急性咽頭炎
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性咽頭炎・扁桃炎。
扁桃組織に白苔(膿)を認めたとしても、それで細菌感染症だと決め付けるのは不正解です。
必ず、「白血球数とその分類」検査で細菌感染症かウイルス感染症かを判定するべきと思います。
20歳代の患者さん。
受診前日からの「咽頭痛・声がれ」のため来院されました。
昨年11月6日に、ウイルス性急性咽頭炎で提示した患者さんです。
今回も、咽頭後壁には大量の白苔を認めました。
末梢血液白血球数 14,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,300/μl
単核球数 800/μl
顆粒球数 11,300/μl H
この数値は、細菌感染症を強く疑います。
抗菌薬、クラビット500mgを選択しました。
診断に間違いなく、クラビットの耐性菌でなかったら、翌日夕方に著明改善が実感出来るのです。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:106mg/dl。
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クスリ中心の糖尿病診療ですね。
血糖を直接上げるのは糖質だけという視点の欠如が、明白です。
糖尿病診療の基本は糖質制限です。
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by hanahanak2 | 2015-11-05 22:14 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)