クラビット服薬中でした。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎では細菌感染症の場合が多くなってきます。
名前の付いた扁桃組織が存在するからでしょうか。

40歳代の患者さん。
3日前に40℃超えの発熱と咽頭痛のため掛かりつけ医受診、クラビットの処方で服用していましたが、
咽頭痛、治らないので受診されました。
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咽頭後壁(咽頭扁桃)、厚い白苔。
耳管扁桃(咽頭側索)にもベッタリと白苔。
舌根扁桃にも白苔チラホラ。
披裂軟骨隆起・喉頭蓋、腫脹あるも白苔なし。この箇所には名前の付く扁桃組織はありません。

末梢血液白血球数:19,200/μl H
白血球3分類 リンパ球数   2,400/μl
       単核球数     900/μl H
       顆粒球数    15,900/μl H
病巣がピークを迎えてのこの数値。
細菌感染症が強く疑われます。
しかし、リンパ球数・単核球数からウイルス感染症も否定できません。
ウイルス感染と細菌感染の合併症と感がえたいところです。

投薬は
L-ケフレックス顆粒。しかし薬局に在庫なく、ケフラールカプセルに変更しました。第1世代経口セフェム系抗菌薬です。第2世代?
モンテルカスト錠。

クラビット無効の感染症がケフラール・モンテルカストの二股療法でどうなったか確認したかったですが再診はなしでした。
ニューキノロン系抗菌薬の耐性化が進んでいるのかどうか気になるところです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:112mg/dl。

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次に起こったのは これです。
1943年にペニシリンが使用されると その耐性菌が1945年までに現れ あまねく広がりました
バンコマイシンは1972年に登場し 1988年にはその耐性菌が出現しました
イミペネムは1985年に登場し 1998年には耐性菌が出現しました
最も新しい薬の一つである ダプトマイシンは2003年に作られ 翌年の2004年には その耐性菌が出来ました
70年間 私たちは いたちごっこをしてきました
我々の薬に耐性菌が現れ― 次の薬 次の耐性菌 今ゲームは終わりかけています
バクテリアが あまりにも早く耐性を獲得するので 製薬会社は抗生剤を作る事が 自分たちの利益にならないと判断したのです。

5月6日の記事の抜粋です。
現在市場に出ている抗菌薬は、貴重な私たち人類の財産です。

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by hanahanak2 | 2017-05-11 17:31 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)