カテゴリ:慢性腎臓病(CKD)( 6 )

糖質制限

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

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糖質制限を実行してタンパク尿が消えた者として、どうしても気になるのです。
腎臓は「毛細血管の塊」と言うではないですか。
腎臓機能を悪化させない為には、血管を詰まらせない食事が必要です。
一番に、
「砂糖・デンプン」を制限する事ではないでしょうか。

米国での実状と比較すると、ガッカリです。

2016/01/17 ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」から
<米国糖尿病学会>
Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。

『糖尿病腎症の所見のない糖尿病患者では、最適な血糖コントロール、あるいは、心血管疾患リスクの改善のための理想的な蛋白質摂取量に関しては、これを推奨するに足る十分なエビデンスは存在しない。したがって、目標は個別化されなければならない。C

糖尿病腎症(微量アルブミン尿、および、顕性蛋白尿)を有する糖尿病患者では、通常の摂取量以下に蛋白質摂取量を減量することは、血糖状態、心血管リスク、あるいは、糸球体ろ過率低下の経過に変化を与えないので、推奨されない。A』

糖尿病腎症のない糖尿病患者での理想的な蛋白質摂取量のエビデンスは、存在しないと断定しています。

さらに踏み込んで、糖尿病腎症を有する患者においても、「蛋白質制限は推奨しない」とランクAで断定しています。

根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。


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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:118mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-02-19 22:11 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)

受診理由は、外耳道の痒み

四国徳島からです
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」にて毎日、糖質制限について勉強していると、全ての疾患が過剰な糖質摂取によるものと考えざるを得ない状況が見えて来るのです。

70歳代の患者さん。
普通に乗用車でお一人で来院されました。
1昨年、5月24日に書き込みしました。
糖質制限の指導も約1ヶ月で中断していました。

今回の受診も外耳道のトラブルでした。

その後の経過を聞いてみました。
内科へは通院続け内服していました。
バイアスピリン 抗血小板薬
ペルサンチン 抗血小板薬
ノルバスクの後発品 降圧剤
ザイロリックの後発品 尿酸降下薬
リポバスの後発品 脂質異常薬
前回とほとんど同じ構成でした。

新たな疾患としては、
脳梗塞(後遺症なし)
緑内障手術。視力は回復。

血圧:134/74mmHg。
15時半血糖値:115mg/dl。
食事は、気持ち減塩で普通に摂っておりました。

問題のクレアチニンですが、
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今年3月検査値拝見。
3.47mg/dl(標準値0.61~1.04)。

何らかの対策が必要と思います。

座視できない私。
①減薬
②スーパー糖質制限

前回と同じ説明を致しました。

しかし、

その後、再診はありません。

次々と確実に襲来する血管障害関連疾患。
逃れられる手段の提案をしているのですが。

非常に残念です。
患者さん指導の力量を、上げる努力も必要です。

結局、当日当院で処方したのは、リンデロンVローションだけでした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:97mg/dl。

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雑誌MMJの広告です。
メーカーは望みます。
「インスリン早期投与は、糖尿病治療の新しい選択です。」

糖尿病診療の基本は、血糖を上げない食事です。

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by hanahanak2 | 2015-04-21 22:35 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)

いつまでも同じ事を・・・・

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
四国徳島からです。
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

読売新聞の注目記事です。

深化する医療
大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓病治療(中)
教育入院・外来で生活改善

 腎臓病で失われた機能はほとんど回復しない。透析を避けるには、投薬や生活習慣の改善で、悪化を防ぐことが重要だ。だが自覚症状が乏しいため、深刻さを感じられず、放置してしまう患者も多い。大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)は、患者教育に力を入れる。
 「血圧をきちっと下げないとアカン」「旬の食材は味がはっきりしているので、減塩した薄めの味付けでも大丈夫です」「たんぱく質を減らせる治療用の食品も、いろいろありますよ」
 1月中旬、「栄養」をテーマに開かれた「慢性腎臓病対策外来」に、5組9人の患者や家族が参加した。腎臓・高血圧内科主任部長の林晃正(52)や、織田都(34)ら2人の栄養士が順番に個別指導にあたり、これまで受けた治療や食生活を細かく聞き取り、生活や食事の改善方法をアドバイスした。
 個別指導に先立ち、林と織田が1時間講義し、なぜ自己管理が大切なのか、理解を深めてもらった。
 腎臓病になると、血液から老廃物や余分な水分をこし取って尿をつくる多数の「糸球体」が、次第に壊れる。腎臓は残った糸球体で機能を果たそうとするため、糸球体にかかる血圧が上がり、さらに破壊が進んでしまう。
 まず必要な対策は、高血圧を避けること。食事の塩分を1日6グラム以内に抑えるとともに、たんぱく質、リン、カリウムなど、負担のかかる物質の摂取も制限する。
 織田は食パン、ご飯、梅干しといった食材ごとに、物質の含有量を示しながら「長く続けないと意味がない。制限内で工夫して、自分の好みを取り入れるなど楽しみを見つけて」と話した。
 同外来は3年前から毎月開き、ほかに「薬」「合併症」「血圧」といった多様な課題を取り上げている。初参加した大阪府内の40歳代男性は、他の医院に10年あまり通院したが、食事制限に真剣に取り組まず、悪化させてしまったという。「食品の塩分も全然知らず、非常に勉強になった。もっと早く来たかった」

