急性副鼻腔炎 症例23
10歳の子供さん。
1ヶ月前、溶連菌感染と迅速検査で診断、抗菌薬(抗生物質)を1週間服用、白血球検査なし。
その後、気管支炎(喘息)の診断で、抗菌薬等を断続的に服用、白血球検査無し。
しかし、
本日から咳(ゼイゼイ)、顔面蒼白、食欲不振等元気無し。
体温36.4度、鼓膜・咽頭に著変無し。
鼻鏡検査では判明しなかった急性副鼻腔炎を確認、
末梢血液白血球 19,300/μl H
白血球3分類 リンパ球 18.0% 3,400/μl H
単核球 7.0% 1,300/μl H
顆粒球 75.0% 14.600/μl H
3種全項目で増多していましたので、
ウイルス感染と診断し、スタートしました。
かなり、身体はきつそうでした。
具合により明日再度検査いたします。
ウイルス感染を濃厚に疑った時には、抗菌薬無しでスタートするのが、
体力の消耗が少ないと思うのですが。
by hanahanak2 | 2009-10-14 12:56 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)