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毎年、くり返します。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
繰り返しの抗菌薬治療は適切ではありません。

20歳代の患者さん。
毎年、右大量の膿性鼻汁、大量の痰(後鼻漏)、右眉間部痛を発症し、普段も軽症状態が続いています、との事で初診されました。
症状ピーク時には、抗菌薬・鎮痛剤(ロキソニン等)服用していました。
手術は?とも説明受けていたそうです。

毎年、くり返します。_a0082724_1511028.jpg

鼻中隔は、左へ高度突出していますが、左鼻汁は少ないです。
右は、大量膿性鼻汁です
末梢血液白血球数 7,300/μl

以上により、
ウイルス性急性副鼻腔炎であり、
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
選択します。
ロキソニン等の非ステロイド性抗炎症剤は使いません。出来るだけ使いません。

内視鏡下副鼻腔手術の適応とは思いますが、
まずは、ファイバースコープ検査での経過観察を始めます。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:95mg/dl。

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23日の続き。

野出孝一氏「SGLT2阻害薬の方が利益大きい」
大血管障害抑制作用をめぐりディベート
日本糖尿病学会レポート | 2016.06.17 16:10

野出氏 米食品医薬品局(FDA)が新規糖尿病薬に実施を義務付けた、心血管イベントリスクを評価する各試験結果が発表されている。昨年(2015年)、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンを用いたEMPA-REG OUTCOME試験で、プラセボ群に対する複合心血管イベントで初の優越性が示された(関連記事1、2)ことから、同薬による大血管障害抑制に期待が集まった。第59回日本糖尿病学会年次学術集会(5月19~21日、会長=京都大学大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏)のディベート「大血管障害抑制にSGLT2阻害薬と従来治療薬とどちらのベネフィットが大きいか」では、佐賀大学循環器内科教授の野出孝一氏が循環器専門医の立場から登壇。同氏は、 SGLT2阻害薬が有する心血管リスクに対する包括的作用に触れ「SGLT2阻害薬の方が長期的に見て糖尿病患者における大血管障害抑制に期待が持てる」との見方を示した。


エンパグリフロジン(ジャディアンス)薬価 10mg:208.40。25mg:356.00。
高いです。
過剰に摂取した糖質を無理矢理尿に出してしまおうというクスリ。
そんなに巧い具合に出来るはずはないですよ。
過不足ゼロになるはずは無し。
短期間の使用に留める事をお勧めします。

正しい糖質制限の実行で解決いたします。
正しい糖質制限です。

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by hanahanak2 | 2016-06-25 15:52 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)