 通常の外来では、基礎知識の説明には長い時間を費やせない。一方、腎臓病は症状や治療法が患者ごとに異なるため、講義だけでは一般論にとどまる。同センターは約40年前、「教育入院」という、全国でも先駆的な取り組みをスタートした。
 6~13日間の入院中、専門医や看護師らが連日、腎臓病の基礎知識や検査データの意味などを患者に教える。薬剤師は服薬状況をチェックし、薬の機能や服用方法を細かく伝える。また、塩分やたんぱく質を減らした「腎臓病食」の試食会を開き、栄養士が指導を行う。
 教育入院の手法は、近年、他の基幹病院などにも広がっている。ただ、仕事などで入院の難しい患者もいる。せっかく学んでも退院後は忘れがちで、再入院はさらにハードルが高い。もっと手軽に取り組みを継続できるよう開設したのが「対策外来」だ。
 「きちんと生活改善をすれば、透析が必要なほど悪化する患者がこんなに多くなるわけがない。病気への理解を深める努力をしなければ」と、林は強調する。 (敬称略、阿部健)
(2015年2月22日 読売新聞)

2月19日・22日と3月15日の当ブログの記事と比較してみて下さい。
世界は動いておるのです。
常識は非常識なんです。

あらゆる疾患の予防と治療の第一選択は、糖質制限、です。


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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:98mg/dl。

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by hanahanak2 | 2015-03-21 20:51 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)

クスリはリスク

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
四国徳島からです。
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

この記事にも注目しました。

医療ニュース
慢性腎臓病 過剰投薬防ごう 熊本生まれの目印シール
地域 2015年3月9日(月)配信熊本日日新聞

 県内の薬剤師有志でつくる「熊本PK―PD研究会」は、腎機能が低下した人への投薬量を適切に管理するため、独自に作ったシールの普及を進めている。「おくすり手帳」に目印となるシールを張ることで、医師や薬剤師が慢性腎臓病(CKD)の人に気付きやすくなるため、薬の過量投与による副作用を防ぐ効果が期待できるという。
 同研究会は2005年に薬剤師6人で発足。5年ほど前から自費でシールを印刷し、県内の医療機関や薬局を通じて約千人に配布している。
 シールの名称は「eGFRチェックシール」。eGFR(推算糸球体ろ過量)の数値は、腎臓が老廃物を尿へ排せつする能力を示す。慢性腎臓病の基準となる(1)eGFRの値が60未満(2)タンパク尿が出る、のいずれかが3カ月以上続く人がいれば、患者の了解を得て「おくすり手帳」に張っている。
 同研究会によると、腎機能が低下した人は薬のタイプによって成分が正常に体外に排出されず、低血糖や意識障害などの副作用が出ることがある。このため、風邪をはじめ腎臓以外の病気で投薬する際も、腎機能の低下に応じて量を管理する必要があるという。
 研究会の下石和樹さん(熊本赤十字病院医薬品情報係長)は「病院の薬剤師は電子カルテで患者の検査データを把握することもできるが、院外の薬局では検査値が手元になくて腎機能の状態が分からないこともある。シールを活用し、適正な薬物治療につなげたい」と説明。今後は普及活動をさらに本格化させる方針だ。


慢性腎臓病の発生・増悪を予防するためには、
①糖質制限の普及、
⑫「クスリはリスク」を考慮した診療、
全ての医師、患者さん、みんなが一丸となって行動しないと、同じ結果が続くだけです。

