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関西地方からの患者さん

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
四国徳島からです
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

県外から受診される患者さんの特徴は、改善しない後鼻漏です。
鼻閉に対しては、適切な手術を受けられている場合が多いです。

40歳代の患者さん。
4年前からの後鼻漏で悩んでおりました。
手術以外のありとあらゆる処置投薬を受けておられました。
持参CT画像で上顎洞内の陰影ありなんですが。

初診時の状態、
関西地方からの患者さん_a0082724_21372136.jpg

膜様部の鼻汁に注目です。
CT画像と合わせ考えると、上顎洞の換気不足が後鼻漏の主たる原因と思われます。

今月16日、左内視鏡下副鼻腔手術。
25日、右内視鏡下副鼻腔手術を実施。
日帰り局所麻酔下手術です。
本日右止血タンポンの大部分を抜去した直後の状態です。
関西地方からの患者さん_a0082724_21373331.jpg

左上顎洞、順調に経過しています。
左前頭洞への交通も確保されています。
右はアルゴダーム小糸くくり5連結の3連結を残しています。
ご自分で1コ/日ずつ抜いてもらう事になります。
右急性中耳炎を発症していました。
術後タンポンのが原因と思います。
末梢血液白血球数 11,200/μlですのでウイルス性急性中耳炎です

ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレスを3ヶ月服用して頂き、
3ヶ月後点検の予定です。

鼻汁発生源の病的粘膜が正常化すれば、鼻汁・後鼻漏は改善すると思うのです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:91mg/dl。

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関西地方からの患者さん_a0082724_22135711.jpg

私、段階の世代です。
健康寿命を伸ばす為には、糖質制限は欠かせません。
そういう意味でも、続けているのです。
糖質制限には死角は認められません。
信じて続けて行こうと思うものです。

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by hanahanak2 | 2015-05-26 22:18 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)