カテゴリ:扁桃周囲炎( 12 )

二股掛けました。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
しかし、急性咽頭炎・扁桃炎では判定が甘くなる傾向になってしまいます。

10歳代の患者さん、2日前より咽頭痛出現、嚥下にも苦労するようになり受診されました。
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際立つのは、左扁桃周囲の腫脹です。
咽頭後壁・咽頭側索・喉頭蓋は軽度腫脹。
口蓋垂の腫脹は高度です。
どこにも白苔はありません
末梢血液白血球数:14,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数  4,100/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   9,100/μl H
この パターンは、ウイルス感染です。
しかし、
昨年猛暑の重症喉頭蓋炎の件もあり、押し切れない弱さが出てしまいました。

結局、二股掛けになりました。

①モンテルカスト錠
②L-ケフレックス顆粒 第一世代セフェム系抗菌薬

経過を注目したい患者さんでした。

本日抗菌薬使用は当患者さん1名でした

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:123mg/dl。

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活躍する縄文人が活写されております。
なにせ、農耕が始まる前の生活です。
狩猟・漁労・採取の生活です。
これが糖質制限の生活です。
縄文人の活躍があっての我々と言っても過言ではないと思います。

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by hanahanak2 | 2017-03-12 21:56 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

ウイルス感染症でした。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

扁桃周囲炎では通常抗菌薬を使いますが、
「白血球数とその分類」検査で、比較的ウイルス感染症と診断できる場合があります。

40歳代の患者さん。
受診理由は、「強い咽頭痛・開口障害・左耳痛
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咽頭後壁・左咽頭側索の腫れは認めますが、
主な病変は、左扁桃周囲炎です。
末梢血液白血球数 12,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,500/μl
       単核球数  1,100/μl H
       顆粒球数  9,000/μl H
細菌感染症としては白血球数・顆粒球数の増加が少ないです。
ウイルス感染症として、
ロイコトリエン受容体拮抗薬。
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル
の投薬で開始しました。
翌日再検査
末梢血液白血球数 10,500/μl H
これにてウイルス性扁桃周囲炎確定しました。

初診から4日目。
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咽頭側索・舌根扁桃の腫れは残っていますが、
主病変の左扁桃周囲の腫れは随分少なくなっています。
末梢血液白血球数 6,800/μl
血液検査数値が先行して正常化しています。

扁桃周囲炎・周囲膿瘍であっても、ウイルス感染症の存在は無視出来ないと思うものです。

当患者さん、
ある難病を持っておられ、関節痛とかレイノー現象とかの症状があります。
対症療法をされています。
10時半血糖値:97mg/dl。咽頭痛で食事量が極端に少ないので空腹時血糖です。

病気の予防・治療・支持療法に、糖質制限をと説明はしました。

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スーパー糖質制限 実行中
本日8時半血糖値:89mg/dl。

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明治プロビオヨーグルト
1本112mlに炭水化物13.9g です。
食物繊維の含有は無視すると、糖質13.9g です。

購入するならプレーンヨーグルトをお勧めします。

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by hanahanak2 | 2016-12-08 15:36 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

ウイルス感染でした。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

今回、ウイルス性扁桃周囲炎を経験し経過を追えました。
抗菌薬使わない診療に、よくぞ信用して通院して頂き感謝しています。

6月11日に書き込みした扁桃周囲炎・喉頭蓋炎の患者さん。

初診翌日、
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視診では変化なしでしたが、咽頭痛は若干改善していました。
末梢血液白血球数 7,100/μl
白血球数は著明改善でした。
初診時の判断に間違いは無かったと確信出来ました。

その翌日、
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扁桃周囲・喉頭蓋の腫脹、明らかに改善してきました。

初診から1週間、
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扁桃周囲の腫れは消失しました。
喉頭蓋・咽頭側索に軽度の腫れが残っていました。
末梢血液白血球数 5,600/μl

この扁桃周囲炎の咽頭痛は非常に強いものです。
ウイルス感染です、峠を越えるまで辛抱して下さいとは言っても我慢し辛いものです。
抗菌薬を求めて他医受診されることがほとんどでした。

良い勉強をさせていただきました。
改めて、「白血球数とその分類」検査の有用性を実感出来ました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:107mg/dl。

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ウナギの餌に「蚕」
人類の将来のたんぱく源に、繋げて欲しいものです。
糖質制限の世界的な拡大が予想されますので、たんぱく源の確保がより重要になってきます。

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by hanahanak2 | 2015-06-21 21:57 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

急性喉頭蓋炎も

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

耳鼻咽喉科関連感染症では、抗菌薬が大量に使用されているのですが、
ウイルス感染症に使用している場合が多いようですよ。
「白血球数とその分類」検査を実施する習慣が必要です。

