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鼻中隔弯曲症 症例13

20歳代の患者さん
当院受診の前日、鼓膜穿孔が有るのを知りながら、川に飛び込んで耳漏を来したと、来院しました。

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5歳頃より15歳頃まで中耳炎の治療に通院していたそうです。
右鼓膜穿孔を来したので、鼓膜形成術しましたが、成功しなかった。それ以後は、放置しています。
下鼻甲介への凝固術をされています。
鼻閉、鼻汁等の鼻症状は断続的に続いているそうです。
最近では、耳鼻科への通院は全く有りません。

生命に関わる問題ではありませんが、これでは日常生活に微妙に影響があるはずです。

①鼻症状を解消・改善するために、鼻中隔弯曲症を解消するのが一番。これが長く続いた中耳炎の原因ではと思います。
②その後、鼓膜形成でなく鼓室形成術をやって下さい。穿孔縁が耳小骨にかかっていますので、鼓膜形成の難易度は非常に高くなります。

今からでも、遅くはないです。
ゴールに向かって、再スタートを・・・・・・・、と言うたものでした。

by hanahanak2 | 2009-08-07 08:52 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)