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二股対応になっています。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎への対応は甘くなっております。
反省しながらも抗菌薬を使ってしまいます。

2月、12歳の患者さん。
両側耳痛での受診でした。

二股対応になっています。_a0082724_18011387.jpg
咽頭後壁に厚い白苔を認めました。
外耳道・鼓膜には変化なし。
末梢血液白血球数:16,800/μl H
白血球3分類 リンパ球数   3,400/μl H
       単核球数     700/μl
       顆粒球数    12,700/μl H
当院抗菌薬使用基準では、ウイルス感染ですが・・・・。
二股診療になってしまいました。

①モンテルカスト錠
②L-ケフレックス顆粒

3日後、
二股対応になっています。_a0082724_18275624.jpg
白苔は薄くなり
末梢血液白血球数:9,500/μl
鼻汁多いですが、峠越えです。

初診から10日後、
二股対応になっています。_a0082724_20540078.jpg
白苔、わずかになり、
鼻汁も消失していました
末梢血液白血球数:10,000/μl

これにて、診療は終了しました。

結局、
モンテルカスト錠は12日間
L-ケフレックス顆粒は5日間 第一世代セフェム系抗菌薬。
使用しました。

急性咽頭炎・扁桃炎に関しては、
①厚い白苔、
②白血球数1.3万以上・顆粒球数1万以上
の場合には二股診療になるようです。

本日も抗菌薬ゼロの1日でした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:107mg/dl。

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二股対応になっています。_a0082724_22082484.jpg
簡単ですよ。
食生活の改善ですよ。

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by hanahanak2 | 2017-03-13 22:09 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)