カテゴリ:抗菌薬(抗生物質)使用患者さん( 51 )

扁桃周囲膿瘍の疑い

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

扁桃周囲炎・膿瘍についても細菌感染とウイルス感染の混合型と考えられる患者さんが多いです。

35歳の患者さん。
当院受診2日前より、左咽頭痛出現し次第に嚥下も苦痛な状態になりました。
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左扁桃周囲後部に膿瘍と思われる膨隆を認めます。
舌根扁桃と喉頭蓋も腫脹軽度あります。
鼻中隔は左へ大きく弯曲しています。
粘膿性後鼻漏も認めます。
末梢血液白血球数:16,200/μl H
白血球3分類 リンパ球数   3,600/μl H
       単核球数    1,000/μl H
       顆粒球数    11,600/μl H
リンパ球数3千以上はウイルス感染症です。
だから、すべてウイルス感染症と決めつけるのも・・・・・・・。

投薬は、
L-ケフレックス顆粒、薬局の在庫なくケフラールカプセルで対応お願いしました。第1世代経口セフェム系抗菌薬です。
ビオフェルミンR
モンテルカスト錠
カロナール錠 屯用

なお、当患者さんは扁桃周囲炎・膿瘍の既往あり、今回2回目との事でした。
3回目4回目を起こさないような体力作りをお勧めしました。
糖質制限です。

残念ながら再診はありません。
残念ながら経過の良し悪しが分からず勉強になりません。
残念なところです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:94mg/dl。

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まじでやめよう耳掃除。米医学会が声を枯らして警告
ギズモード・ジャパン 5/4(木) 20:10配信
まじでやめよう耳掃除。米医学会が声を枯らして警告
「肘より小さいものを耳に入れるな」と英語の諺にもあるように、欧米で耳掃除は「やってはいけない禁断の快楽」です。やるときは「ママに怒られる~」とヒヤヒヤしながら喜んでいたりします。
それでもついついやってしまうのが耳掃除なわけですけれど、そんな罪人のためにアメリカ耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が耳ケアの新ガイドラインを発表し、ゴルァア! 何度言ったらわかる! 耳掃除やり過ぎると「耳垢栓塞」になるってばよ!と再度注意を呼びかけました。
なんでも耳垢(earwax、cerumen)には耳垢なりに、耳の中を適度に湿らせ、チリやホコリが中に入るのをブロックし雑菌の繁殖を防ぐ大事な役目があるので、そんなにゴミ扱いしてとらんでもええわ!ということらしいですよ? しかも新しい皮膚細胞が生成されると古いほうから順繰りに出ていく自浄作用もあるのだと、新論文にはあります。余計なことして自浄のサイクルを断つと耳垢がたまって、詰まったり耳が遠くなる症状が出るらしく、そうした症状に悩まされている人は子どもの約10%、成人の約5%にのぼり、高齢者や発達障害を抱える人の間で高くなることがわかりました。
この耳垢栓塞の最新データとあわせて新しいガイドラインの発表に踏み切ったというわけですね。
発表の要点は次のとおりです。
・耳掃除のやり過ぎには注意。
・綿棒のような細いものを耳に入れないこと。耳垢を奥まで押し込んで、栓塞悪化や炎症を招いてしまうので。
・痛み、難聴、耳が詰まる症状がある場合は、耳垢が原因とは限らないため、医師に診てもらうこと。
・大体の人は耳掃除は不要。必要な体質の人は正しい手入れに個人差があるため、医師に相談すること。
・ろうそくで耳掃除(イヤーキャンドル)は禁止。耳垢除去の効果はないうえ、外耳道と鼓膜を傷めてしまうため。
そういえば大昔に流行ったオトサンも、耳垢のように見えて全部ろうだったりしましたわねぇ…。
欧米でも耳かきは中世までありましたが、今は衛生上の理由で綿棒が主流です。元祖綿棒のベストセラー商品「Q-Tips」でさえも、箱には「耳かき用ではない」との医師の注意書きが書かれています。海外で赤ちゃんの耳掃除をしてカンカンに怒られても、それはいじめとかじゃなく本気で心配しているだけのことなので、悪意にとらないように、ね。
Top image: Bunphot Kliaphuangphit/Shutterstock
source: Clinical Practice Guideline: Cerumen Impaction, Dos and Don’ts of Earwax
Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文]
(satomi)


