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急性中耳炎 症例10 2回目の受診

1才3ヶ月
2週間前、左耳漏で受診、抗菌薬なしで経過していました。
細菌培養と薬剤感受性検査をしていましたが、結果、検出菌は肺炎球菌(3+)、感受性はクラリスロマイシンとアジスロマイシンに(I:やや耐性)。しかしこの結果は、肺炎球菌がこの中耳炎の原因になっているのか、ただ外耳道に住んでいただけかも知れません。
肺炎球菌が原因とすれば、炎症のピーク時に白血球と顆粒球がかなりの増加を来すと私は思います。初診時の計測では細菌性を疑う数値ではありませんでした。

鼓膜は透明性で、鼓室内の炎症は終息していました。
体調が急速に改善すれば、中耳炎の治癒も驚くほどです。

by hanahanak2 | 2006-08-06 16:14 | Comments(0)