白血球数:14,000/μl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬を使っても使わなくても、それなりに改善傾向を示し、再発を繰り返します。
呼吸器ウイルス感染症の特徴です。

5歳の患者さん。
右耳痛での受診です。

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「小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年度版」を参照すると「重症」です。
鼓膜切開+高用量アモキシシリンかクラバモックスかメイアクト高用量投与を推奨しています。
また、「急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年度版」を参照すると「重症」です。
しかし、「白血球数とその分類」検査をすると、
末梢血液白血球数 14,000/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,800/μl
       単核球数  2,000/μl H
       顆粒球数  9,200/μl H

重症度がどうであれ、ウイルス感染症には抗菌薬は不要ですよ。
よって、投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス
メプチン。

1週間後、
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その1週間後、
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その2週間後、
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治癒状態へ到達しました。

感染症診療には、ウイルス感染か細菌感染かの見極めが重要と思います。
安易な抗菌薬診療は、耐性菌の増加に拍車を掛け、私達を襲って来るのです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:94mg/dl。

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12月7日ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」から。
現在最も知りたい事です。

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、たんぱく質制限の必要なしと明示されています。
従いまして、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、糖質制限食OKです。
また、米国糖尿病学会(ADA)は
Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版
において、糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定しました。
根拠はランク(A)ですので、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解です。
今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、個別に対応することとなります。



個別対応の結果がどうなのかを知りたいのです。

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by hanahanak2 | 2014-12-11 19:04 | 急性中耳炎 | Comments(0)