人気ブログランキング | 話題のタグを見る

メニエール病

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

最近、毎週のようにメニエール病を強く疑う患者さんが受診されます。

40歳代の患者さん。
先週、右耳閉感の訴えにて受診されました。

症状、鼓膜所見、オージオグラムから右メニエール病と診断しました。
いつものように、
①イソバイドシロップ
②糖質制限
③自然治癒
の、3大方針を設定しました。
9時血糖値:84mg/dl。
朝食(食欲なし):食パン1/3とコーヒー牛乳

翌々日には、症状消失し、オージオグラムも正常化していました。
10時血糖値:105mg/dl。
朝食(食欲普通):フルーツグラノーラとコーヒー牛乳。
急には「スーパー糖質制限」出来ません。しかし、努力は十分に感じられます。

オージオグラムでは、
メニエール病_a0082724_21175841.jpg


ステロイドは使っておりません。
メニエール病発作にはステロイドは要らないようですよ。

メニエール病には、
自然治癒が非常に期待出来ます。
そして、
座して待つのでなく、糖質制限(低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー)による循環改善と栄養補給を図るのです。

今年の猛暑では熱中症救急搬送数が凄まじいです。
メニエール病_a0082724_2128515.gif

大量糖質摂取の食事が大きく関係していると思います。
糖尿病がなくとも、
朝:パン、昼:麺類、夜:ご飯とおかず では、若年者であっても循環不全に陥ると思います。
食後1~2時間の高血糖、食後数時間後の低血糖は危険と思います。

================================================

「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:93mg/dl。

================================================

by hanahanak2 | 2016-08-07 21:39 | 難聴 | Comments(0)