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羽田からの患者さん。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

治らない改善しない鼻腔・副鼻腔症状には、手術を提案しています。
生涯、調子悪い調子悪いで良い分けないですよね。

20歳代の患者さん。
4年前、全身麻酔下に鼻中隔矯正術と下鼻甲介切除術を受けております。
当ブログで、情報のやり取りをして受診の運びとなりました。
症状は、
①交代性鼻閉。右>左
②後鼻漏。右>左

羽田からの患者さん。_a0082724_21204962.jpg

①鼻中隔前部の粘膜下肥大が、まず目立ちます。
②中鼻甲介肥大も中等度認めます。後半でより高度です。
③右下鼻甲介後半部の肥大も中等度です。

そんな状態把握で、超音波凝固切除術をそれぞれの部位で実施しました。
局所麻酔下内視鏡下でやりました。
羽田からの患者さん。_a0082724_21205933.jpg

手術直後の状態です。
癒着を来さないように、凝固部の対側にブレードが接触しないように細心の注意を払いながら行いました。

これで、3ヶ月~6ヶ月間の経過観察になります。
症状により、
修正手術か
内視鏡下副鼻腔手術かを考えることになります。

当患者さんで分かるように、鼻腔・副鼻腔手術では、1回で全て解決する事は困難と思います。
修正しながら完成を目指しましょう。

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m3臨床ニュース

全糖尿病患者にスタチン推奨【米国糖尿病学会
LDL値よりもリスク特性に基づく投与量決定を
2015年1月13日 米国学会短信 カテゴリ: 循環器疾患・内分泌・代謝疾患・投薬に関わる問題

 米国糖尿病学会(ADA)は12月23日、糖尿病患者に対する拡張期血圧目標値の緩和と全糖尿患者への中用量または高用量のスタチン投与を推奨する最新の糖尿病診療基準の内容を紹介した。米国心臓病学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)が2013年に制定した心血管リスク管理ガイドラインを反映したもので、Diabetes Care誌1月号の特別付録に掲載している。
 新基準では、全ての糖尿病患者に対するスタチン投与を呼びかけている。40歳未満または40-75歳で心疾患リスク要因のない糖尿病患者には中用量、40-75歳で心血管疾患リスク要因のある糖尿病患者または心血管疾患のある糖尿病患者には年齢を問わず高用量のスタチン投与を推奨。ADA専門診療委員会委員長のRichard W. Grant氏は、「大きな変更は、患者のLDL値ではなくリスク特性に基づいて中用量または高用量でのスタチン投与開始を勧めている点」と説明している。
 一方、新基準では、(1)拡張期血圧の目標値を80mmHgから90mmHgへの緩和、(2)90分以上座り続けない、(3)週2回以上筋力トレーニング(医師から制限の指示がある場合は除く)――を推奨している。


糖質制限を認めている、米国糖尿病学会。
その米国糖尿病学会が、スタチン製剤の糖尿病患者さんへの無差別投与!!!
クスリを使わない糖質制限を認める姿勢ではありますが、実状は無視のようです。

患者さん自身で防衛しないと、クスリから逃れられないのです。

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by hanahanak2 | 2015-01-30 21:57 | 超音波凝固切除 | Comments(0)