<   2006年 07月 ( 22 )   > この月の画像一覧

風邪症例 4

1才 2週間前より急性中耳炎で通院している患者さん。
鼓膜膨隆消失、鼓室内の貯留液も約半分と快方に向かっている。しかし、体温38.2度。

末梢血液白血球数 15,500/μl H

白血球3分類 リンパ球 35.8%    5,500/μl H
          単核球  15.4% H  2,300/μl H
          顆粒球  48.8%    7,700/μl H

白血球数が多いほど、CRPも高くなり、重症度も高くなるようです。
当たり前。
15,500とかなり高くなっていますが、3分類で、ウイルス感染でないで、と言うことになります。
抗菌薬は使いません。
2週間前よりの急性中耳炎の急性炎症が強かった時期にも、抗菌薬は使っていません。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-30 14:24 | Comments(0)

急性中耳炎 症例9 2回目受診

4才 1週間後の受診
体温37.4度、鼓膜膨隆なく、鼓室内の貯留液は下半分にまで減少。
治癒に至るまで、抗菌薬なしで待てばよろしいと思います。

夏には、中耳炎の経過は短縮されます。
抗菌薬を使っても治りますが、使わないでも治る、と考える、今日この頃です。
それには、全身状態、局所症状・所見に改善がみられない場合には、頻回に白血球数とその分類をやる必要があると考えます。

私もたまには、急性中耳炎に抗菌薬を使用することがあります。そんな症例に出会った時には書かせて頂きます。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-29 12:52 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例1

20才
3日前より咽頭痛、昨日と今日が一番ひどいと訴え。
体温38.3度、片側の口蓋扁桃周囲の中等度膨隆、口蓋扁桃には白苔なし。

末梢白血球数 9,600/μl

白血球3分類 リンパ球 15.0% L  1,400/μl
          単核球   6.4%      600/μl
          顆粒球  78.6% H  7,600/μl H

扁桃周囲炎でウイルスパターン。症状はピーク。
細菌感染のピークを越えた直後かな。
いずれにしても、抗菌薬使わなかった。明日も症状がひどかったら、血液検査を再度やり、考えることにしました。
まれな例ですので、抗菌薬不使用は勇気が必要でした。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-28 22:15 | Comments(0)

急性中耳炎 症例11

34才
左耳痛、咳、膿性鼻汁、嗅覚・味覚障害
体温36.2、左鼓膜軽度膨隆、両側鼻腔・鼻咽腔には膿性鼻汁の濁流のよう。

末梢血液白血球数 8,700/μl

白血球3分類 リンパ球 31.7%    2,700/μl
          単核球  12.1% H  1,000/μl H
          顆粒球  56.2%    5,000/μl

猛烈な急性副鼻腔炎、気管支炎(と思いますが)も合併しているいもかかわらず、この数値。
まさか免疫不全でもないだろうし。
抗菌薬投与する理由はありませんので、抗菌薬なしで経過診ていきます。
ただ、鼻汁、喀痰、鼓室内の排液の細菌培養しますと、肺炎球菌とかインフルエンザ菌とかの報告が返ってきます。ウイルス培養すればしたで沢山のウイルスが同定されるはずです。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-27 11:25 | Comments(0)

急性中耳炎 症例10

1才2ヶ月
左耳漏大量
明視困難だが鼓膜方面より排出していると診た。右鼓膜は膨隆なし透明性良のよう。何せ動いてくれるので鼓膜鏡で追いかけるも、うまく診させてくれない。
こんな症例には2.7㍉径でなく1.9㍉径の鼓膜鏡が威力を発揮するかと考えもする。

末梢血液白血球数 9,300/μl

白血球3分類 リンパ球 28.7%    2,600/μl
          単核球  14.2% H  1,300/μl H
          顆粒球  57.1%    5,400/μl

いくらたくさん出ても、続いても、抗菌薬は要りません。
気長に落ち着くのを待って下さい。

お盆とか、正月とかに帰省した時に、機会があればみせて下さい。

生涯、運悪く背負ってしまう副鼻腔炎・中耳炎は、このような乳幼児期にスタートが切られると、私は思うのです。
健康な成長を望むなら、抗菌薬・解熱鎮痛薬の使用を最小限にしましょうと言う、この頃です。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-23 16:05 | Comments(0)

急性中耳炎 症例9

4才
右耳痛
体温38.1度、右鼓膜膨隆高度、左鼓室内には泡状に残っている貯留液を認めた。

末梢血液白血球数 15,700/μl H

白血球3分類 リンパ球 18.5%    2,900/μl
          単核球   5.8%      900/μl
          顆粒球  75.7%   11,900/μl H

白血球の大半が顆粒球ですので細菌性感染症を強く疑いましたが、1~2日、様子をみて抗菌薬は使いましょう、と説明しました。
注目の患者さんでした。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-22 17:31 | Comments(0)

急性中耳炎 症例8

3才
昨日39.2度
受診時37.9度、右滲出性中耳炎、左鼓膜軽度膨隆で急性中耳炎。

末梢血液白血球数 6,700/μl

白血球3分類 リンパ球 59.7% H    3,900/μl H
          単核球  13.5% H      900/μl H
          顆粒球  26.8% L    1,900/μl 

抗菌薬使いません。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-21 15:17 | Comments(0)

急性中耳炎 症例7

3才
左耳痛、
体温37.1度、左鼓膜中等度膨隆、左膿性鼻汁大量

末梢血液白血球数 11,000/μl H

白血球3分類 リンパ球 26.1%    2,800/μl
          単核球   6.9%      700/μl
          顆粒球  67.0%    7,500/μl H

ウイルス性感染症ですので、抗菌薬は不要です。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-20 14:58 | Comments(0)

扁桃炎 症例2

21才
前日より、咽頭痛

両側扁桃に厚く白苔

末梢血液白血球数  16,700/μl H

白血球3分類  リンパ球20.4%    3,300/μl H
           単核球  8.9%    1,400/μl H
           顆粒球 70.7%   12,000/μl H

抗菌薬を使いました。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-20 09:43 | Comments(0)

急性中耳炎 症例6

5才  
右耳痛、微熱、咳、鼻汁
右鼓膜高度膨隆、

末梢血液白血球数 12,500/μl H

白血球3分類 28.4%    3,500/μl H
           8.6%    1,000/μl H
          63.0%    8,000/μl H

鼓膜膨隆強く、咳は続く、微熱も続いていますが、抗菌薬は我慢です。
ウイルスの嵐に、抗菌薬で戦ってもダメです。
[PR]

by hanahanak2 | 2006-07-18 22:21 | Comments(0)