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by hanahanak2 | 2017-05-12 22:01 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

クラビット服薬中でした。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎では細菌感染症の場合が多くなってきます。
名前の付いた扁桃組織が存在するからでしょうか。

40歳代の患者さん。
3日前に40℃超えの発熱と咽頭痛のため掛かりつけ医受診、クラビットの処方で服用していましたが、
咽頭痛、治らないので受診されました。
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咽頭後壁(咽頭扁桃)、厚い白苔。
耳管扁桃(咽頭側索)にもベッタリと白苔。
舌根扁桃にも白苔チラホラ。
披裂軟骨隆起・喉頭蓋、腫脹あるも白苔なし。この箇所には名前の付く扁桃組織はありません。

末梢血液白血球数:19,200/μl H
白血球3分類 リンパ球数   2,400/μl
       単核球数     900/μl H
       顆粒球数    15,900/μl H
病巣がピークを迎えてのこの数値。
細菌感染症が強く疑われます。
しかし、リンパ球数・単核球数からウイルス感染症も否定できません。
ウイルス感染と細菌感染の合併症と感がえたいところです。

投薬は
L-ケフレックス顆粒。しかし薬局に在庫なく、ケフラールカプセルに変更しました。第1世代経口セフェム系抗菌薬です。第2世代?
モンテルカスト錠。

クラビット無効の感染症がケフラール・モンテルカストの二股療法でどうなったか確認したかったですが再診はなしでした。
ニューキノロン系抗菌薬の耐性化が進んでいるのかどうか気になるところです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:112mg/dl。

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次に起こったのは これです。
1943年にペニシリンが使用されると その耐性菌が1945年までに現れ あまねく広がりました
バンコマイシンは1972年に登場し 1988年にはその耐性菌が出現しました
イミペネムは1985年に登場し 1998年には耐性菌が出現しました
最も新しい薬の一つである ダプトマイシンは2003年に作られ 翌年の2004年には その耐性菌が出来ました
70年間 私たちは いたちごっこをしてきました
我々の薬に耐性菌が現れ― 次の薬 次の耐性菌 今ゲームは終わりかけています
バクテリアが あまりにも早く耐性を獲得するので 製薬会社は抗生剤を作る事が 自分たちの利益にならないと判断したのです。

5月6日の記事の抜粋です。
現在市場に出ている抗菌薬は、貴重な私たち人類の財産です。

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by hanahanak2 | 2017-05-11 17:31 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性副鼻腔炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
ウイルス感染症には、抗菌薬は使わないのが常識です。

70歳代の患者さん。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)で通院されております。
過去には一日に50本以上の喫煙でした。
数日来の咳痰・発熱にて受診されました。
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大量の粘膿性鼻汁です。
右鼓膜大穿孔を認めます。    
左鼓膜の透明性不良です。
末梢血液白血球数:13,700/μl H
白血球3分類 リンパ球数   1,300/μl
       単核球数     800/μl
       顆粒球数    11,600/μl H
通常、急性副鼻腔炎は繰り上げ100%ウイルス感染症です。
しかし、上記の数値は細菌感染症を示しています。
38度前後の発熱が続いています。
副鼻腔以外に細菌感染症の病巣がある疑いが持たれます

ウイルスと細菌の合併感染症ではないかと考え、
L-ケフレックス顆粒・ビオフェルミンR。抗菌薬は第一世代セフェム系抗菌薬を第一選択にしています。
②モンテルカスト錠
を、選択しました。

翌日再検査をお願いしました。

全ての体調不良の予防法・治療・支持療法として糖質制限を勧めました。
昼食:お好み焼き。
こんな大量糖質摂取ではCOPDの進行を遅くすることは出来ません。
大量のタンパク・脂肪摂取が必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:120mg/dl。

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当地、徳島市で低糖質パンを製造されているパン職人さんがおられます。
低糖質食品が拡がることに期待したいです。

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by hanahanak2 | 2017-04-17 22:49 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性咽頭炎・扁桃炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

典型的な細菌性急性咽頭炎・扁桃炎の患者さんに遭遇致しました。
来院理由は、咽頭痛と発熱。

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咽頭後壁(咽頭扁桃)・口蓋扁桃・舌根扁桃に、白苔が中等量認めます。

