翌日再検査
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
「抗菌薬適正使用」前進の為には、ウイルス感染症か否かの判定手段が必要です。
その有力な手段が「白血球数とその分類」検査と思います。
5歳の患者さん。
39度超えの発熱と少々の咳・鼻汁で受診されました。
ヘッドライト下の視診では、著変ありません。
末梢血液白血球数 22,300/μl H
白血球3分類 リンパ球数 4,400/μl H
単核球数 1,300/μl H
顆粒球数 16,600/μl H
白血球数と顆粒球数が非常な増加ですが、
リンパ球数の3千以上は、ウイルス感染症です。
白血球数の著増を示していますのでインフルエンザではないです。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
メプチンドライシロップ。
翌日再検査しました。
末梢血液白血球数 16,300/μl H
白血球3分類 リンパ球数 4,200/μl H
単核球数 1,100/μl H
顆粒球数 11,000/μl H
白血球数と顆粒球数の減少を認めます。
ウイルス感染症の峠越えと思われます。
症状と全身・局所の観察と「白血球数とその分類」検査でウイルス感染症か否かの判定が、おおよそ可能と思います。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:110mg/dl。
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籔内佐斗司 教授。
誰彼のアドバイスでの糖質制限ではないようです。
ご立派です。
荒牧麻子さんも、今回は糖質制限を容認されておられます。
私達を救ってくれる食生活は、糖質制限だという事実が普及しつつあるんでしょうね。
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by hanahanak2 | 2016-11-11 17:21 | 白血球 | Comments(0)