白血球数 13,600/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
「白血球数とその分類」検査で確認しています。

昨年10月、5歳の右耳痛での純真の患者さん。

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右急性中耳炎は重症です。
副鼻腔炎も、大量膿性鼻汁を認め重症です。

末梢血液白血球数 13,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数  4,200/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   8,500/μl H

決め手は、リンパ球数3千以上であり、顆粒球数1万以下です。

ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断しました。
投薬は、ロイコトリエン受容体拮抗薬とメプチンドライシロップでした。

1週間後、
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右鼓膜の膨隆が改善しているのがお分かりと思います。

しかし、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎はくり返すのが特徴です。
くり返しながら急性中耳炎は治癒に向かっていきます。
急性副鼻腔炎については、厳しい局面が続きますので、より注意深い観察が必要です。
治りにくいからと言って、抗菌薬はNGです。
ウイルス感染症ですから。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:99mg/dl。

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臨床ニュース
PPI連用で血管の老化が加速する可能性【米国心臓学会】
血管内皮細胞による基礎実験
米国学会短信2016年5月27日 (金)配信 消化器疾患循環器疾患投薬に関わる問題

 米国では市販薬としても入手可能な酸分泌抑制薬の1つプロトンポンプ阻害薬(PPI)。広く普及しているだけにベネフィットのみならず、有害事象に関する検討も盛んに行われている。ヒューストンメソジスト研究所のグループはPPIの長期使用により血管内皮細胞の老化が加速する可能性があるとの実験結果を発表した。米国心臓学会(AHA)が機関誌Circulation Researchに掲載された論文概要を5月10日付リリースで紹介している。

 研究グループは、PPIの長期使用と心疾患や腎疾患、認知症の関連を示唆するエビデンスが集積しつつあることから、PPIが血管の細胞にどのように影響するのかを検討したと背景を説明している。

 培養ヒト血管内皮細胞を用いた実験の結果、2種類のPPIが同細胞の生物学的加齢を加速させることを見出したと述べている。また、PPIの長期使用が血管内皮細胞内のリソソームによる酸分泌を阻害する可能性も示唆された。リソソームはプロトンポンプによる酸分泌を介して細胞内に蓄積するタンパク質などの「ゴミ」を分解する作用を持つ。PPIの長期使用がリソソームの酸分泌を阻害することにより、細胞内に蓄積した不要なタンパク質が細胞の老化を加速するのではないかと研究グループは考察している。なお、H2受容体拮抗薬では同様の作用は確認されなかった。

 研究グループは今回の検討について、基礎実験であることや実験に使用したPPIの1つは臨床で使用されていないものであるといった限界があると指摘。臨床研究を含む、より詳しい検討が必要と述べている。

関連リンク
Heartburn drug damages blood vessel cells in lab finding
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リスクを避ける為にはクスリは最小限度にしたいものです。
人間本来の食事を続けることで、クスリは減らす事ができます。

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by hanahanak2 | 2016-06-03 22:07 | 急性中耳炎 | Comments(0)