マイコプラズマ抗原迅速検査 陽性

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。

「耳痛」にて受診の5歳の患者さん。
2012年10月14日に記事にした患者さん。
3年ぶりでした。

当院受診2日前、近所の医療機関で、マイコプラズマ肺炎と診断されました。
マイコプラズマ抗原迅速検査での診断でした。
胸部レントゲン撮影で、うっすらと陰影があったそうです。
その結果、
投薬、
クラリシッド マクロライド系抗菌薬 マイコプラズマにも耐性化が進んでいます。
ミヤBM 整腸剤
桜皮エキス 咳止め
アスベリン 咳止め
ムコダイン 後発品 痰切り
IPD 抗アレルギー剤
ジルテック 後発品 抗ヒスタミン剤
ツムラ柴朴湯
ツムラ小青竜湯

驚きの、9種類の多量多種投薬でした。

診察しました。
①「中等症」急性中耳炎
末梢血液白血球数 14,900/μl H
白血球3分類  リンパ球数 5,100/μl H
        単核球数  1,400/μl H
        顆粒球数  8,400/μl H

③11時血糖値:95mg/dl。保険請求することは無理です。
糖質摂取の余裕はありません。

実施を推奨する検査は、RSウイルス抗原迅速検査です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎があり、短がらみの咳が続く風邪は、RSウイルスと思いますよ。
当患者さんの2012年10月14日の記事がそれです。
なお、提出した鼻汁からの分離菌は、肺炎球菌でした。
つまり、
肺炎球菌は、常在菌。
RSウイルスは、起炎微生物です。

今回はウイルス検査も鼻汁細菌培養同定検査も行いませんが、
「白血球数とその分類」検査から、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断しました。
従って、選択は
ロイコトリエン受容体拮抗薬
メプチンドライシロップ 気管支拡張剤
2種類です。

マイコプラズマを念頭に置く診療をすると、抗菌薬診療の迷路に入ってしまいます
マイコプラズマには、抗菌薬が効かなくなっております。
そして、マイコプラズマ肺炎であったとしても自然治癒傾向が高いです。
効かない効かないと言うて、結局治っていると思います。

感染症診療の初動、
「白血球数とその分類」検査で、ウイルス感染症か細菌感染症かを判定することです。


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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:93mg/dl。

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by hanahanak2 | 2015-12-29 22:18 | 急性中耳炎 | Comments(0)