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術後半年、点検に来県

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

鼻腔・副鼻腔手術では、どうしても修正手術を要する場合が多いです。
そんな隣県からの患者さん。
6月22日に書き込みした患者さん。
術後の自覚症状は、快適、やや右鼻閉との事で、修正手術をするかも知れないという体制で来院して頂きました。

今月、
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右下鼻甲介と鼻中隔の癒着が広範囲に。
1回でも来徳回数を減らそうと狭い右鼻腔にも関わらず内視鏡下副鼻腔手術を強行したのが原因と思われます。
主要病変部位の上顎洞からの鼻汁が、ほぼ停止していました。

当日午後、癒着解除と鼻中隔矯正術を実施しました。
術後半年、点検に来県_a0082724_2223820.jpg

翌日タンポン抜去しましたが、そのままでは再癒着は必ず起こります。
それで、創傷被覆材アルゴダームシート(5㎝×5㎝)1/2枚を留置しました。
アルゴダームは、この場所では溶けないと思いますので、約2週間後までに自然排出なければ近医にて除去していただくことになります。

機会があれば、半年後あたりで、点検したいところです。
快調でしたら、それでOKですが。

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鎮痛剤、抗うつ薬、抗不安薬、抗けいれん剤。
これらを服用している患者さんも、当院外来にたくさんおいでになります。
断薬する為には、生活習慣の改善、特に糖質制限を勧めています。
クスリで、簡単に解決出来ない場合には、糖質制限です。

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by hanahanak2 | 2014-12-14 22:46 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)