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急性喉頭蓋炎も

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

感染症診療では、「白血球数とその分類」検査で抗菌薬使用可否判断が出来ると思います。

30歳代の患者さん。
1週間前より37℃~38℃の発熱が続き、咽頭痛も続いているとの事で受診されました。

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咽頭後壁(咽頭扁桃)、咽頭側索、舌根扁桃、喉頭蓋、披裂軟骨隆起、口蓋扁桃の
軽度~中等度の腫脹を認めました。白苔は無し

末梢血液白血球数 12,100/μl。
白血球3分類 リンパ球数 2,700/μl
       顆粒球数  8,200/μl H


かなりな疼痛症状は理解出来ますが、明瞭に、ウイルス性急性咽頭喉頭炎との診断ですので、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス、
のみの投薬になりました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:95mg/dl。

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急性喉頭蓋炎も_a0082724_21475914.jpg

40年以上の糖尿病治療を受けておられる患者さんの食事と血糖値です。
糖尿病合併症もしっかり経験されております。
何の疑問もなく摂る、血糖値を上げる食餌では、ランタス、エクア、グリミクロン、メトグルコの投薬で到底、血糖値のコントロールは不可能と思います。
コントロール不良は患者さんも分かっておりますが、クスリに頼り切っている悲しい現実を見せつけられました。
糖質制限を懸命に説明しましたが、「出来ない」「出来ない」でした。
非常に残念です。

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by hanahanak2 | 2014-09-29 22:01 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)