「白血球数とその分類」検査でウイルス性か細菌性かを確認します。

末梢血液白血球数 15,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数   1,400/μl
       単核球数     900/μl
       顆粒球数    13,100/μl H


症状・局所所見・「白血球数とその分類」検査を総合し、
細菌性急性咽頭炎・扁桃炎と診断し、
L-ケフレックス顆粒 (第1世代経口セフェム)
ビオフェルミンR
を選択しました。

抗菌薬適正使用の為、
狭域抗菌薬であり組織移行性に優れているからです
広域抗菌薬で組織移行性にすぐれている抗菌薬は、次世代に残さねばと思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:98mg/dl。

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「メトホルミンの成分を加えた免疫細胞」を使用した実験です。
ここに大きなコストが掛かるのでは?
治験が進むことに期待です。

キーワード「糖質」のはずなのに、どうして「糖分」という中途半端な言葉を使ったの?

「糖質制限」を加えると、もっと成績は向上すると思うんですが。

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by hanahanak2 | 2016-08-21 17:33 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性中耳炎・副鼻腔炎・咽頭炎・気管支炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
「白血球数とその分類」検査の実施で追認できます。
急性咽頭炎については、ウイルス感染症と決め打ち出来ません。

20歳代の患者さん。
1週間前より、「鼻汁・咳痰・発熱」あるも我慢しておりました。
当院受診前日、「左耳痛」出現し来院されました。

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①鼻中隔の弯曲・突出。右はファイバースコープ挿入不可でした。
②両側大量膿性鼻汁。
③咽頭後壁、大量白苔。
④左鼓膜膨隆、高度。右鼓膜内陥あり、透明度不良でした。
凄まじい状態でした。

末梢血液白血球数 13,000/μl
白血球3分類 リンパ球数   1,900/μl
       単核球数     900/μl H
       顆粒球数    10,200/μl H


リンパ球数2千以下と増加なし。顆粒球数1万以上、白血球数1.3万。
細菌感染症パターンと判定しました。

そして、
咽頭炎は、細菌性急性咽頭炎と診断し、
その他は、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎・急性気管支炎と判定しました。

投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
L-ケフレックス顆粒 狭域かつ組織移行性に優れた抗菌薬
メプチンドライシロップ

経過としては、36時間~48時間で、急速に咽頭炎の改善が想定されます。
その他は、週単位で改善していきます。
膿性鼻汁の改善次第で咳痰・中耳炎は軽快していきます。

乳幼児期のくり返す急性中耳炎の戦いの跡(右鼓膜)を認めますので、経過が順調に行くことを祈るばかりです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:113mg/dl。

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2年前の切り抜きです。
低炭水化物食(糖質制限食)に疑問を示す実験結果です。
しかし、??????
欧米人の平均摂取カロリーを2,400とし、摂取糖質エネルギー比を55%とし、30%削減すると、
一日の糖質摂取は、230g
これを低炭水化物食とする研究デザインです。
両者の差を出にくくしたデザインだったと思われます。

江部康二先生の推奨している糖質制限食は、一日60g以下です。
デューク大学で推奨している糖質制限食は、25gです。

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by hanahanak2 | 2016-05-30 21:36 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

リンパ球数 2,600/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

感染症診療では受診早期にウイルス性かどうかの判断が重要です。
「これでもか抗菌薬診療」に迷入しない為にも。
その手掛かりになるのが「白血球数とその分類」検査です。

3日前より「咽頭痛・全身倦怠感・鼻出血」との事で受診された中学生。
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両側鼻中隔前部(キーゼルバッハ部)に鼻出血、軽度認めます。
両側粘膿性鼻汁、中等量。
咽頭後壁、大量の白苔。

急性咽頭炎と急性副鼻腔炎です。

「白血球数とその分類」検査を行います。
末梢血液白血球数 13,500/μl H
白血球3分類 リンパ球数   2,600/μl H
       単核球数     600/μl
       顆粒球数    10,300/μl 

発症3日目、症状のピークと思われる時期に、この数値。
細菌性急性咽頭炎とウイルス性急性副鼻腔炎との診断が妥当ではと思います。
従って、
L-ケフレックス顆粒とロイコトリエン受容体拮抗薬を選択しました。

