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白血球数 6,800/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
「白血球数とその分類」検査で確認できます。

30歳代の患者さん。
1ヶ月前より、鼻汁・後鼻漏・鼻閉が続いていて、頭痛・頬部痛も加わって来たので受診されました。

白血球数 6,800/μl。_a0082724_15411839.jpg

左は上顎洞からの血性膿性鼻汁が大量。
左は上顎洞以外の副鼻腔からも大量膿性鼻汁。

末梢血液白血球数 6,800/μl

鼻汁細菌培養同定検査で、肺炎球菌・インフルエンザ菌等が検出同定されても、
重症・難治性であっても、
「白血球数とその分類」検査で、ウイルス性急性副鼻腔炎と断定される分けです。

耳鼻咽喉科感染症で、抗菌薬を使う患者さんは非常に限られてくると思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:86mg/dl。

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ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」4月30日記事のコメント欄から

ガイドライン外来診療2015年版
『今日の治療指針』と同様に,一般クリニックではよく利用されている『~今日の診療のために~ガイドライン外来診療2015年版』(日経メディカル開発;2015年3月)の p.195-206『糖尿病』の項目を読んでみました.
著者は国立病院 京都医療センターの坂根直樹,岡田浩 両先生で,序文に,糖尿病に関する日本の各種ガイドラインだけでなく,「米国糖尿病学会(ADA)/欧州糖尿病学会(EASD)など欧米のガイドラインとの比較を含め」とあるように,日本の学会一辺倒ではない解説でした.
記事では,糖尿病の『定義・概念』,『診断』に続いて,『管理・治療』で,治療方法の第一に食事療法が解説されていますが,まず患者のライフスタイルに応じた適正カロリー量を把握したうえで,「糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)」に言及しています.
しかし,
【これらの食事療法を実践,継続させるのは必ずしも容易ではない】
の一言で,あっさりと片づけられています.
一方,海外ではどうかといえば,
「米国では体重管理や,低脂肪な食事と健康的な食品の選択に加え,カーボカウントが食事療法に取り入れられている」
「最近,マスコミなどの影響により,日本では糖質制限が流行っている.米国では,すべての糖尿病患者に普遍的な食事計画は存在しないとして,管理栄養士と相談し,個別化するべきだとしている.その中に,従来の低脂肪食に加え,地中海食や糖質制限がある」
などと,どちらかと言えば,日本の食品交換表よりも海外の食事療法の紹介の方に大きくスペースを割いて紹介しています.
糖質制限については,
「糖質制限を行うと,ある程度の減量効果や,HbA1cの改善がみられる」
「しかし,糖質制限で蛋白系の食品が増えすぎることで腎機能の悪化が懸念される」
「また,糖質制限によりケトアシドーシスや無自覚性低血糖を起こす症例もある」
などと,必ずしも糖質制限にポジティブな記述ではありませんが,一方で;
「すでに糖質制限を行っている患者に対しては,糖質制限の程度(白米のみ,主食のみ,糖質を含むすべて,夕食のみ,3食ともなど)を確認する」
「糖質制限により増えすぎているもの(アルコール,間食,主菜など)がないかを確認する」
「主菜については,肉類など動物性脂肪が増えていると,将来の心血管リスクの増加が懸念される. 野菜,魚,大豆製品など健康的な食品を摂取するよう勧める」
などとあり,注目されるのは,
【糖質制限をやめるよう指導する】
という記述がないことです. つまり,「糖質制限を行うのであれば」という前提条件は認めたうえでその注意事項を述べているわけで,このことはすでに一般外来診療の現場では,食品交換表がなんら現実的な解決にはならず,糖質制限が無視できない存在になっていることを追認せざるをえない状況であることを反映しているのでしょう.
著者の坂根先生は日本糖尿病学会近畿支部の評議員でもあり,また一つ外堀が埋まったかな,という印象を持ちました.
2015/05/01(Fri) 13:26 | URL | しらねのぞるば | 【編集】


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by hanahanak2 | 2015-05-02 16:34 | 急性副鼻腔炎 | Comments(8)

Commented at 2015-05-03 10:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hanahanak2 at 2015-05-03 12:45
5月14日、18日19日20日23日、可能です。
鼻腔:副鼻腔手術は安全の為2~3回の分割手術にしております。
5月なら、第3週目、遅くても第4週目前半から始めたい所です。
当日は午前中に来院いただいて診察して手術の適否を決めます。やるとなると当地で一泊し、翌日夕刻帰宅になります。
最近又は以前のCT画像コピーと健診項目程度の血液検査結果をお持ち下さい。
限度額適用認定証もよろしく。
Commented at 2015-05-03 20:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hanahanak2 at 2015-05-03 22:57
14日(木)予定します。
普通、約1週間後に次の手術をします。
Commented at 2015-05-04 21:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-04 22:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-05-06 17:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hanahanak2 at 2015-05-06 21:25
何とかなると思います。