るはずです。
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by hanahanak2 | 2006-10-28 12:36 | Comments(0)

急性副鼻腔炎  症例3

6才
体温37.7度、咳、鼻水。
鼻腔後方より咽頭の範囲に膿性鼻汁を大量に認めました。

末梢血液白血球数 8,400/μl 

白血球3分類 リンパ球 30.3%    2,500/μl
          単核球  12.2%    1,000/μl H
          顆粒球  57.5%    4,900/μl

細菌感染の様相は全くありません。
熱が有っても、咳がひどくても、鼻汁が多くても、抗菌薬は使いません、という説明になります。

本日も抗菌薬の使用は、ゼロ、でした。
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by hanahanak2 | 2006-10-27 18:51 | Comments(0)

急性中耳炎 症例29

1才
両側急性中耳炎です。最近ずっと機嫌が悪いこと悪いこと。

末梢血液白血球数 23,400/μl H 今月の最高値

白血球3分類 リンパ球 38.9%    9,100/μl H
          単核球  30.8% H  7,200/μl H
          顆粒球  30.3% L  7,100/μl H 

小さい子供さんにとっては、本当にきつい、ウイルス感染です。
治療方針としては①抗菌薬を中止する。
           ②水分補給に努める。
           ③気管支拡張剤を使う。
体力温存に努め、大型台風が通過するのを待つ。

白血球増多を認めても、そのほとんどは、ウイルス感染です。
こんなことを毎日毎日言うていますと、
逆上した?感のご父兄がおられるようです。 
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by hanahanak2 | 2006-10-26 21:56 | Comments(0)

扁桃炎 症例6

18才
39.3度、扁桃炎の診断は困難ではありません。

しかし、

末梢血液白血球数 10,200/μl H

発熱のわりに、白血球数増多は弱い。

白血球3分類  リンパ球  6.6% L   600/μl L
           単核球   4.1%     400/μl
           顆粒球  89.3% H 9,200/μl H

白血球増多、顆粒球増多は認めるものの、その程度は弱い。
1日だけでも抗菌薬なしで、様子をみたいところ。
他医にて抗菌薬の投薬あり。
ウイルス性扁桃炎と診断し、経過を見てみたい症例でした。
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by hanahanak2 | 2006-10-23 08:54 | Comments(0)

急性中耳炎 症例28

2才
体温36.3度

末梢血液白血球数 17,500/μl H

白血球3分類 リンパ球 33.1%    5,700/μl H
          単核球  11.0%    1,900/μl H
          顆粒球  55.9%    9,900/μl H


白血球増多、かなりなものですが、
抗菌薬は不必要なんです。
とりあえず抗菌薬を使っておきます、ではなく
1日、2日、抗菌薬を使わずに様子をみる、少しの決断を試みて下さい。
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by hanahanak2 | 2006-10-20 14:48 | Comments(0)

急性中耳炎 症例27

7才
体温37.1度、左鼓膜膨隆軽度

末梢血液白血球数 15,700/μl H

白血球3分類 リンパ球 26.8%    4,200/μl H
          単核球   8.4%    1,300/μl H
          顆粒球  64.8%   10,200/μl H

急性中耳炎、だから、抗菌薬投与、ではないのです。
白血球が増えているから、抗菌薬投与、ではないのです。

この山を越えると、視界が開けてくるのです。
急性中耳炎に抗菌薬を処方しない少しの勇気、もらわない勇気。
体験すれば、なあ・・・・・んだ、と、分かります。
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by hanahanak2 | 2006-10-15 16:55 | Comments(0)

急性喉頭蓋炎 症例2 前日の白血球

急性喉頭蓋炎 症例2 1日前の検査

末梢血液白血球数 10,700/μl H

白血球3分類 リンパ球 25.4%    2,700/μl
          単核球   8.1%      800/μl
          顆粒球  66.5%    7,200/μl H

強い嚥下痛あり。
しかし、白血球が10,700、
ウイルス性感染症と考えるのが妥当。
のどが痛い、白血球が少し多い、
これに、抗菌薬を使用すると、抗菌薬の豪雨・豪雪となるんです。
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by hanahanak2 | 2006-10-14 12:44 | Comments(0)

急性喉頭蓋炎 症例2

37才
体温37.0度。無茶苦茶痛いと患者さん。呼吸は問題ないと。

末梢血液白血球数 15,600/μl H

白血球3分類 リンパ球 10.0%    2,900/μl
          単核球   8.7%    1,300/μl H
          顆粒球  72.3%   11,400/μl H

細菌性感染症のパターンです。
呼吸困難を来しますと、生命に関わります。
一日様子を見て・・・・・・は、だめです。
即、抗菌薬を使うべきです。
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by hanahanak2 | 2006-10-08 14:22 | Comments(0)