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受診理由は、右耳漏・耳閉感

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

40歳代の患者さん。
右耳漏・耳閉感の訴えで来院されました。
話し声が鼻声でしたのできいてみると、慢性的な鼻閉があるとの事でした。

受診理由は、右耳漏・耳閉感_a0082724_21240675.jpg
耳症状は外耳道皮膚炎と急性中耳炎でした。
皮膚炎については、吸引清拭後ステロイド軟膏塗布します。
急性副鼻腔炎も合併しています。
末梢血液白血球数:14,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数 3,500/μl H
       単核球数   900/μl H
       顆粒球数  9,700/μl H
ウイルス性急性中耳炎・副鼻腔炎です。
投薬は、
モンテルカスト
リンデロンV軟膏
問題は、
①鼻中隔湾曲症
②鼻茸(ポリープ)を伴う重症副鼻腔炎です。
近所の医療機関でCT画像をお願いしました。
受診理由は、右耳漏・耳閉感_a0082724_21380003.jpg
前頭洞と篩骨洞に陰影がびっしり。
かなり厳しい状況でした。

薬では改善しないことを説明して、
①右内視鏡化副鼻腔手術
②鼻中隔矯正術
③左内視鏡下副鼻腔手術
日帰り局所麻酔下手術(3分割)を提案しました。
仕事の都合が着く時期にお願いしますとの事でした。

当患者さん、時々受診されていましたがファイバースコープ検査は今回が初めてでした。
私が鼻声に気づかなかった事が悔やまれます。

急性中耳炎は、初診3日後には回復に転じ耳閉感が軽減しています。

手術はハードルが高い診療になりますので、とにかく改善への道筋を提示する事を念じております。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:104mg/dl。

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次々と新たな事実が発見されております。
この場合は、肺腺がんの進行を抑制するようです
効いている間は元気で生活できるが効果が無くなると・・・・・・・・。
その間、高額医療費が必要になります。
なんか奇妙な時代になったようです。
出来たら治して欲しい所です。

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by hanahanak2 | 2017-01-29 22:27 | ポリープ | Comments(0)