60歳代後半の患者さん。
2011年4月16日に、鼻中隔矯正術前後の書き込みをした患者さんです。

今回は、2日前よりの咽頭痛で受診されました。
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①ヘッドライト下で、右扁桃周囲炎でした。
②喉頭蓋炎も認めました。呼吸困難はありませんでした。
③右咽頭側索炎も。

通常、扁桃周囲炎・喉頭蓋炎では、抗菌薬診療というのが常識です。
「白血球数とその分類」検査が必須です。
末梢血液白血球数 9,100/μl

予想通り、ウイルス性急性扁桃周囲炎・喉頭蓋炎・咽頭側索炎、でした。

投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル。

医師は、ウイルス感染症には抗菌薬を使わない努力、
患者さんは、ウイルス感染症では、日にち薬の必要性を納得する努力、
両者の努力がないと、耐性菌の撒き散らしに繋がりになります。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:108mg/dl。

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日経メディカル6月号から。
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ロコモティブシンドローム。
私も憶えました。
管理方法が重要です。
特に食事です。
「十分な蛋白質とカルシウムを含んだバランスの良い食事」を推奨しています。
意味不明ですね。
糖質・蛋白質・脂質の最適バランス追求チャレンジをお願いしたいものです。

体調不良のほとんど全ての場合に、糖質制限は威力を発揮出来る可能性を秘めておるのです。

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by hanahanak2 | 2015-06-11 21:59 | 扁桃周囲炎 | Comments(5)

効果イマイチな抗菌薬

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

抗菌薬の効果が想定以下の場合には、
耐性菌か?、
ウイルス感染だったのか?、
考えながら診療する事になります。

20歳代の患者さん。
受診理由は「咽頭痛」
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右膿性鼻汁、口蓋垂・喉頭蓋・披裂軟骨隆起の水ぶくれ様腫脹はウイルス性炎症変化と思います。
しかし、右扁桃・扁桃周囲の変化は細菌性かな?と想定。

白血球数とその分類、
末梢血液白血球数  12,500/μl H
白血球3分類   リンパ球数  1,800/μl
            単核球数     500/μl
            顆粒球数   10,200/μl H


微妙な数値。
扁桃周囲炎は細菌感染症の場合が多いので、抗菌薬:クラビットを選択。

2日後開口障害出現、、
末梢血液白血球数  9,500/μl
白血球数とその分類検査では回復傾向でしたが、症状と扁桃周囲腫脹増悪により、
ジスロマックSRを追加。

その2日後、症状・所見ピークに、
末梢血液白血球数  10,800/μl H
白血球3分類  リンパ球数  1,300/μl
           単核球数     400/μl
           顆粒球数   9,100/μl h


細菌感染症的な増悪を認めました。
顆粒球数の増加とリンパ球数の減少です。

ロセフィンの点滴静注を実施(1日1回2日間)。
翌日、症状所見著明改善。
末梢血液白血球数 4,800/μll。

そして初診から9日目、
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治癒状態に。
未だ、扁桃周囲は硬く腫脹は残っていました。

末梢血液白血球数  9,500/μl
白血球3分類  リンパ球数  3,400/μl H
           単核球数   1,000/μl H
           顆粒球数   5,100/μl

ウイルス感染症の典型的なパターンを示しています。
顆粒球数1万以下、リンパ球数3千以上。

ここで、シングレアを選択しました。

きちんと着陸出来ることを祈っております。

細菌感染とウイルス感染の混合感染症だったかなと思います。
断定は私には不可能です。

著明改善を達成したのは、ロセフィン。
しかし、
ロセフィン点滴静注で治癒には至っている分けではありません。

このように、細菌感染の関与した感染症は、短期決戦を強いられる事もあり、
非常に、神経質になるのです。


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「糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分血糖値:98mg/dl。

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by hanahanak2 | 2013-08-18 22:25 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲膿瘍

81歳の患者さん。
嚥下痛を訴えて来院されましたが、
体温36.5度、その他全身状態良好でした。
左扁桃を上からのぞくと、
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扁桃周囲膿瘍が自壊したと診ました。
血球計測は
末梢血液白血球数 4,000/μl

白血球3分類  リンパ球41.5%   1,600/μl
          単核球 11.4% H   400/μl
          顆粒球 47.4%   2,000/μl
そして、血小板が2,7000/μl(静脈採血に係わらず)でした。

普通、扁桃周囲膿瘍と診断しますと、抗菌薬(抗生物質)投与一直線ですが、
血球は4千で増加してないし、血小板が2.7万と異常に少ないし、
抗菌薬処方は恐いです。抗菌薬無しで、2日後、
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排膿は終了し、嚥下痛も無くなっていました。
ただ、後鼻漏が多いです。患者さんご本人も昔から痰が多いとおっしゃっていました。
後鼻漏の対処にも抗菌薬は推奨できません。

このように、患者さんお一人お一人に教えられる毎日です。
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by hanahanak2 | 2010-04-17 11:49 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例8

