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糖質制限

四国徳島からです。

当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

糖質制限を日常診療に取り入れると、何か良い方向に向かうのです。
そんな30歳代の患者さん。

訴えは、①受診日からの左耳痛。②1週間前からの左難聴・耳閉感 。
糖質制限_a0082724_2110467.jpg

①左外耳道の腫れ、軽度。外耳炎です。何時ものパルデスのみ塗布しました。鼓膜には著変なし。
②右鼓膜に髪の毛1本。除去しました。
③鼻中隔は右へ弯曲、軽度。問題にしません。

右聴力損失(4分法):22.5dB 
左聴力損失(4分法):36.25dB
急性感音難聴です。メニエール病・突発性難聴とかの病名にはこだわらなくなりました。その他の検査。
BMI:30.4。肥満デス。
血圧:89/64mmHg。
血糖値9時半:110mg/dl。絶食での来院でした。高いよ。
HbA1c:6.1%。予備軍だよ。

治療方針
①自然治癒に期待。
②糖質制限の即時決行を指示。
③イソバイドシロップ。ステロイドは使いません。血糖の制御が効かなくなるので。

3日後、
右:16.25dBに、
左:17.5dBに、著明改善していました。
糖質制限_a0082724_21104249.jpg

聞いてみました。「何食べたん」
「チーズ、野菜サラダ、コンソメスープ」
「怖がらずに、しっかり蛋白・脂肪を摂って下さい」

続きは次回に。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:93mg/dl。

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昨日の「ドクター江部の糖尿病徒然日記」からのコピーです。

糖尿病妊娠、糖質制限食でインスリンフリー、元気な赤ちゃん出産。
2014年09月30日 (火)

【14/09/28 高橋です。
はじめまして。
江部先生、初めまして。
糖質制限出産で検索し、こちらのブログへたどり着きました。
私は37歳の主婦で、昨年待望の第一子を出産出来ました。
実はその前に、4度も稽留流産をしており、もう子供は産めないのではないかと思っていました。
私は10年前に糖尿病になり、インスリンを打っていました。
一日30単位打っており、妊娠が分かってからも毎日30打っていました。
それで、いつも自然妊娠はするのですが、胎児が育たないのです。
心拍を確認する前に、稽留流産でした。
不育症検査をしても、原因が分からず。
そして、4度目の流産確定の時に、もしかしてインスリンを打っているからじゃないか?と、ふと思ったのです。
それで色々ネットで検索して、糖質制限を妊婦に勧めている産婦人科医や、江部先生の事も知り、その日からインスリンをスッパリ止めて、糖質制限を開始。
4回目の稽留流産の後処置手術を受けた7ヵ月後にまた妊娠し、その時は糖質制限をして3ヶ月、インスリンを止めて3ヶ月たっていました。
妊娠中もずっと糖質制限を続け、私昨年の10月下旬に、健康な子供を出産したんです!!胎児も2800gで、普通に分娩しました。
子供も異常なし、2800gだったので出産時も楽でした。
本当に糖質制限と、インスリン注射に止める事に気づけて、奇跡のタイミングだったと思います。
今振り返ると、一日30単位は打ちすぎていたと思うのですが、大学病院の医師は何も言わなかったし、しっかり注射を打って血糖コントロールしましょうって言ってたんですよね。
私は、糖尿病妊婦に、絶対糖質制限してと伝えたいです。
インスリン注射は、なるべく控えた方がいい。
特に妊娠初期は絶対に、止めたほうがいいと経験上断言します。
江部先生、おかげさまで5度目の正直で子供を産む事が出来ました。
感謝しております。

今実は第二子妊娠中で、3ヶ月です。
もちろん、糖質制限続けていますよ!^^
インスリンも無しです!

感謝です。】


医療側も、糖質制限は知らないでは済まされない時代になって来ました。
クスリを使うのが医療ではありません。
クスリを使わない医療が本当です。

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by hanahanak2 | 2014-10-01 21:19 | 難聴 | Comments(0)