ウイルス感染症に、何故、抗菌薬。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、

当院では、急性中耳炎・急性副鼻腔炎は繰り上げ100%ウイルス感染症であるという考えで診療しています。
従って、抗菌薬は通常使いません。

医療関係者を対象とした掲示板から。
一言一言、じっくりと読んで下さい。

小児急性中耳炎の治療(鼓膜切開の基準等)
投稿者 : いりょう 2013/06/13疾患 : 耳鼻咽喉科疾患
閲覧数 : 2337

自分の子ども(10か月、保育園児)のことで質問させてください。5月23日に、発熱、耳漏にて耳鼻科受診。鼓膜腫脹高度で発熱もあるのでとのことで鼓膜切開+ワイドシリン内服。内服3日後、発疹出現し薬疹の可能性も否定できず、経過も良好とのことで、3日間でワイドシリン中止。鼻吸引のみの通院を継続し、5/30に一旦通院終了。しかし、6/2より再び発熱、耳漏出現。今回は切開せず、メイアクト内服+鼻吸引で通院継続。高熱、耳漏再燃なく経過も、メイアクトも10日目となるので昨日、現状、今後の治療方針質問すると、膿はまだ貯留しており先週と変化なしとのこと。オゼックス内服へ変更しそれでも改善なければ切開を検討しましょうとの返答。しかし本日また38度4分まで発熱。本日受診時伝えるも、切開はせず、方針に変更はありませんでした。①ガイドラインだけみると、鼓膜切開しなくてよいのか心配になるが、鼓膜切開を検討するタイミング、基準は実際はどうなのか。②鼓膜切開することのデメリットはなにかあるか。③昨夜、親子共に寝てしまい、最後のメイアクト内服をできなかったが、本朝からの発熱は薬が一回ぬけてしまった影響が考えられるか。済みませんが、以上質問させてください。

ガイドラインに頼りすぎると???
投稿者 : 薄利多売医師 2013/06/13疾患 : 耳鼻咽喉科疾患
閲覧数 : 1665

ガイドラインはあくまで一般的な症例についてのものであるので、発熱が遷延するような症例については、あまりガイドラインに頼りすぎると本質を見失ってしまうように思います。
鼓膜切開は正しく行えば、急性中耳炎を薬剤だけで治療することに対して、リスクが高いとはいえないように思います。薬は一回抜けたとしてもあまり関係はないと思われます。〈当然抜けない方がよいでしょうけど〉

私ならば、切開ですね。当院であれば、小児科入院、点滴加療+切開でしょうか?
膿性の貯留液が中耳にあるにも関わらず、内服のみで、切開をしないと耐性菌を増やすだけのように思います。

A3とは? OMNI cycle
投稿者 : うぃろー 2013/06/13疾患 : 耳鼻咽喉科疾患
閲覧数 : 1333
による分類です。外来で重宝しています↓
『かみで耳鼻科
http://www.kamide-clinic.com/info/books01_4.html』

私見ですが、
1、初期のAMPC量が少なくなかったか?
鼓膜切開するのであればAMPC80mg/kg相当、CVA/AMPCが妥当

2、再発熱時のCDTR-PIは倍量であったかどうか?
→難治例であれば早々に倍量投与にした方が無難です

3、TFLXははたして効くのか?
→最近やたらと使用され、耐性菌も増大していますし、どちらかと言うとそこまで難治であれば  
  TBPM-PI(オラペネム)を私なら選択すると思います
  (1,2ができていれば不要な事がほとんどですが)

それでも改善なければすみやかに鼓膜切開をお願いしています。小児科だからかどうか分かりませんが(発熱児は全例鼓膜を診ていますが)、難治例でもAMPC80mg/kg治療がほとんどで、まれにCDTR-PI倍量をしています。TBPM-PIを使用したのは1例だけです(当然当院の耳鼻科と併診しています)。


その後 投稿者 : いりょう 2013/10/15疾患 : 耳鼻咽喉科疾患
閲覧数 : 181

ありがとうございます。7月の最終切開以降、穿孔したままになっている耳に一度中耳炎を起こしましたが、すぐ直り、その後は両耳とも中耳炎を起こしていません。しかし、穿孔も残ったままです。親としては、早期に保育園に通わせたことを含め後悔してしまいますが、今はどうすることもできないので、前向きに考えるしかないと思っています。今後自然に穿孔が閉塞してくれると一番良いのですが、それが無理でも手術で聴力に障害なく閉鎖できると良いなと願うばかりです。


本当は、ウイルス性急性中耳炎の10ヶ月児に対して「これでもか抗菌薬診療」でした。
感染症では、「ウイルス感染症」と「細菌感染症」の判定が重要です。
そして、呼吸器感染症では圧倒的にウイルス感染症が年中流行しています。

ウイルス感染症か否かは、「白血球数とその分類」検査でおおよそ分かります。

ウイルス感染症に大量の抗菌薬を使い続ける日本。
世界の笑いものになっております。
オゼックス・オラペネムは最後の手段です。
次世代に残すべき抗菌薬です。

また、
「経口三世代セフェムへの決別」検索 お願いします。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:102mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-08-04 20:56 | 急性中耳炎 | Comments(3)

Commented by 長野 at 2016-08-04 22:59 x
お世話になっております、
4月に後鼻漏の手術をしていただいた
四国中央市の長野です。
術後、症状はかなり改善していたのですが
7月後半から暑さが厳しくなるにつれ
左側からやや粘りのある鼻汁が喉に
降りるようになりました。
また診察してしただきたいのですが、
手術可能な日にお伺いしたいと考えております。
急で申し訳ないのですが、6日の土曜日は
可能でしょうか?
Commented by hanahanak2 at 2016-08-05 08:07
おはようございます。
明日、6日(土)OKですが、診察して決めさせていただきます。
12時頃にお越し下さい。
糖質制限でお願いします。
Commented at 2016-08-05 12:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。