急性中耳炎
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
これを基本に、もしも細菌感染であったなら抗菌薬を使用せざるを得ないかなと思い、
「白血球数とその分類」検査で確かめているのです。
左耳痛での来院の小学生。
左鼓膜は中等度膨隆。
右鼓膜は中等度内陥。鼓室内貯留液を認めます。
繰り返す急性中耳炎を念頭に置いて経過観察する必要があります。
末梢血液白血球数 15,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数 3,000/μl
単核球数 800/μl
顆粒球数 11,300/μl H。
上記の判定基準では、細菌感染症ですが、時々経験するウイルス感染症の初期に見られる感染症パターンと推測、翌日再検査しました。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス。
翌日の鼓膜の状態。
痛がっていた左鼓膜の膨隆は軽度軽減していました。
末梢血液白血球数 10,000/μl
白血球3分類 リンパ球数 3,900/μl H
単核球数 1,000/μl H
顆粒球数 5,100/μl
これは、ウイルス感染症パターンと断言出来る数値になりました。
今後は、すんなり治るのか、まだ繰り返すのか、そこがポイントです。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:100mg/dl。
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日本医師会発行小冊子「和食のちから」裏表紙です。
利益相反の疑惑を感じます。
1日の炭水化物摂取量は291gです。
この上に必ず間食夜食飲料水を摂りますよ。
生活習慣病を作る献立と思います。
生活習慣病の予防・脱出には、糖質制限が必要です。
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by hanahanak2 | 2014-09-10 21:40 | 微妙な判定 | Comments(0)