四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
明白なウイルス感染症には、抗菌薬は使いません。
50歳代の患者さん。
1週間前からの「鼻閉・咽頭痛」にて受診されました。
スギ花粉症の症状も出ているとの事でした。
左中鼻道に大量粘膿性鼻汁です。
左鈎状突起の肥大、高度です。
ノドは狭いです。
末梢血液白血球数:8,900/μl
ウイルス性急性副鼻腔炎です。
投薬は、スギ花粉症も考慮して
モンテルカスト錠
フルナーゼ点鼻液後発品
パタノール点眼液
5日後、
見事、膿性鼻汁は消失していました。
鈎状突起の肥大はそのまま。
慢性副鼻腔炎が疑われます。
これで終了にはなりません。
BMI:28.2.
9時半血糖値:134mg/dl。朝食はブラックコーヒーのみ。
HbA1c:6.1%
血圧:130/90mmHg
内科処方:ニューロタン(高血圧薬)とメルカゾール(甲状腺機能亢進症薬)
睡眠時無呼吸症候群の疑いもあり、
食生活の改善が必要です。
「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」食を指導しました。
今後、引き続き外来通院して頂けないと指導出来ません。
内科での食事指導と全く違うので患者さんの対応が非常に鈍いのが実情です。
言うても言うても「糠に釘」「馬耳東風」です。
クスリに頼り切った通院は非常に危険です。
本日、抗菌薬使用ゼロの一日でした。
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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:115mg/dl。
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