27歳の患者さん。
受診1週間前より咽頭痛あり、次第に増強するので来られました。
開口障害軽度ありました。

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周囲炎と診断しましたが、この画像を見ると、膿瘍ですね。

血球計測は、

末梢血液白血球数 18,500/μl H

白血球3分類  リンパ球  9.4%     1,700/μl
          単核球  10.6% H   1,900/μl H
          顆粒球  80.0% H  14,900/μl H

これまでの経験から、細菌感染の可能性が非常に高いので、抗菌薬(抗生物質)を即使用しました。
同時に、白血球5分類を提出しておきました。
翌日の結果、

好中球 89.0% H
好酸球  0
好塩基球 0
リンパ球 7.0% L
単球   4.0%

これで、細菌感染であることが確認されて、後は治るのを待つばかりでありましたが、
翌々日、開口障害が増強のため受診ありました。
膿瘍形成が進んでいましたので、迷いなく切開をすると膿が大量に湧き出て来ました。
よくぞ当院へ戻ってくれたものだと、ホッ。
そして2日後、扁桃周囲はぺったんこ。
後は順調に治って行くものと思われます。
禁酒ですよ。早寝早起きですよ。
切開がこれほど効果的な症例は久し振りでした。
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by hanahanak2 | 2010-01-10 22:38 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例7

19歳
どなたが診ても扁桃周囲炎の患者さんです。
以前であれば、即、抗菌薬の内服と点滴したでしょう。

末梢血液白血球数 12,600/μl H

白血球3分類  リンパ球 12.3% L  1,600/μl
          単核球   7.5%      900/μl
          顆粒球  80.2% H 10、700/μl H 
白血球の増多が少し。
ウイルス感染と考えます。
症状が強いのは分かっているのですが、抗菌薬を使っても効かないですと説明して翌日再検することにしました。

末梢血液白血球数 12,800/μl H

白血球3分類  リンパ球 13.3% L   1,700/μl
          単核球   5.8%       700/μl
          顆粒球  80.9% H  10,400/μl H

症状はよりひどくなり、開口障害も出てきていました。
数・分類に変化なしということは、依然ウイルス感染なんですが、
患者さんは苦しいと訴え、大学病院へ紹介して欲しいと言うまでに至り
抗菌薬を使いました。
細菌感染であれば翌日中に、はっきりした改善が有りますから
改善がなければ、やはりウイルス感染なんですよ、と
説明を十分したところでした。

その翌日
症状の訴えは同じ強いですが、膿瘍形成ありそれが自壊していました。

末梢血液白血球数 13,200/μl H
  


白血球3分類  リンパ球 12.3% L  1,600/μl
          単核球   7.5%      900/μl H
          顆粒球  80.2%   10,700/μl H

やはりウイルス感染ですので、抗菌薬は効いていないです。
膿瘍が自壊したので、これから自然に治って行きますから辛抱ですよ。
と言う説明で帰られました。
この翌日は来られませんでした。
経過から、以後は何をやっても、やらなかっても、一日一日治癒に向かっていくわけで
後医が良医になってしまいました。
私としては、ひとつ、勉強させてもらいました。
ありがとうと言わなければいけない症例でした。
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by hanahanak2 | 2008-10-17 22:44 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例5

成人
2週間前より咽頭痛が続くと初診されました。
周囲炎は軽度でした。

末梢血液白血球数 11,800/μl H

白血球3分類 リンパ球 20.3%    2,300/μl
         単核球   4.7%      500/μl
         顆粒球  75.0%    9,000/μl H

これでは、抗菌薬は使いません。
自信満々でしたが、
翌々日来院されて、咽頭を診てびっくり、
猛烈にひどくなっていました。

末梢血液白血球数 18,700/μl H

白血球3分類  リンパ球 9.8% L  1,800/μl
          単核球  3.8% L    700/μl
          顆粒球 86.4% H 16,200/μll H

ダラダラと経過していたのが、一気に細菌感染の急性増悪に転じたものと思いました。
ここで、抗菌薬を使う分けです。
それにしても、患者さんは、私の所に再診してくれたものです。
抗菌薬が本当に効くと、投与2日目、遅くとも3日目に最悪の状態を脱出するはずなんです。
連日の白血球検査がいかに重要かが良く分かりました。
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by hanahanak2 | 2008-07-22 21:46 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例4

19歳。

末梢血液白血球数 12,600/μl H

白血球3分類  リンパ球 15.8% L    1,900/μl 
          単核球   5.2%        600/μl
          顆粒球  79.0% H   10,100/μl H

視診では、どなたが診察しても、扁桃周囲炎の診断は容易です。
咽頭痛もひどく、開口障害もありました。

しかし、
白血球増多の程度は、ウイルス感染を示しています。
連日の白血球測定が可能なら、より確定的になるのですが。
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by hanahanak2 | 2008-07-06 15:57 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)