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白血球数10,200/μl

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けて
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。

5歳の患者さん。
受診理由は、左耳痛でした。

白血球数10,200/μl_a0082724_2242953.jpg


「小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年度版」を参照すると、
「中等症」です。
診断時点で抗菌薬投与開始です。

ウイルス感染症か細菌感染症かの判別をするべきです。
そういう考えで、「白血球数とその分類」検査を勧めているのです。

末梢血液白血球数 10,200/μl H
白血球3分類 リンパ球数 3,000/μl
       単核球数   900/μl H
       顆粒球数  6,300/μl

顆粒球数1万以下は、ウイルス感染症です。
末梢血液白血球数1.3万以下はウイルス感染症です。

ですから、抗菌薬は使いません。

選択は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス
メプチン
です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:111mg/dl。

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昨日の、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」から。

ケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)はエネルギー源としてとても便利なだけではなく
人体の機能が正常に働くために、大変重要な役割を果たしていることは明白です。
すなわちケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)がなければ、そもそも人体の細胞は、まともに機能できないということです。


学会からの情報が正しいか?
在野の先生方の集めた情報が正しいのか?
現在の私にも分かるようになってきました。

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by hanahanak2 | 2014-12-15 23:04 | 急性中耳炎 | Comments(0)