ノドが痛ハシカイ。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎では、細菌感染症がしばしばですので「白血球数とその分類」検査での確認が必要です。

40歳代の患者さん。
昨日より「ノドが痛ハシカイ」との事で来院されました。
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鼻中隔の右へ左への弯曲突出で鼻道が狭いです。
粘膿性鼻汁は認めません。
咽頭後壁・耳管扁桃(咽頭側索)には白苔ありませんが、腫脹中等度です。
末梢血液白血球数:6,300/μl

ウイルス性急性咽頭炎・扁桃炎と診断し、
モンテルカスト錠
麻黄附子細辛湯カプセル
の投薬を選択しました。

問題は食事です。
本日朝食:欠食。いつもはおにぎり2個。
本日昼食:欠食。毎日欠食との事です。
しかし、体格は過体重です。

糖質制限を説明、食事の改善を要請しました

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:95mg/dl。

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抗精神病薬のメタボ関連因子への影響
統合失調症患者の寿命が短い理由を考える
Medical Tribune学会レポート | 2017.05.12 07:15
 統合失調症患者では一般人口と比べて平均寿命が15年ほど短く、メタボリックシンドローム(MetS)の有病率も高い。糖脂質代謝異常やQT延長も多く、抗精神病薬による心臓突然死リスクが高いことも明らかになってきた。新潟大学大学院医歯学総合研究科精神医学分野の鈴木雄太郎氏は、統合失調症患者において抗精神病薬がMetS関連因子に与える影響について第12回日本統合失調症学会(3月24〜25日)で報告した。
外来患者はMetS、入院患者は低体重に注意
 一般人口の寿命は延長しているが、統合失調症患者では逆に短縮しており、平均寿命の差が徐々に開いている(Schizophr Res 2013; 146: 22-27)。また、統合失調症患者では、一般人口と比べてMetSを有する率が高く、これまでに発表された海外の研究を平均すると、統合失調症患者のMetS有病率は、一般人口の2倍である(約40%対約20%)。さらに、抗精神病薬による治療でMetSのリスクは上昇する。
 日本の一般人口も欧米と同等で20%前後がMetSである。鈴木氏らが行った国内の統合失調症の入院患者と対照群のMetSについて調べたパイロット研究では、統合失調症患者と対照群でBMIは同等だが、ウエスト周囲径では有意差が認められた。統合失調症患者でMetS予備群が多いことが示唆され、全国規模の研究が必要だと考えられた。
 そこで、日本精神科病院協会と日本臨床精神神経薬理学会による「抗精神病薬治療と身体リスクに関する合同プロジェクト」が計画され、2012年3〜5月および2013年3〜5月に同協会加盟523施設の通院および入院中の統合失調症患者(約9,000例)と主治医を対象に、アンケートによる意識調査と身体リスク実態調査が行われた。
 その結果、統合失調症患者のMetSの有病率は外来患者で34.2%、入院患者で13.0%と、外来患者でMetSに対する注意が必要なことが示唆された(Schizophr Res 2016; 171: 68-73)。肥満、高血圧、糖尿病など生活習慣病の割合も外来患者では大幅に高かった(表、PLoS One 2016; 11: e0166429)。

糖質制限を本人はもちろん同伴の方に説明するのですが、残念ながら「糠に釘」です。
肥満傾向は明らかです。

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by hanahanak2 | 2017-05-15 22:39 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)