繰り返します。
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬使わないのが正解です。
昨年3月1日書き込みした患者さん
改善増悪をくり返しております。
当院では抗菌薬は使いませんが、不安なご家族は他の医療機関受診で抗菌薬投与受けております。
1歳2ヶ月時、
末梢血液白血球数 8,700/μl。
ヘモグロビン(Hb)7.9g/dl。
小児科にて鉄剤投薬中でした。
1歳4ヶ月時、
末梢血液白血球数 5,100/μl
ヘモグロビン 11.2g/dl
貧血状態も改善していました。
2歳4ヶ月時。今月、
断続的ではありますが、
ロイコトリエン受容体拮抗薬の服用を続けていきます。
ウイルス感染症には抗菌薬は使わない。
食生活の基本として、タンパク質・脂肪を十分に摂取する糖質制限を指導しています。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:91mg/dl。
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大きな決断ですよ。
流れは「糖質制限」だと確信したのでしょうね。
「ロカボ」にしろ「スーパー糖質制限」にしろ、食後血糖値の確認をお願いします。
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by hanahanak2 | 2016-09-07 17:24 | 急性中耳炎 | Comments(4)
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、ほぼ100%抗菌薬が不必要なウイルス感染症です。
ウイルス感染症に、抗菌薬をとっかえひっかえの使用は疑問です。
培養での検出菌は、あくまで検出菌であって起炎菌ではないです。起炎菌である根拠の提示が必要です。
医療機関で抗菌薬処方があれば、当院の抗菌薬使用基準を参考に、どうして抗菌薬が必要なのか質問して下さい。
1番:不要な抗菌薬を中止してロイコトリエン受容体拮抗薬の服用を続けて下さい。
2番:母さんの副鼻腔炎は、子供さんからもらったウイルス性急性副鼻腔炎です。繰り返す、また居座る場合があります。手術という最後の手段を選択する場合もあります。
3番:糖質過多の食事になっていませんか。
なお、口臭は、副鼻腔炎による大量の膿性鼻汁・後鼻漏がその原因と思います。
鼻うがい:正常粘膜を傷つけていませんか?
Bスポット:一時のブームでは?
漢方:副作用が結構あり、その割に効果がはっきりしません?
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
受診に際して用意して欲しいのは、
①投薬を含めた経過の概要。お薬手帳だけでも。
②CT画像。たいてい、コピーをいただけます。普通のレントゲン写真でも可。
③肝機能・腎機能等の血液検査結果。
受診される時には日時をお知らせ下さい。