翌日再検査をお願いしました。
患者さんの表情が柔らかくなっていました。
倦怠感が随分と少なくなったとの事。
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咽頭後壁の白苔は、かなり少なくなっておりました。
鼻汁も、やや少ないようでした。

末梢血液白血球数 7,600/μl
白血球3分類  リンパ球数  2,500/μl
        単核球数    400/μl
        顆粒球数   4,700/μl。


1日で正常数値になりました。
細菌感染症で抗菌薬が効くと約48時間で(今回は24時間ですが)「白血球数とその分類」検査は
ほとんど正常になります。
しかし、局所の状態の正常化は遅れるようです。
ウイルス感染の急性副鼻腔炎は、一日一日と徐々に改善して行きます。

40年前の抗菌薬、狭域抗菌薬であるL-ケフレックスの効果に驚いています。
対象は、細菌性急性咽頭炎での話ですが。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:96mg/dl。

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Medical Tribune
副鼻腔炎や気管支炎にフルオロキノロン系薬はNG
FDA安全性情報
薬剤情報 | 2016.05.17 07:05

 米食品医薬品局(FDA)は5月12日,フルオロキノロン系薬に関する安全性情報を発出した。副鼻腔炎や気管支炎,合併症を伴わない尿路感染症の治療で,他に治療選択肢がない場合を除いて,重篤な副作用のリスクがベネフィットを上回るため,フルオロキノロン系薬の全身投与(経口薬または注射薬の使用)は行うべきではないとするFDAの見解が示された。

重篤な副作用のリスクがベネフィット上回る

 現在,米国で承認されているフルオロキノロン系薬の経口薬または注射薬は,モキシフロキサシン,シプロフロキサシン,レボフロキサシン,オフロキサシンなど。FDAがこれらのフルオロキノロン系薬の安全性を評価した結果,同薬の全身投与は腱や筋,関節,中枢神経系などの障害に関連しており,さらにこうした重篤な副作用が恒久的に併発する可能性もあることが示されたという。

 これに基づき,FDAでは全てのフルオロキノロン系薬の全身投与薬の表示に「副鼻腔炎や気管支炎,合併症を伴わない尿路感染症の治療では,他に治療選択肢がない場合を除いて,フルオロキノロン系薬の全身投与による重篤な副作用のリスクはベネフィットを上回る」との情報を追加するよう求めている。

 また,患者に対しては「フルオロキノロン系薬の服用中に腱や筋肉,関節の痛みの他,ちくちくするような痺れや刺すような感覚,錯乱,幻覚などの重篤な副作用があった場合には,すぐに医療機関に連絡してほしい」と助言。一方,医療関係者に対しては,患者から重篤な副作用の報告があった場合には,直ちにフルオロキノロン系薬以外の抗菌薬に変更すべきとの見解を示している。
(岬りり子)


モキシフロキサシン:アベロックス
シプロフロキサシン:シプロキサン
レボフロキサシン:クラビット
オフロキサシン:タリビッド
いずれも広域抗菌薬です。
急速に耐性化が進んでいます。
呼吸器感染症では、狭域抗菌薬で組織移行性に優れている抗菌薬の選択が望まれます。
それに合致しているのが「L-ケフレックス」です。
服用回数が2回/日も助かります。
ケフラールは安全性の点で、やや不安です。

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by hanahanak2 | 2016-05-22 21:36 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

リンパ球数 2,500/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

呼吸器感染症では、その起炎微生物のほとんどはウイルスと思います。
細菌培養同定検査が重要視されておりますが、常在菌との判別が厳しくされているとは言い難いと思います。
ですから、当院では「白血球数とその分類」検査を重要視するのです。

30歳代の患者さん。
「右耳痛・咽頭痛・微熱」にて受診されました。

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右鼓膜、高度の膨隆
左鼓膜、一部に軽度膨隆。
咽頭後壁に、中等量の白苔
粘膿性鼻汁は少量です。

主たる病名は、急性中耳炎と急性咽頭炎となります。

末梢血液白血球数 15,700/μl H
白血球3分類 リンパ球数  2,500/μl
       単核球数    700/μl
       顆粒球数   12,500/μl H


細菌性急性咽頭炎を強く疑わせるパターンと思います。
そして、中耳炎は、ウイルス性急性中耳炎のはずです。
細菌とウイルスの合併を疑いました。

投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬とLーケフレックス(抗菌薬)

