抗菌薬併用療法

四国徳島からです。
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急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、代表的なウイルス性呼吸器感染症と考え診療しています。

こんな発表がありました。
日本耳鼻咽喉科学会最大の学会です。

Medical Tribune
小児急性中耳炎に抗菌薬併用療法を提案
薬剤情報 | 2016.08.04 07:05

 小児急性中耳炎患者では、急性鼻副鼻腔炎合併などによる難治化が問題視されているが、治療に関してはアモキシシリン(AMPC)単独療法が中心である。そこで、和歌山県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科の戸川彰久氏は、効果的な抗菌薬コンビネーション治療として、クラリスロマイシン(CAM)とAMPCとの併用療法を提案。多施設共同・無作為割り付けオープン比較試験として、中等症例を対象に単独療法と併用療法の効果を検討した結果について、第117回日本耳鼻咽喉科学会通常総会・学術講演会(5月18~21日、会長=名古屋市立大学耳鼻咽喉・頭頸部外科教授・村上信五氏)で報告した。

2歳未満の急性鼻副鼻腔炎の改善率が高い

 戸川氏らが対象としたのは、小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版の重症度判定により中等症と判定された生後28日〜5歳未満の急性中耳炎患者141例。AMPC 70mg/kg/日単独で5日間投与された73例と、CAM 15mg/kg/日とAMPCとの併用療法が行われた68例との間で、急性中耳炎に対する臨床効果や、合併症の急性鼻副鼻腔炎改善率について比較・検討した。

 急性中耳炎に対する臨床効果に関しては、スコア判定もしくは主治医判定で有効または著効とされた症例のうち、治癒判定不能を除外した症例で治癒率を検討した。その結果、CAM・AMPC併用療法群(62例)では88.7%と、AMPC単独群(67例)の73.1%に比べて有意に高いことが認められた。

 急性中耳炎に合併した急性鼻副鼻腔炎改善率を見ると、投与5〜7日後ではCAM・AMPC併用療法群(64例)では50.0%と、AMPC単独群(63例)の28.6%に比べて有意に高いこと、さらに2歳未満における急性鼻副鼻腔炎の改善率は投与5〜7日後ではCAM・AMPC併用療法群(29例)では44.8%と、AMPC単独群(32例)の12.5%に比べて有意に高いことが分かった。

 同氏は「小児急性中耳炎に対して、CAM・AMPC併用療法による治癒や急性鼻副鼻腔炎の改善に有効であることが確認された。今回の報告に加えて、さらに検討を重ねた上で、併用療法の有効性を示していきたい」と述べた。

(編集部

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、細菌感染症だと決めてかかった臨床研究です。
私には、ほとんど全ての症例はウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思うんですが。
従って、単独でも併用でも治癒率改善率には差が出ないと思うのですが・・・・・。
5歳未満の中等症以上のウイルス性急性中耳炎が5日間の抗菌薬併用療法で88.7%の治癒率は、不可能です。
信じられません。
起炎微生物を確定して、薬物療法を考えて欲しいです。

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by hanahanak2 | 2016-08-26 19:42 | 急性中耳炎 | Comments(0)