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術後タンポンは、アルゴダーム糸くくり。

四国徳島からです
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

改善しない鼻腔・副鼻腔疾患に対しては手術を提案しています。
生涯、鼻閉・鼻汁を気にしながらの生活は避けて欲しいからです。

60歳代の患者さん。
鼻汁が増加すると、両側の滲出性中耳炎を来すパターンを繰り返しています。

3月の状態。
術後タンポンは、アルゴダーム糸くくり。_a0082724_20543884.jpg

左鈎状突起の肥大が目立ちます。
右大量膿性鼻汁を認めます。上顎洞からです。
CT画像では、左蝶形洞と右上顎洞に濃い陰影を認めました。
左内視鏡下副鼻腔手術→鼻中隔矯正術→右内視鏡下副鼻腔手術を予定しました。
局所麻酔下日帰り手術になります。

昨日、左手術。
CT画像の通り、左蝶形洞はポリープで埋まっていました。
マイクロデブリッダーで嗅裂側から何とか仕上げました。
術後タンポンは、アルゴダーム糸くくり(小片)で中鼻道を充填しました。

翌日、タンポンを抜去しました。
術後タンポンは、アルゴダーム糸くくり。_a0082724_20551788.jpg

1本残しました。
中鼻甲介の癒着防止対策です。
1週間後、鼻腔に出ている糸を引っ張り抜去します。

次週は、鼻中隔矯正術です。
右鼻腔の手術野を広くする為です。

一歩一歩と、やっていけば、結果は付いて来るはずです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:90mg/dl。

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術後タンポンは、アルゴダーム糸くくり。_a0082724_21211612.jpg

カルテの共有が可能になれば、「クスリ見せて持って来て」「血液検査のデータ見せて持って来て」と言うことはなくなり効率が良くなります。
検査投薬の重複も少なくなるとは思います。

しかし、悲しいです。
何で、6カ所もの医療機関に通うようになったのか。
糖質制限的にながめると、かなりの確率で防げる疾患ばかりですよ。
全ての始まりは、血糖を上げる食事を長年にわたり続けてきたからですよ。
食後高血糖は当然という悪しき習慣を廃棄すべきです。

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by hanahanak2 | 2015-04-02 21:34 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)