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白血球数 13,500/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

1歳児の患者さんです。
年末に耳鼻咽喉科受診し急性中耳炎と診断されオゼックス内服、数日で治ったと理解されておるようでした。鼻汁も改善したそうです。
1月末、鼻汁と咳で当院受診しました。
残念ながら、当たり前ですが、中耳炎は再発?増悪?していました。

最近の状態。
白血球数 13,500/μl。_a0082724_21164187.jpg

重症急性中耳炎、でした。
しかし、患者さんは苦悶状なく、表情も普通でした。重症感はありません。
末梢血液白血球数 13,500/μl。
白血球3分類 リンパ球数 6,100/μl H
       単核球数  1,400/μl H
       顆粒球数  6,000/μl


ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎 です。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
メプチンドライシロップ。

気になることがあります。
ヘモグロビン:11.5g/dl
これって、少ないのでは?
食事に問題ありでは?
糖質過剰摂取では?
タンパク・脂肪不足では?
乳幼児と高齢者にしばしば認められる現象ですよ。

全年齢層の人々に糖質制限が必要と思われます。

上記患者さん。
初診時、
末梢血液白血球数 13,000/μl H
リンパ球数 6,000/μl H
ヘモグロビン 12,5g/dl
その1週間後
末梢血液白血球数 11,200/μl H
リンパ球数 6,500/μl H
ヘモグロビン 12,2g/dl
その1週間後、
末梢血液白血球数 12,500/μl H
リンパ球数 7,200/μl H
ヘモグロビン 11,4g/dl

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:100mg/dl。

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朝日新聞デジタル
動物園の食卓革命 バナナ禁止、サル健康に
神田明美 2016年1月10日14時23分

 動物園に「食卓革命」が起きている。伝統的に与えてきたエサは、野生とは栄養が異なるうえ、健康的とは言えない場合もある。果物をやめたり、季節で食材やカロリーを変えたり。今年の干支(えと)サルも「バナナ禁止」にした動物園がある。

 山口県宇部市のときわ動物園。スリランカ原産のトクモンキーは1年前、短い灰色の毛がまだらに見えていた。いまは12頭の多くが明るい茶色の毛をまとう。

 毛並みの変化は、エサの変化と連動している。昨年1月末から、バナナとリンゴの果物をやめ、それまでゼロだったキャベツなどの葉物野菜を大幅に加えた。根菜類は3分の1、その他の野菜は2倍に。大豆などたんぱく質も加えた。すると間もなく明るい茶色が生えそろった。

 エサの効果か確かめるため、10~11月、半分の6頭を以前の果物入りのエサに戻した。すると、2~3週間後から6頭すべてがまだらになった。12月、再び新しいエサにすると、徐々に毛並みがきれいに戻ってきた。

 サルにバナナなどの果物をやめたら肥満がなくなり虫歯も減ったとの英国の動物園の発表を参考にした。以前はやせていた弱いサルも強いサルとの体格差がなくなった。飼育員の川出比香里さん(24)は「果物は好物のため、強いサルが多く食べた。エサでこれほど変わるとは」。

 上野動物園(東京都台東区)は、ニホンザルのエサの量とカロリーを2010年から季節で変えている。夏と冬は少なく、秋が多い。春は小麦と麻の実、秋は生米とヒマワリの種を加える。以前はミカンとトマトを季節で変えるほかは同じだった。

 野生では季節で食べ物の量や内容が変わり、春は出産、夏は子育て、秋は栄養を蓄え、冬を乗り切る、という生理的なサイクルがある。飼育員の青木孝平さん(30)は「飼育下で栄養価が一年中高くなると体形がひと回り大きくなる。出産の回数も増え体に負担になる」。


小麦や米は?ですが、動物本来の食事を考えるに至ったことは、大きなグッドジョブと思います。
健康生活は、
クスリではなく、食事です。
人間も同じです。


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by hanahanak2 | 2016-02-20 21:51 | 急性中耳炎 | Comments(1)

Commented at 2016-02-22 20:00 x
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