四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。
急に聴こえが低下する場合は、外耳道・鼓膜に異常なければ、ほとんど急性の感音性難聴です。
40歳代の患者さん、健康診断で左難聴を指摘され受診されました。
急な聴力の悪化は自覚していません。
病歴をお聞きすると、
20年前に左突発性難聴になり内服薬で治ったが、
10年前にも左突発性難聴になり点滴もしたが結局治らなかったとの事でした。
現在の聴力図、
右聴力が普通です。
左は過去のトラブルが想定されます。
突発性難聴またはメニエール病(低音障害型感音難聴)が想定されます。
通常、急性の感音性の程度がひどいほど治りにくくなります。
どんな疾患も同じですが。
多分、ステロイド療法を実施したはずです。
これが限界です。
ステロイドは血糖上昇必発です。
血糖上昇で組織の修復は不十分になると思います。
こういう事実が明らかになっておりますので、今後は血糖を上げない食事である糖質制限が第一選択の治療・支持療法になって欲しいです。
当患者さん、
17時半血糖値:92mg/dl。
直前にお菓子。
昼食:お弁当(ご飯あり)
朝食:プレーンヨーグルトとトマトジュース
カロリー制限になっている可能性あり、「低糖質・高たんぱく・高脂肪・高カロリー」食を勧めました。
急性感音難聴も繰り返す傾向がありますから再発を予防する意味でも病気を予防できる食生活が必要と思います。
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「スーパー糖質制限」実行中。
21時血糖値:112mg/dl。
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自らの死は自分で解決しなければならい私たち団塊の世代。
まずは糖質制限で出来る限り健康寿命を伸ばす戦略が重要です。
溢れる健康情報をいちから見直してみて下さい。
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