2012年現役医師数ランキングでは、
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徳島県は2位
人口10万人当たり透析人口では多い順で、3位です。
医療機関を受診すると、クスリが出ます。
飲み続けると、場合によってはジワジワと不可逆性障害を引き起こします。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:98mg/dl。

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1月31日に書き込みした患者さんです。
左下鼻甲介超音波凝固切除、1ヶ月半になりました。
手術した左側の快適さが際だっています。

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by hanahanak2 | 2015-03-12 21:18 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)

重症化対策

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
四国徳島からです。
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

慢性腎臓病は、人工透析に直結する怖い疾患です。
しかも、医療費増大の大きな要因のひとつです。

ですから、各県、各市町村での対策を進めています。

その一例。

医療ニュース
【宮崎】慢性腎臓病 重症化防げ
地域 2015年3月10日(火)配信読売新聞

 腎不全による人工透析患者数が増加している。各自治体や関係団体は、腎不全予備軍の慢性腎臓病(CKD)に注目、CKD患者を早期に発見して重症化を食い止めることで透析患者を減らす取り組みを進めている。(江口朋美)
 宮崎市瓜生野の公民館で4日、宮崎大医学部の藤元昭一教授(腎臓病学・透析医学)が、住民約30人に腎臓の働きや疾患の特徴について説明した。
 市が主催する健康教育の一環。藤元教授によると、脳卒中や心臓病などの生活習慣病になる人は、腎機能の低下が見られることから、CKDの診断は予知しにくい生活習慣病発見の一つの目安になるという。「腎疾患の疑いは、一般的な健康診断で行われる尿検査で分かるのに、自覚症状がないため治療しない人が多い。重症化すると治りにくいので、早期の治療が大切」と話した。
 日常生活の注意点として▽塩分やたんぱく質を取りすぎないようにする▽食事は腹八分目で▽適度に運動する――などを挙げ、「生活習慣を見直してほしい」と呼びかけた。
◆人工透析患者数2013年末最多3793人
 県などによると、人工透析患者は2013年末現在で、3793人と過去最高を記録。人口100万人当たりの人工透析率も3266人(2012年)で、全国3位の多さだった(全国平均2431人)。透析にかかる医療費は1人当たり年間約400万~500万円とされ、医療財政を圧迫している。
 宮崎市は昨年4月から県内で初めて、宮崎市郡医師会などと協力して健康診断と病院受診をつなげる「CKD連携システム」を開始した。かかりつけ医で特定健診(40~74歳対象)を受診してもらい、腎機能の低下が見られた人に、専門医のいる病院での受診を促す。その結果を受け、主にかかりつけ医が症状に応じた薬物治療や生活指導をし、市保健所は栄養指導を行っている。
市保健所によると、13年度に特定健診を受けた国民健康保険加入者の約2割に腎機能の異常が見られた。市は、CKDの早期発見を図ろうと、22・8%にとどまる受診率(県平均32・2%)のアップを目指している。
 ◇
【慢性腎臓病(CKD=Chronic Kidney Disease)】 慢性的に腎機能が低下した状態で、成人の8人に1人いるとされる。尿検査での尿たんぱくの有無や、血液検査での血清クレアチニン値に基づいた計算で判断される。脳卒中や心臓病の発症リスクを高め、重症化すると人工透析が必要になる。


今までの対策を続けていても、結果は同じ事です。
糖質制限の学習、そして実践の結果、
慢性腎臓病の進行を止める事が出来るのは、ズバリ、糖質制限と思います。
平行して、投薬量の削減も必要です。

都道府県別透析人口率を調べてみました。
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西日本が目立ちます。
徳島県、恥ずかしいですね。
日本有数の医師数を誇っているに関わらず。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:104mg/dl。

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by hanahanak2 | 2015-03-11 22:17 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)

気になるんです

四国徳島からです。

ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」「たがしゅうブログ」を毎日訪問しています。

「糖質制限」の有用性を余すところなく表明しておると考えます。

この手法をあらゆる疾患に応用しない手はないと思います。

医師自身がやらないと、製薬メーカーからの援助はあり得ません。

日経メディカルからです。

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「薬に関わらない領域」、
そこに重大な真実が存在しているようです。
そんな思いを抱いています。

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「スーパー糖質制限」実行中
本日朝食開始90分後血糖値:94mg/dl。

糖質制限前:尿蛋白擬陽性~陽性
糖質制限後:尿蛋白陰性
私はこんな経過でしたよ。

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by hanahanak2 | 2013-11-16 23:38 | 慢性腎臓病(CKD) | Comments(0)