抗菌薬の選択は、狭域かつ組織移行性の優れているのを選択しています。

「経口三世代セフェムへの決別」での検索をお願いします。
是非、ご参考下さい。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:118mg/dl。

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カロリー制限をすると、糖質摂取は若干減少しその点での効果はあるでしょう。
しかし、タンパク・脂肪摂取も減りますので、その点での栄養不足が心配です。
「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」を無視した栄養指導は患者さんを不幸に導いてしまいかねません。

食事記録は、非常に効果的と思います。
当院でも、記録をお願いしていますが、ハードルは高いです。

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by hanahanak2 | 2016-05-18 21:17 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性副鼻腔炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
最近、細菌性急性副鼻腔炎と思われる患者さんに遭遇しました。

30歳代の患者さん。
1週間前に発症しました。
掛かり付け医処方された、
ピーエー配合錠(サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・プロメタジン)
アセトアミノフェン
ロキソニン
を、服用していました。
頭痛が起こり次第に増悪するとの事で受診されました。
味覚障害もありました。

ファイバースコープ検査。
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重症です。
両側中鼻道・嗅裂に大量膿性鼻汁を認めます。
左の鼻汁は血性鼻汁です。

「白血球数とその分類」検査
末梢血液白血球数 14,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数   2,900/μl
       単核球数     900/μl H
       顆粒球数    10,900/μl H


発症1週間で、この数値。
ウイルス感染を完全否定出来ませんが、細菌性急性副鼻腔炎と暫定診断しました。

選択は、
L-ケフレックス顆粒(抗菌薬)
ロイコトリエン受容体拮抗薬
二股を掛けざるを得ないです。

より診断を明確にするための翌日再検を要請しましたが良い返事は得られませんでした。

なお、解熱鎮痛剤の重複投与は危険と思います。
使うなら、アセトアミノフェンだけをお勧めします。

味覚障害については、糖質制限を説明しました
また、体調不良の栄養療法は糖質制限が最も有効です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:98mg/dl。

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「抗菌薬(抗生物質)が効かない薬剤耐性菌に対し、政府が始めて策定する行動計画案がわかった」
「使用量を2020年までに3分の2に減らす数値目標を盛り込んだのが特徴だ」
「耐性菌による13年の死者は全世界で70万人だが、50年にはがんを上回る1000万人に達するとの資産もある」

耐性菌対策は急ぐ必要があります。
ウイルス感染症には、抗菌薬を使わない事を徹底するのが一番です。

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by hanahanak2 | 2016-05-01 22:15 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性咽頭炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎では、繰り上げ100%ウイルス感染症ですという分けにはいきません。
「白血球数とその分類」検査で確認することが必要です。

40歳代の患者さん。
咽頭痛・微熱・寒気等にて受診されました。

患者さんはインフルエンザかどうかが最も知りたいとの事。
迅速検査実施しましたが陰性でした。

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咽頭後壁と耳管扁桃に、白苔中等量認めました。
末梢血液白血球数 15,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,700/μl 
       単核球数   900/μl H
       顆粒球数  12,000/μl H


上記判定基準によって、
細菌性急性咽頭炎と診断しました。

投薬は、L-ケフレックス顆粒とビオフェルミン-R。

そして、3日前に末梢血液白血球数11,000/μlを確認していました。
病巣は未確定でした。

それも考慮して、
ロイコトリエン受容体拮抗薬を追加いたしました。

ウイルス感染症と細菌感染症の合併と診断したのですが、
結果的に二股を掛けた事になってしまいました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:110。

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英国、飲料に「砂糖税」導入へ 肥満対策で
AFP=時事 3月17日(木)9時10分配信

【AFP=時事】英国のジョージ・オズボーン(George Osborne)財務相は16日、増加し続ける小児肥満症患者を減少させるための取り組みとして、飲料に含まれる過剰な糖分に対する課税を、2年後に導入すると発表した。

生活習慣病で年間1600万人が早死に、WHO報告

 対象となるのは、100ミリリットルあたり5グラム以上の糖分を含む飲料。同様の課税はフィンランドやフランス、メキシコなどでも行われており、来年には南アフリカがこれに続く見込みだ。

 英国の肥満率は欧州で最高水準にあり、昨年の公式データでは、過体重あるいは肥満の割合は、成人で61.9%、2~15歳の子どもで28%だった。【翻訳編集】 AFPBB News


