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受診理由は、左耳閉感

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

高校生。
1年半前に、下鼻甲介超音波凝固切除を実施。
四六時中続いていた鼻閉が著明改善した患者さん。
今回、風邪で鼻をかんでいた所、左耳閉感を来たし受診されました。

受診理由は、左耳閉感_a0082724_2104224.jpg

①まず、下鼻甲介の観察。右下鼻甲介後端の凝固不足が認められますが、結果OK。
②左中鼻道に大量粘膿性鼻汁。右は中等量。
③左上鼓室に貯留液を確認出来ます。
末梢血液白血球数 10,200/μl H。


よって、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断。
抗菌薬は使いません。

下鼻甲介手術にソノサージという超音波凝固装置を使っているのですが、
ブレードの直径が5mmで、鼻腔内での操作性に問題があると思います。
それと、熱を加える手術ですので、術後 痂皮で鼻閉が続くのが欠点です。

熱を加えない手術も試行してる所です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:118mg/dl。

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薬事日報  無季言
食べ過ぎ・飲み過ぎにご注意を
2015年12月25日 (金)

◆悪玉コレステロールを血中から除去し、肝臓の機能を低下させる酵素「PCSK9」を阻害する抗体が注目されている。現在、高コレステロール血症患者に対する食事療法やスタチン製剤との併用療法で国内申請中だ
◆そのPCSK9を発見したモントリオール臨床医学研究所のナビル・G・セイダー博士が来日し、抗PCSK9抗体の可能性について講演した
◆セイダー氏によると、癌の成長にコレステロールが必要ということから、腫瘍とPCSK9の関係を調べたところ、PSCK9を阻害することで悪性黒色腫の肝臓への転移が少なくなったことが分かったという。コレステロールの低下だけでなく、癌領域でも抗PCSK9抗体が活用できるのではないかとの期待感を示した
◆さて、世間はクリスマスから忘年会、新年会と“飽食”が加速する時期を迎えている。コレステロールの過剰摂取は動脈硬化から派生する様々な疾患のリスクを引き起こす。自身のコレステロールを気にするという意味でも、食べ過ぎ・飲み過ぎには十分注意したい。


執筆者の記載なしですが、
天下太平の記事では?
すごい薬価が付くのでは?
副作用にも注意ですね。
糖質制限をすればコレステロール関係のクスリも不要ですよ

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by hanahanak2 | 2016-01-03 21:29 | 超音波凝固切除 | Comments(0)