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1週間前にインフルエンザA罹患。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす医療と言わざるを得ません。

30歳代の患者さん。
1週間前にインフルエンザAと診断されタミフルを5日分服用し解熱しましたが、
大量膿性鼻汁が出現し当院受診されました。

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大量膿性鼻汁です。
重症の急性副鼻腔炎です。
咽頭後壁・耳管扁桃に腫脹認めます。
気管粘膜の発赤も認めます。

インフルエンザはウイルス感染症です。
そのウイルス感染症に伴って出現した大量膿性鼻汁(急性副鼻腔炎)は、
ウイルス感染症です。
膿性鼻汁だからと細菌感染症に移行した分けではないと思います。

末梢血液白血球数:8,200/μl
ウイルス性急性副鼻腔炎である動かぬ証拠です。

薬剤選択は、
モンテルカスト錠+麻黄附子細辛湯カプセル
と、しました。

今後は咳が次第に強くなる可能性があります。
その際には薬剤の入れ替えを予定しています。

最後に、
体調不良の時ほど糖質制限をとお勧めしました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:97mg/dl。

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先天性難聴の早期発見早期治療に重点を置いた記事です。
それ以上に重要なのは予防です。
風疹の予防接種は有名です。
その他遺伝子に傷を付ける多くの現象はまとめるのは無理でしょうね。
世代を超えて続く過剰糖質摂取も関係していると思います。

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by hanahanak2 | 2018-01-12 23:19 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)