砂糖税は世界の潮流です。
砂糖・デンプン摂取が肥満の原因です。
方法はどうであれ糖質制限への流れを作って欲しいものです。

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by hanahanak2 | 2016-03-19 22:12 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(4)

急性咽頭炎と気管支喘息発作の合併

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

60歳代の患者さん。
咽頭痛での受診でした。

気管支喘息と好酸球性中耳炎を持たれております。
好酸球性中耳炎は、耳漏持続性、難聴も増悪しています。

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今回初診時、
咽頭後壁に中等量の白苔。
鼻汁は少ない。
左、停止する事がない大量耳漏。
末梢血液白血球数 14,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,400/μl
       単核球数  1,100/μl H
       顆粒球数  10,600/μl H

判定基準から、素直にウイルス性咽頭炎と診断しました。
軽度の気管支喘息発作は、経験からウイルス感染を強く疑います。
投薬は、
L-ケフレックス顆粒
ロイコトリエン受容体拮抗薬
そして、
17時血糖値:159mg/dl。昼食はお餅。

翌日確認しました。
a0082724_21181550.jpg

咽頭後壁の白苔は消失しています。
大量の粘性鼻汁でした。
末梢血液白血球数 11,500/μl H
白血球3分類 リンパ球数  2,800/μl
       単核球数   1,000/μl H
       顆粒球数   7,700/μl

細菌感染パターンが消え、ウイルス性パターンに変わっていました。
そして、
16時血糖値:127mg/dl。昼食は団子汁とヨーグルトとキウイ。

細菌性急性咽頭炎とウイルス性気管支炎の合併と思われる患者さんでした。

好酸球性中耳炎にはお手上げ状態です。
糖質制限を提案するのですが、糠に釘状態です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
3年半になります。

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ダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾
糖質制限…やりすぎると、逆に太りやすくなることも

 昼食はラーメンなどの麺類を避けたり、夕食はご飯抜きにしたり、といった「糖質制限ダイエット」をしている方も多いと思います。

 糖質(炭水化物)は、食べた後1~2時間で血糖値がピークとなり、急激に下がります。その血糖値の低下が空腹感となり、食べたくなる欲求を生じさせます。糖質制限は、総カロリーを減らすだけでなく、空腹感を抑えてダイエットをしやすくするという意味で、理にかなっています。

 ただし、糖質を制限しすぎるとかえって太りやすくなるということもあるので、注意が必要です。

 ラットの実験で興味深い結果が出ています。糖質60%、脂肪15%の糖質が多い食事を与えたラットと、糖質10%、脂肪65%の糖質が極端に少ない食事を与えたラットを16か月にわたって観察しました。総カロリー数は同じです。

 結果は、糖質が極端に少ないラットのほうが、体重が増えたのです。中性脂肪や悪玉コレステロールなどが多くなり、糖尿病の割合も高くなりました。

 糖質はすぐにエネルギーとして使えるので、頭を使ったり、歩いたりといった日常生活や仕事で消費されますが、足りないと脂肪を燃やして使うことになり、結果的に体に良くない悪玉コレステロールや中性脂肪が増えると考えられます。筋肉のたんぱく質をエネルギーとして使うことにもなり、カロリーを消費する筋肉量が減ることで、太りやすくもなります。

 また、糖質が不足すると瞬発力や集中力も低下します。あまり動かなくなり、結果的に太るということもあると思います。

 何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし、というわけです。日中の仕事や日常動作に必要なエネルギーは、朝食や昼食で取る糖質で補給し、夕食は糖質を減らすくらいのダイエットがいい方もいるのではないでしょうか。

 糖尿病などで糖質制限を医師から勧められている方は、自己判断で極端な糖質制限をせず、医療機関にいる栄養の専門家にアドバイスを求め、作成された食事計画に従うという方法もお薦めです。

川村 昌嗣(かわむら まさひで)
(2014年7月7日 読売新聞)yomiDr.


糖質制限の知識がありますと、上記の内容は、ほぼ全てに?になります。
よく勉強されておられるにも関わらず、不思議ですね。
ラットの件については、2014年3月1日ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」をお読み下さい。
普通に糖質を摂ってのダイエットは、それはそれは難行苦行と思いますよ。

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by hanahanak2 | 2016-03-09 22:08 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)